2021/05/16 20:21

みなさま、GWはいかがお過ごしでしたか?今年は天候に恵まれたこともあり、山の地域もお茶摘みが少し早く始まりました。新緑の季節、鮮やかな緑色の茶畑がとても綺麗な時期でもあります。

今日はオクシズベースの内容の一つ、「商品開発と物販について」ご紹介させていただきます。


何かの本で以前、こんな言葉を目にしました。

「誰と、どんな食事をするかを大切にしたい」

当たり前のように日々を過ごしているのか大事なことだけど考えたことなかったなと。

自分に当てはめると

「家族や仲間とオクシズで、地元の恵みを愉しみながら食す」

になります。

オクシズと言われる静岡市の奥にある中山間地に移住して3年目、様々な生活の変化や新しい発見や体験もありました。


その中でも「食」を通して季節を感じることが出来るのが、大きな喜びだと実感しています。

食べたいものがあれば自分で作るか山に収穫に行く、ある意味これがホントのオクシズベース。お米を作り、野菜を栽培し、魚を釣り、お茶を育てる。

自給自足できる?なんて錯覚すらしてしまいます。

畑を耕し、鳥獣対策で電柵を張る、ビニールハウスや作業小屋が必要なら仲間で建てる。

地元の先輩達は何でも出来るんですよね、尊敬しかないです。

自分からしたら全てが新鮮に見えました、でも地元で生まれ育った方々にはそれが普通の暮らしです。そんな地域で育てられた作物は、ひと味違うように感じます。


スーパーで売っている野菜達と見た目は変わりませんがその土地、育った環境、育てた人によって味が変わると感じています。ここでしか体験できない味があると思います。

春は、ご近所さんから何度も竹の子をいただきます。

よく出回っている竹の子は孟宗竹という種類。スーパーなどでも売っていますよね。

ここからが山暮らしの醍醐味なのですが、孟宗竹が取れなくなってくると、破竹という種類の竹が顔を見せます。

これが、また旨い!!!

細い竹の子なのですが皮ごと七輪で丸焼きにして、焼けてきたら割りばしで節に穴を開けて醤油を垂らしてもう少し焼いたら皮を剥いてアツアツを頬張る。

サイコーです!

また来年のお楽しみ。


これからの季節は、梅の実が大きくなり色づく頃に収穫し、梅干しを仕込みます。

自宅用に1年分は必ず家庭にあります。昨年のも、その前のも、数年物もあったりします。

オクシズではそんな日常は当たり前。

ヘタを取りながら今年の梅の出来はどうだったとか昨年のものは美味しかった、とか言いながらの梅仕事。

買えばすむ話なんですが、手間をかけた分だけ美味しさが倍増しますよね。

お魚も海で仕入れて、みりん干しにすることも。


そんな「オクシズのおいしさ」を多くの方々にも味わっていただきたいと思っています。

でも・・・。

オクシズってどこ? どれくらい時間かかるの? 行くまでの道って狭いんでしょ?

地元の食材ってどこで売ってるの? どんなものがあるの? どこで体験できるの?


静岡市内の方々でも同じように感じられていると思います。

発信されていないのか、

情報が伝わっていないのか。


はい。


ということで、作ります。

「オクシズベース」


この拠点から

伝えたいことは1つ。


「オクシズの恵みで作られた商品を、オクシズで食す、楽しみ。」


山の恵みを購入して食べるだけでは無く、

どんな所でどんな人がどんな想いで作られたものなのか、

どんな苦労があるのか等々を知っていただき、考え、感じながら

オクシズで食べていただけるような商品開発をしていきたいと考えています。


前述した梅仕事なども、将来的には御案内できればと思います。


オクシズには、1年を通してアウトドアを楽しみに訪れる方々も多く

キャンプ・ハイキング・サイクリング等々を満喫されています。


そんな中でも人気なのは河川敷でのバーベキュー。

家族や仲間とワイワイというのもコロナ禍では難しくなっていますが

最近では、ソロキャンプを楽しんでいる方も増えています。

愉しみ方は、工夫次第ですね。

アウトドアって準備の段階からワクワクしますよね。

メンバーは?場所は?何を食べる?何して遊ぶ?

普段とは違う「特別なコト」をしたいですよね。

そんな方々に、オクシズでの体験を、更に豊かに特別な日に変えるサポートが

できるのが「オクシズベース」です。


中山間地には、大きな農場は存在しませんが

地元の方々が育てた作物や天然の山の食材があります。

時には、山道を四駆の軽トラで駆け上り、山菜を採りに行くこともあります。


オクシズで収穫される野菜や果物は、もちろんですがそれを素材とした加工品も販売を予定しています。

拠点の裏にも畑があり、こちらでも野菜の栽培をスタートさせる予定です。

オクシズファームとでも命名しましょうか。



素材だけでは無く

もっと美味しく「食」を愉しんでもらいたいなと思い、オリジナルの調味料の開発にも取り組み始めています。


特産品のお茶や椎茸、ショウガや唐辛子、山椒などそれに静岡の海の恵みもプラスして…

なんて考えながら試作を繰り返しております。


スパイス・焼肉のタレ・ポン酢…。さて、どんな調味料が出来るのでしょうか。


そんなオリジナル調味料には、どんな素材が使われ・どんな人がかかわり、どんな想いから出来ているのかを伝えられるモノにしたいと考えています。



皆さんにも

大好きな人とオクシズで、山の恵みを味わえる体験をお届けできるような拠点

「オクシズベース」にしていきますので楽しみにお待ちください。