京都市東山区のお寺・圓光寺にある茶室「任有」の席、改修工事が終了いたしました。皆様のご支援により無事、改修工事を進めることができました。誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。
クラウドファンディング終了まで残りわずかになりました。今回アップした写真は、工事が始まった3月ごろに撮影した茶室の様子です。壁は、ひどく老朽化しており床も今にも抜け落ちるようであり、歴史の経過を感じさせる姿でありました。そのため、基礎部分からの大幅な改修工事となりました。歴史的に価値のある部分は、傷がつかないように保護していただきながら、工事を進めていただきました。壁の修理や内装の修理について、それぞれ専門の方たちに支えていただくことによって再建することが出来ました。当時の姿を残しながら、「茶室」として利用できるように改修工事を進めていただきました。現在は、内装部分の修理作業の段階で、完成までもうしばらくであります。工事に関わっていただいた皆様と共に、今回のプロジェクトに関心をお寄せいただきました皆様に感謝申し上げます。新しく姿を変えた「裏千家11代玄々斎精中ゆかりの茶室」である「任有」の姿をご覧いただける日を楽しみにお待ちいただければと思います。
皆様のご支援、ご協力によりプロジェクトが成功いたしました。23人の方のご支援により目標金額である30万円に達成し改めて感謝申し上げます。30万円に達成しましたが、プロジェクトの終了までご支援頂きました金額につきましては、「炉」の改修費用ほか、茶室本体・内装工事などの費用部分に充てさせていただきます。プロジェクト終了までご支援・ご協力お願い申し上げます。
ゴールデンウィーク期間中に、リターン品のひとつであるCDの封詰め作業をしておりました。CDのタイトルにもした茶室につけられた名前は、「任有」であります。「任有」とは、自分に任された「つとめ」があるという意味が込められています。「任有」と名前がつけられた茶室が、東山区圓光寺に現在、残っているということは、地域にとって誇れることであると思います。辻ミチ子先生は、講演のなかで、「村人たちの篤い心に、はぐくまれ圓光寺が守られてきており、村人にとっても心の支えであった」というお話をされていました。ご関心をお持ちいただいた皆様、ご支援いただきました皆様に支えられ、地域の文化財をこれからも守り残して活用できることに感謝申し上げます。