はじめに・ご挨拶
はじめまして、長谷川愛です。長い間タイでフィールドワーク(長期の海外体験学習)に参加する日本の大学生たちのお世話をしていました。いまは帰国して大阪で多文化共生教育に携わっています。
このプロジェクトで実現したいこと
『大学生のための海外フィールドワーク ―プログラム・コーディネーターの手引き― 』という本を自費出版するための出版費用を募るプロジェクトです。
・A5判 288ページ(予定)
・定価 2,200円+税
プロジェクトをやろうと思った理由
京都精華大学で企画された海外フィールドワークプログラムは、タイで14年間実施されました。毎年、たくさんの現地の方々にご協力頂き、学生たちは半年間も異文化の中で体験を通して深く学んで帰国し、現在は卒業してそれぞれの道を歩んでいます。タイでの学びは学生たちの人生を揺さぶるほどの影響をあたえ、その学習の成果は市民性を育むとてもユニークなものでした。
プログラムの様子をご覧になった多くの大学関係者より、同様のプログラムを勤務校で実施したいのでノウハウを教えてほしいとのご相談を受けることが度々ありました。そこで、タイで学んだ卒業生を追跡調査し、人生にどのような影響をもたらしたのか、またそんな深い学びを生む教育プログラム/授業カリキュラムのつくりかた・ノウハウを、ひろく関心ある方々にお伝えする必要を感じて、このたび一冊の本にまとめて出版することにしました。
これまでの活動
タイで学生たちは、チェンマイ大学で講義を受けつつ、農村や山岳民族の村、メコン川をゆくラオスへの船旅、泰緬鉄道への旅からタイの文化や社会について理解を深め、そして日本と自分自身とのつながりを学びました。また、各自の個人研究としてNGOボランティア、有機農業、象使いの訓練、ムエタイ、お寺に出家など実に多彩でユニークな体験を通して深く探究する力を育みました。
そんな学生たちの学びを「視える化」して出版するために、このたび18万字におよぶ原稿を完成させ、大阪梅田にある清風堂書店の編集者さんとすでに初校チェックなど進めています。本に活用する資料や当時の貴重な写真は、卒業生たちのご協力でいまどんどん集まってきています。
リターン商品についても、当時学生たちがお世話になったタイのストリートチルドレンを支援するNGOのスタッフさんたちに、この企画の主旨をお話しご協力を仰ぎました。このクラウドファンディングが本の出版にとどまらず、いまコロナ禍で生きるのも精一杯の子ども・若者たちのサポートに少しでもなれればと願い、計画を進めてきました。
資金の使い道
集めた資金は、以下の項目のために大切に使わせていただきます。
・書籍500部の出版費用
・リターン商品(クラフト)の購入費用
・リターン商品の発送料
・クラウドファンディング手数料やご報告にかかる諸経費
リターンについて
① 書籍
『大学生のための海外フィールドワーク ―プログラム・コーディネーターの手引き―』(定価2,200円+税)
当プロジェクト企画者の長谷川が筆者です。
※清風堂書店よりリターン品として販売許可取得済み。
●本書の目次
●本書の特色
②クラフト
タイのストリートチルドレンが作ったかわいらしいクラフトです!財団経由で子ども・若者の生活費用に当てられます。
※スマートフォンの場合、画面一番下までスクロールするとリターン品の詳細をご覧いただけます。
☆説明します☆彡
北タイ・チェンマイ県とチェンラーイ県で暮らす主にアカ族の子ども・若者たちが職業訓練の一環としてつくったクラフトです。現地NGO「アーサー・パッタナー・デック財団」と「バーン・クルーナム財団」で自立支援をうける子ども・若者たちは、多くが無国籍。もともとミャンマーの村に住んでいましたが、貧困や暴力から逃れるためタイ側に物乞いをしながら移住してきました。
財団での支援から卒業して自立しようとがんばっていた子ども・若者たちがいま、コロナ禍で食べるものも住むところも失いかけ、またホームレスに陥りそうになっています。さらに追い打ちをかけるように、祖国ミャンマーではクーデターが起こり、抗議デモでは負傷者も増えてきています。子ども・若者たちは行き場のない状況です。
私もコロナ禍で出版費用の捻出がむずかしいのですが、自分の出版だけに終わらせず、このクラウドファンディング「CAMPFIRE」を通じて、私も学生たちもたくさんの貴重な学びをもらった子ども・若者たちに微力ながらなにかお返しできるのでは…。これはまさに「三方良し‼」と思いたち、クラフトをリターン商品にさせていただきました。流通も困難な状況下ですが、長年子ども・若者たちを支援しておられる方々にご協力いただき、クラフト品を現地から買い取りました!
実施スケジュール
・2月:【本】初校チェック、資料と写真選び、出版社に原稿返却(済み)
・3月:【本】2校チェック、カバーデザイン作成
【CAMPFIRE】企画書作成・審査、支援者へのご連絡、リターン商品の準備
・4月:【本】3校チェック、印刷
【CAMPFIRE】公開・実施
・5月:書籍完成予定
・6月:出版社への支払い、リターン商品発送とご報告
最後に
コロナ禍で人とのつながりを大切に感じる今、海外での体験学習「フィールドワーク」の価値を改めて感じます。特に大学生はキャンパスでの対面授業も友達との楽しいキャンパスライフも失われていた1年間でした。海外に留学する予定だった学生もキャンセルを余儀なくされました。
「フィールドワーク」は異文化に身をおき、現地の人とのつながりのなかで体験を通して社会や文化を学ぶ手法です。ウィズ/アフター・コロナ時代に、プログラムや授業カリキュラムづくりに携わる方々や大学生にとって、これまでの私の実践事例がヒントになれれば幸いです。書籍出版の具現化を応援しながら、タイ-ミャンマーのはざまで懸命に生きる子ども・若者たちへのサポートにもなりたい‼ そんなみなさまからのお力添えをどうかよろしくお願いいたします。
なお、タイへ送るクラフト合計金額は私より個々にリターン商品発送とあわせて、また私個人のFacebook、そしてこちらCAMPFIREのプロジェクトページでも、ご報告させていただきます。
★以下、関連団体のホームページ等もご参照ください。
●「ドーデック・ギャラリー」(チェンマイ県)※日本語フェイスブック
下記2財団の子ども・若者(財団を卒業した元ストリートチルドレンを含む)が作るクラフトの販売店。
https://www.facebook.com/dordekgallery/?ref=page_internal
●「アーサー・パッタナー・デック財団」(チェンマイ県)
●「バーン・クルーナム財団」(チェンラーイ県)※タイ語フェイスブック
こちらはアーサー・パッタナー・デック財団の姉妹グループです。
https://m.facebook.com/pages/category/Local-Service/มูลนิธิบ้านครูน้ำ-111927994007367/
<All-in方式の場合>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る日本自費出版文化賞に応募しました!
2022/07/17 23:44みなさん、ご無沙汰しております。長谷川愛です。急に猛暑になってますが、お元気でしょうか?出版から1年が経ちました。おかげさまで、全国の大学や公設図書館に置いて頂いて、嬉しく思います。また有難いことに、まだ本をお求めの方もおられるようで。今後もAmazonで引き続き購入が可能です。よろしくお願いいたします。 Amazonでも買えますさて、春に清風堂書店さんよりお勧めいただき、日本自費出版文化賞に応募しました。2次審査の結果が今月中に分かるようです。どうなるでしょうか……。分かり次第、またこの場でお知らせさせて頂きますね。どじょうすくいのゴリちゃんそれではみなさま、熱中症などご自愛ください。(^^)/よい夏休みを~~、近況報告でした! もっと見る
【最終回(?)】感謝のお礼、ご報告、情報シェアなど
2021/08/05 19:24みなさま、こんにちは。東京オリンピック真っただ中、暑い日が続きますが、お元気でしょうか。大泉緑地公園の夜のゴリちゃんお送りした書籍はもう読了されましたでしょうか? リターンのクラフトはお気に召されましたでしょうか?今回は(一応)最終回ということで、以下、諸々ご報告させていただきます。1)清風堂書店への清算無事に書籍の制作費用をお支払いできました。みなさまからのご支援のおかげです。クラウドファンディングに挑戦しなければ、約100万円という大金を、このコロナ禍に切腹状態で一人血を流し続けていたことでしょう。本当にみなさまに助けられました。改めまして、ありがとうございました。2)タイの子ども・若者たちへの寄付クラウドファンディングのリターン品として皆様にお送りしたクラフトを通じた支援金は合計72,550円に達しました。 私も京都精華大学の卒業生たちもお世話になったNGO「アーサー・パッタナー・デック財団」が運営する「ドーデック・ギャラリー」の口座へ、全額送金いたしました。コロナ禍で仕事を失っている元ストリートチルドレンの職業訓練支援金として、クラフトを制作した若者たちへ配当されます。タイへの支援にもご賛同・ご協力くださりまして、本当にありがとうございました。なお、今回のクラフトのデザイン開発や制作指導には、現地NGOのスタッフを長年されておられる京都精華大学卒業生の出羽明子さんに大変なご尽力を頂きました。出羽さんがドーデック・ギャラリーの運営にずっと現地で携わっておられるおかげで、私も安心して皆さんから頂いたクラフト代=支援金を現地に直接お届けすることができました。さらに、子ども・若者たちの自立を里親という形で日本からこれまた長年応援し続けておられる山岸美穂さんと、彼らのクラフト作品の展示活動を続けてくれている小池芽英子(大学の同級生)には、影武者のように今回のプロジェクトを支えていただき、タイにいる出羽さんと連携してクラフトの取り寄せ作業をしていただいたりと、終始導いて頂きました。この場をお借りして、3名の方と、クラフト制作者のAちゃんたちに、心より御礼申し上げます。3)本の広報について今後は皆様にご協力頂き制作した本を、フィールドワークでお世話になったタイにおられる方々へも届ける予定です。また、日本国内で関心ある方々に読んで頂けるよう、広くお知らせしていきたい所存です。皆様にも、以下の方法で広報にご協力頂けましたら幸いです。・地域の図書館に購入リクエストする・関連機関や職場に紹介する・学会や研究会などの会報誌にブックレビューを書く・本について個人のSNSで紹介するなどなど…。どうぞよろしくお願いいたします。4)本の購入方法について・Amazonや楽天などでも購入できます。https://www.amazon.co.jp/%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E7%94%9F%E3%81%AE%E3%81%9F%E3%82%81%E3%81%AE%E6%B5%B7%E5%A4%96%E3%83%95%E3%82%A3%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF%E3%83%BC%E3%83%97%E3%83%AD%E3%82%B0%E3%83%A9%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%BC%E3%83%87%E3%82%A3%E3%83%8D%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%81%AE%E6%89%8B%E5%BC%95%E3%81%8D-%E9%95%B7%E8%B0%B7%E5%B7%9D-%E6%84%9B/dp/4867090093・清風堂書店に注文できます。または、直接清風堂の自費出版サロンでも購入できます。(場所は大阪梅田の地下街、大阪メトロ東梅田駅の改札付近)http://seifudo.co.jp/publishing/other/jihi/other/jihi56815)今後の当ページについてこれまでキャンプファイヤーの活動報告ページを読んで頂きましてありがとうございました。今回のご報告をもって、【最終回(?)】とさせていただきます。あえて(?)を付けたのは、このご縁でせっかくタイ、フィールドワーク、海外体験学習、ストリートチルドレン、長谷川愛??などにご関心を持ってくださった方々へ、時折、耳より情報などを発信するツールとして残しておいてもよいなと思った次第です。忘れたころに、何かお知らせすることがありましたら、その節は温かく受け取って頂けましたら幸いです。6)さっそく耳より情報!では、最後の最後になりましたが、本当に耳より情報をお知らせいたします。私が敬愛する加藤眞理子先生(京都精華大学でタイフィールドワークに参加する学生たちにタイの文化や社会を教えておられました。)が運営するNGOのイベントをご紹介いたします。オンラインで東北イサーンの村を案内して頂き、村人と交流するプログラムです。オンラインツアーの企画を模索しておられる方、とにかくタイの農村が恋しい方など、日曜日の午後にオンラインツアーで東北イサーンを訪れてみませんか? コロナでタイには行けないですが、フィールドトリップに参加できる機会です。参加者には村で収穫したお米がお土産に貰えます!!実は、申し込みは本日まで!!まだまだ枠があるとのことです。詳細は以下のリンクをご覧ください。https://www.facebook.com/Community4Children/posts/5771403926234191では、以上となります。長文を最後までお読みいただき、ありがとうございました。感謝を込めて長谷川愛 拝 もっと見る
長谷川より大事なお知らせです。
2021/06/27 23:58みなさん、こんばんは。今日はみなさんにご確認して頂きたい大事なお知らせがあります。クラウドファンディングに支援して下さった方の中に、私の知るかぎり2名の方が、決済がうまくいっておらず、支援者リストにお名前が載っておりませんでした。幸い、お二人とも以前からの知人でして、「さっそく申し込みました!」「支援しました、本が届くの楽しみです!」とのメッセージをlineやMessengerで頂いていたので、私のほうでお二人のお名前がないことに気づいて直接お尋ねすることができました。お一人については、海外からクレジットカードを使用しての決済でした。決済完了の画面表示がでたので安心していたところ、本当はセキュリティコード間違えで決済は成功してなかったことが判明しました。この場合、クレジットカード会社より振込先(主催側)に引き落としができない旨の連絡を送っているそうですが、この連絡は支援者本人には届かないため、カード利用明細もまだ送付されていなかったこともあり、支援者さんも私も発送作業が終わるまで気づけないままでした。もう一人については、現在調査中です。その方は日本国内よりFamiPayを使っての決済でした。お二人とも、決済完了の画面表示をスクリーンショットで保管しておられたため、クラウドファンディング会社運営班に説明しやすく助かりました。そこで、この活動報告をご覧になってる方々へ。クラウドファンディングを通じてご支援くださった方々への発送作業は数日前にすべて完了いたしました。遅くとも昨日には全員に届いているはずです。(※職場関係の方には火曜日以降に手渡しいたします。)もし、クラウドファンディングCAMPFIREを通じて支援した・決済したにもかかわらず、まだ何も届いていない方がおられましたら、至急、長谷川までご連絡ください。私の連絡先をご存じでない面識のない方でしたら、このプロジェクト画面の中にあるメッセージ機能を使って私に非公開でメールを送ることができます。さて、昨日6月26日は、記念すべき書籍の出版・発売日でした。そして、同時に誕生日であり入籍した日でもあり、トリプル記念日となりました。めでたし、めでたし。感謝です!母から送られてきた誕生日プレゼントの一つみなさま、毎回夜分に失礼しました。まだ活動報告は最終回ではないのです。あと少し、お付き合いください。では、今日はこれで失礼します。おやすみなさいませ。(※タイトルの写真は、大泉緑地公園で夕焼けを見つめるタロウさん。) もっと見る
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