3/25、京都から建築家の純さんと庭師の鎌作さんが来てくださって、棘のお庭の樹木の移植を行いました。取り壊し、更地になってしまうこの地、建物は寂しいけれど仕方ないと受け入れても、お庭の植物たちが可哀想で。季節を通して元気にいろんな顔を見せてくれていた樹々たち、私たちやお客さんをずっと見てきてくれた樹々たちをできる限り新しいところに連れて行って、命を繋いでいけたらと。私たちの願いに応じて早朝より京都から来てくださいました。象徴的存在だった二本の紅葉は大きくて大変だということで、話し合って諦め、挿し木できるかな、と考えていたら足元に子ども(落ちた種から芽が)たくさん!これをポットに引き上げて、育ててみたらということになりました。そして、まさに竜の字のごとく地を這うように伸びている竜舌蘭も、難しいなぁ、と思っていたら、これまた足元に子どもがたくさん!この子達何だろうと思ってきたけど、子どもなんだ!鎌作さんが教えてくれて感動!じゃあこの子達で連れていきます。代替わり代替わりそれから、連れて行く予定でなかったマユミの木ですが、移植のことを最初に相談した別の庭師さん(2012に棘のお庭の環境改善してくれた八ヶ岳の酒井さん)が、「あのマユミは…」「マユミは連れていけるよね」などとマユミのことばかり言うのであれ?と思い、重ねてそれからの数日お客さんからもまだ芽吹いてもいない目立たないその木を「あれはなんですか?」などと尋ねられたり、マユミが存在感をアピールしてる!笑。庭木の種類としては地味な方かもしれないけれど、もしかしたらこの子がこの庭の中心の存在だったのかも。お願いしてなかったけど急遽この子も掘り上げてもらいました。他には天まで届きそうな元気なローリエ、オープンのお祝いで鉢でいただいたオリーブ、結婚した時に同級生がお祝いで鉢植えをくれた卯の花、おそらく最初のティス茶房の桂子さんが植えたであろうアナベル、環境改善してもらった時に酒井さんの奥さんがプレゼントしてくださった山紫陽花、あと自宅からエルダー、これらを連れていきました。(あと小さな下草類はお引越しの時自分で連れていきます)新しい場所のお庭は植えてしまうと工事などで邪魔になるので、どうしようか…ということで、不動産屋さんの畑に仮植えさせてもらえることになりました。大家さんでもなく、不動産屋さんですよ!このプロジェクトに、持ち主の大家さん、昔馴染みの不動産屋さんおふたりの3人組でまるでチームのように取り組んでくださって、温かいご協力もいただいて、信じられない思いです。お3人のこともまたご紹介できたらと。このピンチに本当良い方とたくさん新しく出会い、ことがぐんぐん進んでおります!またご報告しますね。





