ヤンゴンに戻って、3週間がたちました。感染の拡大が続いて、死者がどんどん増えています。ヤンゴンには4か所の火葬場がありますが、最近は毎日900ほどの遺体が運び込まれているそうです。火葬場だけでは処理できないので、ボランティアの人たちが火葬を手伝っているそうです。私の周りでも毎日友人が亡くなっています。おとといは友人の一人から、両親がコロナで亡くなったとの連絡がありました。昨日は、ドライマンゴーの輸出手続きをお願いしている会社の社長さんが亡くなりました。娘さんから連絡があり、仕事は引き継ぐので心配しないでと言ってくれました。
亡くなった人たちのために毎日お祈りをしています。マスクだけではもう防ぎようがないのです。貧しい人たちが多く住む地域では、マスクのない人が多いです。毎日の食べ物が足りないので、マスクを買うお金がないのです。そのマスクもどんどん値上がりしています。
市内に自発的に置かれた物々交換所がこうした人たちの生活を支えています。
生活に少し余裕のある人が、飲料水、食べ物、薬、マスク、衣類などを毎日持ってきます。必要とする人がそれぞれ持って帰ります。ほかの人の分まで余計に持って帰る人はいません。必要な分だけ持って帰ります。お金持ちの人たちは、大量に寄付しています。みんなで助け合わないと生きていけません。