支援してくださっている日本の友人の皆さん、本当にごめんなさい!
ヤンゴンに戻ってからは、コロナで多くの友人がなくなり、9月からは内戦が始まり、家から出られませんでした。週1回食料の買い出しに出かける以外は、ずっと家にいました。電話とメールでいろいろ仕事の連絡をしましたが、全然動きがありません。
ドライマンゴーは1㎏の袋に脱酸素剤を入れて、シーラーをかけて冷蔵保管していますが、内戦のため倉庫に近づくことができません。工場の近くでは国軍と国民防衛隊との間で大規模な戦闘が続いています。近くの村が何か所か焼き打ちされています。村人は近くの森に避難しています。多くの友人が亡くなっています。製糖工場、マンゴー関係の施設は今のところ無事です。KONYOSAN-PROJECTのため確保した100エーカーの畑(註:約40ヘクタール≒40町歩)も村民が避難しているため作付けの見込みが立っていません。タイから取り寄せる予定の種芋も国境貿易が遮断され、幹線道路も寸断されているため、買い付けができません。ヤンゴンでは、毎日ドライマンゴーの輸出許可証の発行を要請していますが、7月発行の予定が3ケ月も遅れています。船便も内戦の影響でヤンゴン港へ寄港する船がなく、出荷の見通しも立っていません。
今月の初めにようやくワクチンの一回目の接種ができました。今月末には2回目の接種ができます。今年中にはドライマンゴーを日本の皆さんに届けたいので、飛行機が再開すれば、ハンドキャリーでドライマンゴーを日本へ持っていきたいと考えています。ワクチン接種後は気持ちが少し楽になったので、国際産直の仕事の打ち合わせで、ココナッツオイルの会社と、蜂蜜の会社に出かけました。みんな生きるために必死です。今年は多くの人が餓死するのではと心配です。今の私には何もできません。今年の夏にさつま芋の栽培ができていればと思うと、残念でたまりません。