早いもので、明日から10月です。
日々コツコツと古家の改修を行っているところですが、先日「障子紙の張り替えをやります」と言ったら、以前に農園の仕事に来てくれていた女性が、仲間を大勢引き連れて手伝いに来てくれました。
オープン前からたくさんの交流が生まれて実に有難いことです。
娘も帰省して手伝ってくれてます。
私はつくづく幸せ者だと思います。
簡易宿泊施設【ひこばえ塾】が、かなり整ってきました。
これから収穫作業の合間の作業となりますが、どうやら先は見えた感じです。
Facebookの投稿から、最近の様子をかいつまんでお伝えします。
■9月12日
今年最後の自然栽培勉強会をやりました。
今年の2月から毎月やって来ましたが、皆さん収穫期に入り忙しくなりますので、また来年です。
まだ実際やっている人はわずかですが、興味のある、特に若い人達には是非、一角からでも試験的に始める事を提案させて頂いてます。
環境保護や食料問題、地方の過疎化など農業者だけでなく、社会の問題として取り組む時代ですが、みんなで楽しく切り抜けて行きたいものですね。
■9月13日
まだまだ古家の改修は続いています。お宝といった物は一切ありませんが、思い出の品は尽きないので厄介です。
これは捨てる訳にはいかないなと言う酒器ですが、親父がミカンの品評会で農林大臣賞を受賞した時の賞品です。
昔はミカンの品評会というのがよく行われていて、他にも県知事賞とか、ずいぶん受賞してるんですね。
池田農園は元々美味しいミカンの採れる所なんですよ。
親父は92歳になりますが、お陰様でまだまだ元気にしています。
■9月16日
今時、滅多にやらない工法。
お風呂場はタイル。
昭和レトロですね。
■9月17日
極早生のミカンが色付いてきました。
周りの農家さんは収穫を始めていますが、池田農園では完着色近くで収穫に入ろうと思っています。10月1日には店先に並ぶ段取りで行きたいと思いますので、宜しくお願い致します。
今年は夏の天候不順にもかかわらず、かなり美味しく仕上がって来てるようです。年々自然栽培が進化しているのではないかと考えられますね。
この園地でも既に10年は一切の肥料も与えていないのに信じられないほど元気です。まったく自然と皆様に感謝です。
■9月21日
秋晴れが続く予報ですので、来週9月27日(月)から予定通り収穫を開始したいと思っています。
十数年前、自然栽培に挑戦しようと色々勉強していた時期に、とにかく農薬の使用を止めるんだったら肥料を止めなければならないと聞かされて、どうにも俄(にわか)には信じられなかったのですが、実際やってみるとそれ以外に方法は無い様に思います。
ですが、肥料を与えずにミカンの木が枯れない土にするのは普通では無理だと、ずいぶん思い知らされました。
草や虫や微生物。それら様々なもの達との共生が出来上がらないとうまく行かないんですね。
■9月24日
極早生のミカンが、どうやらミカン色になって来ました。
近年の気候は、とにかく振れ幅が大きいので、辿り着いた感も大きくなりました。
ところで、このミカンをプロの農家や市場出入りの仲買さんあたりが見たら、全部二級品と言う事になります。
一切の農薬とそれに代わる資材も投入してませんから、自分ではこれでどうにか合格点です。
それでよろしい。とおっしゃるお客さまも年々増えて来てる気はします。
見た目で、一般的な栽培と張り合えるはずも無いので、日頃の情報発信や交流で信用を得ていく事が何より大切な気がします。
なかなか痛い目も経験しましたが、日本中の方々から支えて頂き、なんとか上向きといった状況になって来ています。
天気が続くみたいで何よりです。
今年の秋も宜しくお願い申し上げます。
池田道明 Facebook
https://www.facebook.com/ikedanouen.mi