ご挨拶
パリを拠点に活動しているピアノデュオPiano Duo Rubanです。同じ音楽院で学んでいた2人のピアニスト、紅谷麻美・河合唯が2016年、フランスで結成し、ヨーロッパ各国・日本でのコンサート活動を続け今年で5周年を迎えます。
世界初演曲を含む待望のCD【Feria!】
CDリリースは私たちにとって初めての挑戦となります。
他にはない特別な一枚にするために…
どうぞよろしくお願い申し上げます。
このプロジェクトで実現したいこと
私たちはフランス音楽が大好きで、フランスで学んだことを活かしたいという想いがまず根底にあり、フランス人作曲家の作品を軸に親しみやすい楽曲から演奏会向けの難曲までレパートリーを拡大し続けています。
そんななかで、現在では聞かれなくなった作曲家や作品たちに出逢う度、そのきらめく宝石のような輝きに初めてフランスに降り立ったときのように心がときめきました。
この感動を形にして皆様と共有したい、という想いから、今まで日の目を見ることの少なかった作品にも焦点を当て、"世界初演シリーズ"と銘打ち、自編曲も含む世界初演曲をプログラムに織り交ぜた待望のCDを制作します。
まず第一弾は【Feria!】と題し、スペインにゆかりのあるフランス人作曲家、スペインの情景を思い浮かべて作曲された曲たちを集めました。
Feriaとはスペイン語で祭りという意味を持つ言葉で、今回のCDのメイン曲ともいえるラヴェルの「スペイン狂詩曲」の4曲目はまさにFeriaとタイトルが付けられています。
私たちにとってこのスペイン狂詩曲は、デュオ結成後初めて取り組んだ大曲であり、コンクールやコンサートで何度も演奏し、その度に研究を重ねた大変思い入れのある一曲です。
世界的パンデミックにより予定していたコンサートは軒並みキャンセルになってしまいましたが、ここからまた改めて私たちが実際に肌で感じたフランス音楽の魅力をできるだけ多くの人に発信していきたいと思っています。
プロジェクトをやろうと思った理由
昨年はコンサートがキャンセルになると知らせを受ける度、肩を落としていました。音楽は必要とされてないのではないかと考えてしまうような日もありました。
ですが、そんな私たちの心を励ましてくれたのも音楽や、同じように活動している音楽仲間たちでした。
きっといろいろな状況、環境に悩み、どこか気が滅入るような感情を持っている人は少なくないと思います。私たちはそんな気持ちに寄り添い、または勇気づけ、音楽が持っている大きな力を伝えていきたいと強く思いました。
そして、まず何ができるかと考え、私たちの特色が少しでも活かせるようにとInstagramで"フランス音楽ピアノデュオ紹介シリーズ"を始めました。
なぜ"フランス音楽"…?と思われる方もいるかもしれません。私たち自身はフランスに来る前から、また来てからもドビュッシーやラヴェルを代表するフランスの作品に魅力を感じ続けてきました。
そしてまた、日本文化に興味を持っているフランス人がとても多いことに気づきます。
と同時に、日本にもフランスのものは沢山あり、ショコラや紅茶、ファッション…とても素晴らしい文化の交わりだと思います。
ただクラシック、フランス音楽においてはどうでしょう、どこか遠いところの出来事に感じている方もいるのではないでしょうか。
そこで私たちはより身近に感じてもらえるように、Instagramで短い演奏動画を投稿し続け、時には曲解説を付けたり、時には有名歌曲を自分たちで連弾アレンジし紹介したりしてまいりました。
今では有り難いことに5000人の方にフォローしていただき、私たちの演奏動画に「素敵な曲が知れてよかった」「もっと聴いてみたい」とあたたかいお声をいただくことも増え、この感謝をなんとか形にできないかと考えCD制作に思い当たりました。
Piano Duo Ruban これまでの軌跡
2016年結成後すぐに参加した国際コンクールで優勝、
イギリス・ロイヤルアルバートホールで行われたガラコンサートに出演しました。
そして2017年3月にはパリで行われた東日本大震災の追悼コンサートに出演。
この時演奏したフロラン・シュミット作曲「小さな眠れる精の一週間」が、日本人の方からもフランス人の方からも、想像以上の反響がありました。
あまり知られていない曲にも沢山の魅力があり、それを伝えたいと思っていた気持ちが聴いてくださっていた方たちと通じ合った気がして、この日の経験は私たちデュオにとって何事にも変え難いものとなりました。
2017年夏、75組もの応募グループの中から選出され、神奈川県・MUSA KAWASAKIで行われたサマーフェスタミューザ川崎のミニコンサートに出演させていただきました。
また、同じ時期にふたりの出身地である愛知県と滋賀県にてコンサートツアーを行いました。
2018年夏、2台ピアノの難曲「悲愴協奏曲」を演奏し好評を博しました。
毎年6月21日にフランス全土で行われるFête de la musique(音楽の祭典)でフランスの母校である音楽院の学内オーケストラと日本人デュオとして初の共演、モーツァルト作曲「2台のピアノのための協奏曲」を全楽章ソリストを務めさせていただきました。
資金の使い道
- CD収録のために(録音スタジオ、エンジニアの手配、マスタリング作業):130,000円
- CDリリースに向けて(プレス作業、リーフレットデザイン):70,000円
- CD販売のための広告宣伝費:20,000円
- 2021年夏、日本で行うコンサートの会場費、告知宣伝費:50,000円
- クラウドファンディング手数料(10%)
リターンについて
【特典】・フランスの写真と共にお礼のエアメール
【特典】・フランスの写真と共にお礼のエアメール
・今回制作するアルバムCD1枚(サイン入り)
【特典】・フランスの写真と共にお礼のエアメール
・今回制作するアルバムCD1枚(サイン入り)
・オリジナルステッカー
【特典】・フランスの写真と共にお礼のエアメール
・今回制作するアルバムCD1枚(サイン入り)
・オリジナルステッカー
・オリジナルバッグ
【特典】・フランスの写真と共にお礼のエアメール
・今回制作するアルバムCD1枚(サイン入り)
・リクエスト曲を演奏したビデオ(1曲)
・2021年夏のコンサート録画DVD-R
・オリジナルステッカー
・オリジナルバッグ
・オリジナルポーチ
【特典】・フランスの写真と共にお礼のエアメール
・今回制作するアルバムCD1枚(サイン入り)
・2021年夏のコンサートの特別メッセージ付き録画DVD-R
・リクエスト曲を演奏したビデオ(3曲)
・オリジナルステッカー
・オリジナルバッグ
・オリジナルパリフォトアルバム
実施スケジュール
既にCDリリースのための準備を始めており、録音スタジオやエンジニアの手配は済んでおります。
2021年5月下旬 収録予定、
6月末までにCD完成を目指します。
2021年7月・8月には日本でのリサイタルを開催します。
支援してくださった方へのリターンの開始も夏頃から随時お送りさせていただく予定です。
最後に
これまで、より素晴らしい演奏をするために日々の練習はもちろん、コンクールやコンサートの機会をいただく度、全身全霊で取り組んでまいりました。
そのなかで、日に日に応援してくださる方々のご声援が大きくなるを肌で感じることができ、私たちのフランス音楽への情熱は冷めることなく燃え続けました。
その感謝を今、CDリリースという最大のチャンスに私たちの持てる最大限の力で伝えたいと思っております。
今回始めさせていただく"世界初演"シリーズは私たちが長年構想しあたためてきたもので、きらきらとしたフランス音楽の魅力が沢山詰まったものになる、と信じて準備を進めております。
フランス音楽を少しでも身近に、そしてもっと演奏機会を増やすために、架け橋となれるようなピアノデュオ、そしてCD【Feria!】を目指します。
CD制作は私たちにとって初めての挑戦です、必ず特別な一枚を皆様にお届けしますので、あたたかいご支援を賜れると幸いです。
よろしくお願い申し上げます。
Piano Duo Ruban 紅谷麻美・河合唯
<All-in方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るCD制作に生じている遅れについて
2021/10/13 19:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
終了まであと2日になりました!
2021/05/20 23:53これまで頑張ってきたクラウドファンディングが残り2日となりました!ご支援をしてくださった方々、本当にありがとうございます!残り2日でゴールのようですが、CD制作はまだスタートしたばかりといっても過言ではありません。私たちの準備は着々と進み、収録が待ち切れないところですが、あと少しだけ、頑張り抜きたいです。"フランス音楽"というと難しそうだとか、お堅いイメージを持つ方もいるかもしれませんが、形式ばっていなくて、絵・文学・ダンス・そして音楽、いろいろなものが絡み合って…実は音楽だけじゃない分野からでも親しみやすいものです。それを伝えていけるようよりよい作品にしていきます! もっと見る
Rubanの作曲家案内「2021メモリアルイヤー、セヴラック」
2021/05/07 19:08セヴラックの生涯1872年フランス南部に産まれたデオダ・ドゥ・セヴラック。同い年にはスクリャービン、日本人では樋口一葉がいます。なんとなく時代のイメージが湧きますよね。生まれる前年、1871年にはサン=サーンスがフランス音楽の普及のためにフランス国民音楽協会を旗揚げしています。セヴラックが生きた時代はフランスでも音楽活動が盛んになり作曲家が生きやすい環境になっていったことが窺えます。パリのスコラ・カントルムで作曲とピアノを学んだのち、青年期のほとんどを故郷・南仏で過ごし、多くの美しい作品を世に残しましたが1921年49歳という若さで亡くなっています。そう、今年2021年はセヴラックの没後100年のメモリアルイヤーなのです。フランス音楽をもっと伝えていきたい私たちとしましては、今年収録するCDにぜひともセヴラックの作品を入れたいと思いました。素敵な香りのする作曲家?セヴラックより10歳年長のドビュッシーは、"彼は、良い香りのする音楽を作る。そして、人はそこで胸いっぱいに深呼吸するんだ。"と彼の音楽を絶賛し、音楽界だけでなく、"デオダ・ド・セヴラックは、私の芸術生活の最良の思い出のひとつです。私は彼に賛嘆の念を惜しみません。"と絵画界の天才、パブロ・ピカソにまでこのように言わしめています。ドビュッシーのいう「良い香りのする音楽」ってどんなものだと皆さまは想像されますか…?1st CDにはセヴラック作曲の「休暇の日々」より「ロマンティックなワルツ」という洒落っ気たっぷりのワルツを収録します。Piano Duo Rubanが研究を重ねて仕上げた香り高い演奏をお楽しみください。また、これまでいただいた応援コメントを感謝の気持ちを込めて私たちのSNSで紹介させていただいております。ひとつひとつのコメントが私たちのモチベーションとなり、更なる研究への情熱の糧となっております。あと残り2週間、走り続けたいと思います。 もっと見る
とっても楽しみなCDになりそうです。 ワクワクします。 いつも素敵な息のあったデュオで、こんなにもフランス音楽を愛してるんだと伝わってきます。ずっと応援しています。