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ここまで約一週間が経過して、たくさんのご支援を頂いています。
結構熱いメッセージもつけてくれる人も少なくありません。
本当にありがとうございます!
さて、近況報告です。
クラウドファンディングと平行して、屋上防水の見積もりを複数社にお願いしています。見積もりとは関係ないところまでいろいろ見てくださったりして、建築の素人としてはありがたい限りです。その中で気になるお話がありました。
「屋上防水も必要だけど、お稲荷さんのところも気をつけたほうが良い。台座に開いてる穴からコケがはえているのが見えるよ。」
台座に穴? コケ? 盲点でした。
確かにビル屋上にはお稲荷さんがあります。尾西繊維協会さんが真清田神社さんに毎年ご祈祷をしていただいています。リテイル関係者も便乗して参拝しています。今回、窓枠が大きく浮いた場所も、お稲荷さんの真下近くです。確かにここは屋上防水工事の対象外で、いままで何も手をつけられていなかったかも。
でも勝手に触って良いのか知らん?
まずは尾西繊維協会に相談、すると真清田さんと相談してね、とのこと。
早速、真清田神社の代表に電話してわかったこと。
台座の修繕をするにあたって特に手続きとかは不要。ご祈祷の希望があれば受け付ける。
うん、気にしすぎですね。勝手に直してよいようです。
さて、台座の状態をしっかり確認に行きます。
たしかに台座には滴る水のような形の穴が、明らかに意図して穿たれています。中にはほんとにコケがいっぱい。
これ、雨水が台座を浸透して水が溜まったとすると、台座の防水、大工事だなとびびりが入ります。いろいろ覗いていると、お稲荷さんを固定している金具は発見できました。でもこれ動くの?
次に内部の点検。
中は非常にみずらいのですが、覗き込むと「もわっ」と熱くて湿った空気が顔を覆います。光と空気が入るのは一箇所の穴のみ。どうやら通気性が極端に悪く、中に入った水が出ていかない状態のようです。
さて4月22日木曜日
とにかく中のコケなどを取り除いてみます。バケツを用意して、恐る恐る手を突っ込んでみます。予想に反して、それは大量の水と木片を含んだ汚泥でした。
一緒に行ったスタッフに言わせるとかび臭さもあったようで、手の消毒を求められました(涙)。塊でパコパコ取れるかと思っていましたが、手づかみではこれは埒が明かない。
いったん撤退です。
この3-4日は好天続きなのに、水が全然引いていない。ここからの浸水はあまり深刻ではないように思われます。
内部の写真を取って確認すると、更に大量の木片が。
しかしなぜ?
みんなで相談した結果はこうです。
台座は分厚いコンクリ製です。おそらく壁面が出来たところで上部を板材で塞ぎ、その上に再びコンクリの台を形成したのではないか。そして内部の高温多湿により板材が腐って落ちたと。そうすると、この木片たちは88年ぶりに外へ出てきたものということに為るのでしょう。
つづく