Check our Terms and Privacy Policy.

遊休農地を活用し、日本の原風景 平林の美しい景色を守りたい!

【ネクストゴール170万円に挑戦中です!】山梨県富士川町平林地区は、美しく小さな山の集落です。子どもたちに、美しい景色と、自然とともにある豊かな暮らしを手渡したい一心で、ソーラーパネル設置計画を止めました。予定地だった遊休農地を買い取り農地に戻すために、みなさんの支援をお願いいたします!

現在の支援総額

1,634,000

108%

目標金額は1,500,000円

支援者数

189

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/05/10に募集を開始し、 189人の支援により 1,634,000円の資金を集め、 2021/06/25に募集を終了しました

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

遊休農地を活用し、日本の原風景 平林の美しい景色を守りたい!

現在の支援総額

1,634,000

108%達成

終了

目標金額1,500,000

支援者数189

このプロジェクトは、2021/05/10に募集を開始し、 189人の支援により 1,634,000円の資金を集め、 2021/06/25に募集を終了しました

【ネクストゴール170万円に挑戦中です!】山梨県富士川町平林地区は、美しく小さな山の集落です。子どもたちに、美しい景色と、自然とともにある豊かな暮らしを手渡したい一心で、ソーラーパネル設置計画を止めました。予定地だった遊休農地を買い取り農地に戻すために、みなさんの支援をお願いいたします!

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

たくさんのみなさんのお力をお借りして、
目標金額を達成することができました!
本当にありがとうございます。

農業資材などを購入する資金に充てさせていただくために
ネクストゴール170万円にチャレンジしています。
引き続き、ご支援をよろしくお願いいたします!


ひらべえしという言葉を知っていますか?

ひらべえしは、日本の美しい原風景が残る
山梨の小さな集落の名前です。

ひらべえしをとりまく自然環境は
地域住民だけでなく
ひらべえしを愛し訪れる人
みんなの宝です。

しかし一方で過疎高齢化の問題が
深刻になりつつあります。

そんなひらべえしに
突如、ソーラーパネル設置による
開発問題が持ち上がりました。

わたしたちは

「地域の方が守り続けてこられたこの景色を
未来の子どもたちに手渡したい!」


その一心で設置計画を止めました。

そして、予定地だった遊休農地を買い取り
農地として活用することに決めました。

こんな時代だからこそ
みなさんと一緒に
美しい景観、そして豊かな自然環境を
未来に繋いでいけたらと思います!

どうぞ、わたしたちにお力を貸してください!

力を合わせてがんばったメンバーです。



ごあいさつ

はじめまして。わたしは上鶴恵子と言います。山梨県富士川町平林地区(通称:ひらべえし)に、突如持ち上がったソーラーパネル設置計画(49.5kwの小規模施設)に対し立ち上がった「ソーラーパネル設置を考える有志の会」事務局を担当しています。

当会は、Uターンで平林に戻ってきたメンバー、両親の実家に住むようになったメンバーや移住者など平林が大好きなメンバーで構成されています。

クラウドファンディングに挑戦することで、予定地だった遊休農地の買い取り資金等のご支援をお願いすると同時に、ソーラーパネル設置計画の阻止事例があることを知っていただければと思います。最後までお読みいただけると嬉しいです。

生活圏の真ん中が予定地でした


守りたい風景とこれまでの経緯をお伝えします。

●「ひらべえし」ってこんなところ!

平林地区は標高約800m、南アルプス山系櫛形山の中腹に位置し、富士山の見える棚田の里として知られている山間地域です。人口約250人、そのうち4割が一人暮らしのお年寄りという高齢化の進んだ過疎地です。ここに住む人たちが守り続けてきてくれた景色に心動かされた移住者は、全世帯数の2割を占めています。

櫛形山から見下ろした集落は、まるで外国の田舎のような美しさ。奥は甲府盆地。

棚田は緑のダムと言われており、石垣などを住処にする生き物もたくさんいます。

あまり知られていませんが、平林地区には「種の保存法」という法律で「国内希少野生動植物種」として定められたイヌワシ、クマタカ、ハヤブサが飛んでくることがあります。環境省が選定する「生物多様性保全上重要な里地里山」で、山梨県内では6箇所のうちのひとつで貴重な里山です。

山梨県指定の天然記念物である樹齢1200年の大杉が聳える「氷室神社」へ続く石段。

豊かな水は、豊かな山が育んでくれる。だから山に人が住むことは、街の暮らしを守ること。

南アルプス山系の水で育まれた棚田米、寒暖差で味が濃くおいしい平林トマト、みずみずしい大根などが名産です。お餅つきのの産地としても有名で、現在は二人の若い職人さんがその技術を受け継いでくれています。

手積みの石垣が残る棚田の風景。

寒暖差のおかげで味が濃く、おいしいと評判の平林トマト。


●こんな「ひらべえし」に開発の手が!大ピンチ!!

2020年7月に、ソーラーパネル事業者により、遊休農地にパネル220枚を設置する事業計画が進行していることがわかりました。

脱炭素社会に向けて、再生可能エネルギー開発の普及が求められていますが、一方で、太陽光発電開発は地域とトラブルになるケースが相次いでいます。

わたしたちは、太陽光発電をすべて否定しているわけではありません。しかし、作っていい場所とそうでない場所があるのではないでしょうか?

計画予定地は、土砂災害警戒区域。もし、大災害が来たら・・・。
予定地は「土砂災害警戒区域」で、すぐ周辺には川・用水路・農耕地・住宅地があります。土砂災害、パネル火災、パネル飛散、農地への影響、電磁波による健康被害、20年後のパネル処理の問題など、これまでのように安心した暮らしができるのかという不安でいっぱいでした。

また、地域の財産である景観が損なわれ、高齢過疎化が進むのではないかと考えました。平林は、富士川町の景観計画でも「景観形成推進ゾーン」に指定されています。

暮らしを守る視点でも景観を守る視点でも、この場所を絶対に守らなければ!と思い、2021年1月に計画中止が決まるまで、わたしたちにできることは全て行動に移しました。

手抜き工事により台風で吹き飛んだソーラパネルの一部は、まだ見つかっていません。(山梨県笛吹市芦川地区)


●遊休農地を考えるきっかけに

計画を止めるには、遊休農地の問題も一緒に考えていかなければなりませんでした。山里の美しい景観は、そこに住む人々の自然と調和した暮らしによって保たれています。地権者さんは、高齢で土地が戻ってくることは望んでいません。

そこで、事務局上鶴が中心となって、計画予定地を買い取り農地に戻していくことを決めました!

今年は、土作りに取り組みます!土の中の微生物を増やす「菌ちゃん農法」を取り入れる予定です。来年からは、トマト農家さんに指導いただきながら、平林の特産であるトマト栽培にチャレンジします。

平林地区は約60年前から続く露地栽培の大玉トマトの名産地です。とても手がかかる平林トマトですが、朝晩の寒暖差のおかげでとても味の濃いおいしいトマトになります。希少ですが、ぜひたくさんの方に食べていただきたいです!

平林トマトは全国でも珍しい露地栽培。栽培者の高齢化による生産性の低下と後継者不足の問題を抱えています。


●注目されつつある「農」と豊かな自然環境

ソーラパネル設置計画を止めたことで、予定地周辺の遊休農地も借り手が見つかりました。早速今年から畑に取り組んでくれています。周辺一体の景色が変わることにワクワクしています!

高齢化による耕作者減少を危惧する声はありますが、東日本大震災からはじまり、新型コロナウイルスがもたらした価値観の変化により、安心安全な食べ物を自分で作ることや自然環境が豊かな田舎の土地を求める人が今後増えていくことが考えられます。

平林はだれもが戻ってこられる故郷のような存在でありたいと、わたしたちは考えています。少し疲れて癒されたくなったときなど、いつでも遊びにいらしてください。美しい風景と富士山、温かい集落の人々とのふれあいで心がリフレッシュするはずです。

そのような多様なニーズに応えながら、受け継がれてきた美しい景色を次世代に繋げられるように、自然と共存する豊かな暮らしをこれからもこの土地から発信していければと思います。

美しい桜並木も老木になり、集落で植え直しが提案されています。みんなで守りたい風景です。

これからもずっとこの自然豊かなひらべえしで、たくさんの子どもたちが自然にふれあい健やかに育つことを願います。そのためにも、この美しい景色をみなさんとともに守っていきたいと思います。どうぞ、ご支援よろしくお願いいたします!

このプロジェクトで実現したいこと!

予定地だった遊休農地を買い取り農地に戻し
これまで地域の方々が守ってこられた美しい景色を
未来の子どもたちに手渡したい!


応援メッセージ

■農業法人菌ちゃんふぁーむ 代表取締役
 NPO法人大地といのちの会 理事長 吉田 俊道さん

耕作放棄地は日本の宝。手をかけずに時間をかければ、半年後には無農薬で美味しい野菜が育つ畑に変わる。
特に竹林になった放棄地なら、いっそう元気な野菜が育つ。
だから菌ちゃんふぁーむは、耕作放棄地しか使いません。
今まで使ってきた農地よりも、耕作放棄地のほうが、はるかに早くいい野菜が育つ畑に変わるからです。
そこで育った野菜は、従来の野菜より明確に美味しさが違うんです。
人々を健康にする抗酸化成分などの栄養価の野菜が育ちます。
でも、今までの常識と反対のため、実践者が少なく、ほとんどの人がこのことを知らないのです。
平林地区には、農業は素人だけど、やる気十分の熱い想いの仲間たちがいました。
ここで、最高の菌ちゃん畑を作って、とっても美味しいお野菜を育てることが出来たら、みんなびっくり、全国の耕作放棄地で、宝物に変える取り組みが広がると思うのです。
こんな常識外れの取り組みは、最初に始める人はとても勇気が必要です。
やさしいあなたの小さな応援をよろしくお願いします。


■ドキュメンタリー映画監督 オオタ ヴィンさん

「ものごとを決定するときには、七世代先の子孫にとって良いかどうかで決定しよう」ネイティブアメリカンの格言です。

「変えてもよいもの、変えてはいけないもの」があると思うんです。
自然のままの土壌、そのなかに生きる微生物たち、里山の景観などは、壊すのはカンタンだけど、修復は難しいものです。

健全な土とともに生きること。
先人から受け継いだ環境をそのまま次世代に渡すこと。
できるかぎり「変えてはいけないもの」だと思いませんか。

ご縁があり伺った平林の山野がずっと健やかであることを願います。


■認定NPO法人スペースふう理事長 永井 寛子さん

富士川町の低地に住み、平林からの自然の恩恵を日々受けている者です。過疎高齢化が進む中山間地では、押し寄せる開発の波に逆らうことができず、自然環境が失われていく姿があちこちで見受けられます。

でもここ平林では、美しい自然が守り抜かれました。すごい!・・・でももっとすごいのは、「反対!」で終わってはいないことです。跡地でトマトの栽培をして、荒れた地を農地として復活させようとしているのです。平林のトマトのおいしさはピカイチです。でも今では“幻のトマト”となってなかなか手に入りません。トマト栽培を平林の産業として復活する一歩にできたらすばらしいと思います。
このワクワク感、多くの人と一緒に味わいたい!皆さまのご支援をよろしくお願いいたします。


■平林トマト農家 神田 高仁さん

地元で生まれ育った人たちは、小さな集落がゆえに、集落中を巻き込むような大きな声を上げることはなかなかできません。移住者、そして若いみなさんが声をあげてくれたことで、平林の景観と安心した暮らしが守られたことはすごいことだと思います。

トマト栽培はとても難しいですが、できる限り力になります。クラウドファンディングの挑戦も応援しています。がんばってください!



資金の使い道

負担金:40万(事業者への負担金〔測量代・農地転用の手続き代・土地調査費用など〕)
弁護士費用:20万円
土地代:50万円
返礼品・送料:約30万
クラウドファンディング手数料:13万8600円(9%+税)

合計:150万円

実施スケジュール

2021年
5月10日 クラウドファンディングスタート
6月25日 クラウドファンディング終了
7月~ 畑の開拓作業開始・返礼品発送開始

<All-in方式で実施します。>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最後に

ソーラーパネル設置を考える有志の会会長 手塚年彦より

全国で起きている自然破壊、住環境破壊、景観破壊を伴う再生可能エネルギー開発には、心を痛めている方が少なくないと思います。太陽光発電、風力発電などは、脱炭素社会のひとつの手段ですが、経済活動だけを優先した度を過ぎた開発は、自分たちの首を締めることへとつながります。

しかし、ただ反対とだけ言っていても根本的な問題は解決しません。今の社会に起きていることは、一人ひとりの選択の結果です。それぞれが身の回りの問題を自分ごととして考え、自分にできることを精一杯やっていくしかないと改めて気づきました。地権者さんには、遊休農地について考え行動する大きなきっかけを与えてもらいとても感謝しています。

そして、本当にたくさんのみなさんのおかげで、開発計画を止められたことをこの場をお借りして感謝申し上げます。

これからも美しい景観を未来につなげていくために、引き続きみなさんの力を貸してください!そして、この経験が同じ問題に立ち向かっているみなさんのお役に立てると幸いです。どうぞ、よろしくお願いいたします!


これまでの経緯

2019年
9月 経産省から予定地にFIT認定が下りる

2020年
7月ごろ 事業者が農地転用の同意を近隣住民に求めたことにより計画が明るみに出る
8月1日 農地転用届け出が富士川町に受理される
10月ごろ 住民説明会が行われないまま、工事着工の情報が入る
11月5日 住民側が業者に求めた住民主催の第1回説明会
11月23日 住民側が業者に求めた住民主催の第2回説明会(UTY取材・山日新聞取材)
12月1日~2021年1月6日 署名活動
12月6日 講師をお招きしての住民勉強会
12月7日 富士川町議会で一般質問
12月28日 地権者さんより弁護士を通じて契約解除の意思を内容証明で送る

2021年
1月7日 富士川町に署名簿と質問状を提出(山日新聞取材)
1月8日 当会と事業者との話し合いにより事業中止決定
1月15日 予定していた初めての事業者主催の説明会が中止
1月25日 資材搬入予定だったが中止
1月27日 町に提出した質問状の回答が届く
3月4日 事業者に対するかかった費用負担の金額が決着
5月6日 法的に土地の契約解除が成立
5月12日 農業委員会を通して県に農地転用の許可証を返礼


自己紹介

■ソーラーパネル設置を考える有志の会 会長:手塚年彦

整体の仕事をきっかけに、「問題を解決するには、人が生き方を変えること」ということに気づく。それから、「訪れただけで何か大切なことを感じられる場所」をつくりたいと考えるようになり、8年前に父の実家であった平林に移住。平林は、山の中の集落なのに空が開けていて歴史も深く、地形や環境はまるで自立した国のようで理想的な地です。自然農や循環する暮らしにも興味を持ち「協生農法」を参考にのんびり畑もやっています。この美しい平林をはじめ、世界が平和でみんなが笑顔で暮らしている未来が来ることを願っています。


■ソーラーパネル設置を考える有志の会 事務局:上鶴恵子

3.11後、茨城県から山梨県甲府市に避難移住。娘が小学校に上がるタイミングで、平林に移住。娘の生きる力を育むためには、不便な暮らしの中に身を置くことが一番と考え、ボットン便所&薪風呂の古民家に暮らし始めて8年目。田舎こそ日本の宝!と、日々平林の自然の豊かさを感じながら暮らしています。娘がお母さんになったときに幸せに子育てできる社会を手渡すこと、娘への愛が原動力です。




■このプロジェクトへのお問い合わせ
ソーラーパネル設置を考える有志の会
chibiyori@gmail.com(事務局:上鶴)

最新の活動報告

もっと見る
  • プロジェクトが終了&達成!ありがとうございました。ここからが新しいスタートです。未来の人たちへ残していかなくてはならないものは何か、変えていかなくてはならないものは何かを意識して、これからも、みなさんとともに楽しみながら、明るい未来をつなぎ続けて行きたいと思います。=============================================ソーラーパネル設置を考える有志の会 会長 手塚年彦よりご挨拶=============================================ご支援いただいた皆様、どうもありがとうございました。クラウドファンディングは無事に終了しました。本当にたくさんのお心のこもったご支援のおかげで設定した目標を越えて達成することができました。 ありがとうございました。今回の活動を通して環境や未来に対する関心の高さや今後の世界、未来世代に何を残すかというようなことをみんなで考えていくことの必要性を感じています。個人的にも管理しきれていない畑などがあるので、未来世代に豊かな環境を残せるように畑に関わって行きたいと思います。温かなご支援、ご協力本当にありがとうございました。(写真:本日の棚田の風景) もっと見る

  • 会のメンバーでもあり、リターンの協力者でもあるヤマナシベジカーリーさんは、我が家のお隣さんです。活動のきっかけを作ってくれた朝子さんが店主を務めており、去年できたテイクアウトのお弁当やさんです。営業日は、木金日曜日。木金はピザの日。日曜日は、カレーの日(写真)です。前日までの予約制となっていますが、焼き菓子などは当日でも買えることもあります。こちらの野菜がたっぷり入ったお弁当(デザート付)は、二日前までの予約で作ってもらえます。食材にもこだわっていて、朝子さんが安心安全なものを厳選して使っています。わざわざ平林までお弁当を買いに来る方もたくさんいて、営業日は賑やかな声が聞こえてきます。ピザ、カレーのトッピングは、直前に朝子さんのインスピレーションで決まるそうですよ。食べ損ねているグリーンカレーをなかなか作ってもらえないので、今度いつになるか聞いてみたい!ソーラーパネルの活動中は、我が家の夕ご飯を作ってもらったりしました。とても助かりました。みんなが得意なことを持ち寄ることで、誰も苦しくない関係と良い循環が生まれると思います。お料理が大好きで、ベジカーリーのお弁当におかずを詰めすぎてしまう朝子さん。ぜひ一度、ヤマナシベジカーリーのお弁当を食べていただきたいです。詳細は、ヤマナシベジカーリーHPから! もっと見る

  • 我が家は東日本大震災の後、茨城県つくば市から甲府に移住し、そのあと平林に移住しました。国はわたしたちを守ってくれない。放射能汚染されたこの大地でどうやって子どもたちを守っていけばいいのだろうと、自分の生き方を見つめ直したきっかけとなりました。便利な暮らしを望んでこんなに苦しい思いをするなら、ウォームレットやウォシュレットはいらない。ボットン便所の家に住みたい!と思うようになりました。そして、ご縁をいただき今の古民家暮らしが始まりました。お風呂は薪と灯油のハイブリットです。薪で炊いたお風呂は、お湯がまろやかになり湯冷めしません。時間がないときは灯油で炊きますが、日常で火を見る暮らしはとても心が穏やかになります。平林は下水が整備されていないので、各家に浄化槽がありますがうちはありません。トイレは汲み取り式、台所の排水は田んぼの水をとる側溝に流れるので、界面活性剤などが入った台所石鹸は使いません。お皿は、なるべく汚れを落としてからお湯か、油物には純石鹸を少量使います。お風呂の水は、浸透式で敷地内に染み込みます。シャンプーは無添加なものを。洗濯洗剤は使わず、重曹で洗っています。こちらも浸透式です。家は、築100年以上の古民家です。地域の木だけで作られた家なので、とても気持ちいい空間です。昔の大工さんの技術はほんとうにすばらしいものだと思わざるをえません。合板に使われている農薬が入った接着剤の心配もありません。こまめに石垣の手入れをしないと、すぐに草がボーボーになります。庭も草とりが必要です。家を囲む人が通れるくらいの小道は、暗黙の了解で草刈りを担当しています。みんなが、それぞれに管理をしているから美しい集落の景観が保たれています。(と言っても、わたしは後回しになりがちです...)実家の母は、いつも庭の草取りをしていました。子どもの頃のわたしは、めんどくさくて草取りの手伝いはすぐに飽きてしまいました。今、母の気持ちがやっとわかったような気がします。家が整っているととても気持ちがいいです。「生きること」は、「暮らすこと」なんだなということが腑に落ちる年になったのだなと思います。これからも、暮らしをより丁寧に、目の前のことに集中して生きて行きたいなと考えています。 もっと見る

コメント

もっと見る

投稿するには ログイン が必要です。

プロジェクトオーナーの承認後に掲載されます。承認された内容を削除することはできません。


    同じカテゴリーの人気プロジェクト

    あなたにおすすめのプロジェクト