2021/05/14 10:55
今回ご紹介するのは「本業タイル」です。
明治12年(1879)前後より、瀬戸で焼かれた陶器製のタイルです。
明治維新以降、洋館が建てられるのに合わせタイルが輸入されましたが、本業タイルは国内生産としては最初の本格的なものでした。白い面に藍色や茶色で転写(てんしゃ)によって文様を表し、当時は「本業敷瓦(ほんぎょうしきがわら)」と呼ばれていました。
サイズは縦145mm×横145mmに、厚みが11mmと、多くの方が想像されるであろうタイルと比べると、大きなものです。
テーブルの中央にアクセントとして、鍋などの鍋敷き、ポットややかんなどの耐熱性を兼ね備えた敷台、あるいは花瓶(花入)の台として、お使いいただくこともおすすめです。