
「わからないまま続けているものこそ、
手を離れたときに光るのかもしれない。」
作品を描いている中でこれは私の意志なのか、
世界の呼吸なのかわからなくなる瞬間がある。
すべてを理解し尽くしたとき、創作は止まってしまう。
だから私は、いつまでも“わからないまま”でいようと思う。
少しだけ先が見えるまま、今日もまた、描く。
作品から私に答えを出してくれることもあれば、
私が答えを先に出して答えを落としていくこともある。
作品がこの世界に生まれることは祝福だ。
その作品が世に放たれ、誰かの手に渡ることもまた祝福だ。
でも本当の祝福は、その前に描くという孤独を一人で選び直し続ける日々の中にあるのかもしれない。




