現状では問題ないものの今後は不可避
今、ヴィヴィオはNANKANGのAR-1(175/50R13)というタイヤを履いています。
この状態であれば発進時に空転は起きません。
しかし、今後パワーアップをしていくうえで発進時の空転は避けられない問題です。
そこで「どうやって発進時のトラクションを稼ぐか」考えてみました。
名づけて「ターボファンカー」
えー、一部の人はジェットエンジンを思い浮かべるかもしれませんが全く関係ありません。
それよりも「ファンカー」はご存知でしょうか?
床下の空気を強制的に排出して掃除機みたいに路面に張り付いて走るやつです。
実車で言うとシャパラルの2Jが有名でしょうか?
そう、あれをターボでやるんです。
まだ検討段階ですが、ヴィヴィオはスーパーチャージャーなのでターボを追加する余裕はあります。
ということで、排気のエネルギーを再利用して強制的にフロントのトラクションを稼ごうと思います。
実現への課題:吸気口の設計
まず、ターボはS07Aエンジン用のものを流用します。
理由はとにかく低回転からコンプレッサーが動いてくれるから。
発進時なので、もしCVTのままでやるとしたらエンジン4000回転である程度トラクションを発生させていないとおそらく空転します。
また、CVTではなくMTだったとしても負荷がかかっていないためそこまで排気圧は高くないはずです。
なのでとりあえずレスポンス重視とします。
そして搭載位置はセオリー通りならエンジンと触媒の間ですね。
そこで問題になるのが、パイピングとインテーク(吸気口)の設計です。
どの位置から空気を吸うのか? 負圧領域の面積をどの程度にするか? 排気はどうするか?
などなど細かいことを挙げたらいっぱい出てきますね。
吸気関連はシミュレーションを活用しつつ決めていきます。
排気に関してはざっくり以下の3通りを考えています。
①:インタークーラーを経由してエアークーラーにより冷気をエアクリボックスへ
②:そのままボンネット排気
③:フェンダー内部で目立たないように排気かつコアンダ・エキゾーストを利用する
コアンダ・エキゾーストというのはざっくり言うと排気をウイング等にあててダウンフォースを発生させることです。
少しでも吸気温度を下げるなら①でしょうが、ブーストは1.2キロ程度に抑えるのでこれがネックにはならないはずです。
ということで今のところ可能性が高いのは③ですね。
ただし、パイピングの問題がでてきます。
本来のマフラーを左フェンダーに入れるとして、ターボからの排気は右フェンダーに入れることで左右のトラクションバランスを取ろうと思います。
が、エキマニのすぐ右側はスーパーチャージャーがあるのでちょっと遠回りを検討中。
ちょっと重量アップが気になりますね……。
このあたりはもっと煮詰めます。
ということで今回は以上です、ありがとうございました。