2021年6月某日…
連日、天気予報とにらめっこし、契約農家の畑さんの返事をソワソワと待ち続け…ついに「明日やるよ!」とGOサイン。楽しみにしていた京都産山田錦の田植えを見に行ってきました!
真っ青に晴れ渡り、絶好の田植え日和です。
到着すると畑さんがすでに田植えの真っ最中。スタッフも初めて行ったのですが田んぼ広い…。水面に青空が反射しています。
ニュースでよく見るような手作業なのかと思いきや、田植えの機械(こまきちゃん)を使います。(機械で通れない隅の方は手作業なのだそう)じっと見つめてるととてもすごいのです。
苗の固まりを乗せると、きちんと一本一本に分けて植えていきます。
なんて丁寧な仕事!
近所の野菜農家のお兄さんもお手伝いに来てくれていました。
社長もカメラマンもこまきちゃんに夢中。このあと真ん中のお母さんがお煎餅をくれました。
風になびく苗はサラサラと揺れて、高さは20〜30cmくらい。収穫の頃には130cmくらいまで大きくなるんだそう。
お天気になってよかった、気持ちが良い!とのんきに言っていたものの、長時間日陰もないこの長閑な空間は、実は立っているだけでもかなりきつく、汗が吹き出してきます…(帽子もかぶっていなかったので頭皮もヒリヒリに日焼けしてしまいました)
カメラに気づきマスクを取って、かっこいい雰囲気を醸しているこの社長も、前から見ると実は眩しくて目あけられへん…という顔をしています。
機械を使っているとはいえ、過酷な農作業…悪天候や虫など稲にとって良くないこともたくさん起きます。植えた後の管理も長く大変でしょうから、本当に頭が下がります…。
自然との共生は常に変化があり「毎年が勉強」とおっしゃる畑さん。うるち米(私達が普段食卓で食べているお米)と比べて、山田錦は6割しか穫れません。心白が多く育っているかも収穫するまでわからないためドキドキするそうです。
それでも「本物の味を届けたい!」とやりがいを感じ、作り続けてくれる酒米農家さんがいて、
美味しい!と飲んでくれる人がいて…日本酒文化の継承は人のつながりだと感じました。
収穫した後も、精米をしてくださる業者さん、ラベルや瓶、配送、販売してくださるお店など…酒蔵チームだけではなく日本酒をお届けするまでにたくさんの人が携わっています。
このプロジェクトをきっかけに日本酒を好きになってもらえたり、興味をもってもらえれば佐々木酒造としてもすごく嬉しいです。普段から飲んでいる方はお体に気をつけてこれからもよろしくお願い致します。
今年の酒米も良い出来になりますように!
お酒飲めないけど応援したいというありがたいお声をいただいたので、今後ノンアルコールのリターンを追加予定です。この日植えた山田錦を秋に収穫して、冬に純米酒と甘酒を造ります。お楽しみに!