白雪牧場補完計画への応援ありがとうございます。
プロジェクトオーナーの坂口 創作です。
本日の立山は、快晴で暑い夏日となっています。
6月4日15時にプロジェクトを公開して、本日6月9日で5日目。
50名の方々から応援頂き、支援額が目標の約半分(五合目)となる50万円に近づいてきました。
こちらの予想を超える反響に驚きながら、沢山の方からのご支援に胸を熱くしております。
プロジェクトの残り期間は約1ヶ月。
地道な働きかけを行って、さらに支援の輪を広げていけたらと思います。
なお、頂いた応援メッセージには返信できておりませんが、ひとつずつ目を通して心でしっかりエールを受け取り、プロジェクトの励みとしています。本当にありがとうございます。
さて、クラウドファンディングと並行して、プロジェクト実行も着々と動き出しました。
今回のプロジェクトは、牧場近くの廃屋を解体して、敷地にある電気や水道のインフラを利用して、新たにトイレや水回りなどの環境を整備するものです。そのプロジェクト前半の最大の山場は、廃屋の解体です。
10年ほど放置された廃屋は竹林が繁茂し、ところどころ崩れたかなり荒れた状態です。
5月19日より、廃屋の片付けに着手。
次の作業を農作業の合間を見つけてやってきました。
・敷地のゴミ片付け(大量の残置物がありました)
・繁茂した竹林や庭木の伐採(竹は「炭焼き」の材料として活用します)
・崩れ落ちた屋根瓦の撤去
・単管パイプなど再活用できる資材のよりわけ
こうした作業を、時に近くの仲間たちの手も借りながら20日間毎日地道に続け、まもなく廃屋本体に手をつけられる段階まで来ました。本体の解体も当初自身で行いたい考えでしたが、構造が著しく劣化して危険なため、素人には手が負えないことが判明。難しい本体の解体は、6月下旬に知り合いの職人さんに重機を出してもらい対応します。
ところで、日本各地で放置された空き家が大きな問題となっております。その中には、再生できるものもありますが、再生が難しい廃屋となるまで放置されるものも沢山あります。そして、廃屋の殆どは、倒壊による周囲への危険や景観の悪化につながっています。再生もできない廃屋をどうするか。空き家で脚光を集めるのはお洒落に再生できる古民家ですが、再生できない「廃屋」も農村では切実な問題としてあります。
廃屋を処分するにあたって最大の課題は、解体費用です。その解体費用において、敷地の片付けや木の伐採などできるところは自身でやることや、町の助成金も活用することで、今回のプロジェクトでは業者さん当初見積金額の3分の1程度の負担で実行する目処をつけております(職人さんにも費用面で大きな協力を頂いています)。さらに、既存インフラ(水道・下水道・電気)や、解体から出る資材を再活用できるプラスの面も考えると、実際の負担はもっと下がります。
もちろん今回のように跡地利用ができる所に限られますが、多少の手間はかかれども、出費を抑えて解体できる方法を確立できたら、地方の「廃屋問題」にも新たな道筋をつけられるのではないか。牧場整備からやや脱線しますが、今回のプロジェクトを通して、百姓目線で「廃屋問題」を解くひとつの方法をつくることにも、挑戦しています。
6月下旬からはいよいよ本格的な解体と敷地整備に進みます。