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コロナ禍で置き去りにされがちな子どもの気持ちを聴く絵本を、より多くの人に届けたい

後回しにされがちな「子どもの権利」。2020年国連子どもの権利委員会が出した声明を元に、自主制作で作られた子どもたちの声を聞くための絵本を、より多くの人に届けるために、内容を再構成、ワークブックをそえたハードカバー絵本として刊行し、「子どもの権利」を社会全体で考えたいと思っています。

現在の支援総額

1,732,000

86%

目標金額は2,000,000円

支援者数

256

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/06/20に募集を開始し、 256人の支援により 1,732,000円の資金を集め、 2021/07/25に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,732,000

86%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数256

このプロジェクトは、2021/06/20に募集を開始し、 256人の支援により 1,732,000円の資金を集め、 2021/07/25に募集を終了しました

後回しにされがちな「子どもの権利」。2020年国連子どもの権利委員会が出した声明を元に、自主制作で作られた子どもたちの声を聞くための絵本を、より多くの人に届けるために、内容を再構成、ワークブックをそえたハードカバー絵本として刊行し、「子どもの権利」を社会全体で考えたいと思っています。

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mai の付いた活動報告

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クラウドファンディング、最終日です。なんと60%達成…!連日、応援してくださって本当にありがとうございます。みなさんのコメント、全部読ませてもらっていて、大きな励みになっています。あと少し応援をどうぞよろしくお願いいたします。実は、明日26日朝入稿です。ⅿomoさんは金曜日に最後の絵をアップ、同日に長瀬もテキストをアップ、ここ数日は、デザイナーの小林さん、maiさん、そして編集者の山縣さんがものすごいスピードで、おそらく睡眠時間を削って作業をすすめ、出版社の中村さんとの応答を続けておられます。(みなさん、本当におつかれさまです…!)私は、絵本が大好きですが、今回の絵本作りの一連のプロセスを経験して(まだ終わってないけど)絵本がほんとうにいろんな知恵を総動員してつくるものなのだと感動しています。一般の本と比べて、圧倒的に文字数が少ない。それは、その分言葉が選び抜かれるということです。今日は、絵本づくりの旅を少しふりかえりたいと思います。今回、私は、テキストをほぼすべて書きおろしました。といっても、私の役割はたたき台となるテキストをあげること。それをチームで検討し、絵本の「文」が確定されていくのです。私が慣れている文体は論文調…。すぐに難しくて、長くなるのです!そこをやわらかく解きほぐし、子どもの視点でリライトしてくださる山縣さん、「それはつまり…」と論理展開を冷静に指摘してくださるmaiさん、前作から引き続きともに考え、意見をくれるmomoさん。そして、4人の対話から生まれるアイディア。週に1回2時間行われる会議(別名「子どもの権利道場」)は、個人的にはめっちゃ楽しくて、おもしろすぎるプロセスなんですが、なにせ通常の大学業務をこなしながらになるので、ふらふらで楽しみきれなかったことも事実。でも、やっぱりすっごく楽しかったなあ。記憶をたどると内容にかかわる最初の会議は、2021年3月24日のミーティング。絵本の構造と部位の名前を山縣さんが説明してくださいました。山縣さんは、美大で絵本の講座をもっておられて、その講義の一端を経験できるなんてわくわくしました。途中経過は、絵本の発刊を待ちたいと思いますが、下の写真は、絵本のメインページと、国連声明の「かんたんな日本語訳」と、権利条約の条文がつながるページ。旧版の「ちょこっと解説」がのりしろとなって、大人の読者に絵本の本文、そして子どもの権利への理解をより深めるためのページです。みんな真剣で、顔が険しくなります笑。そんなわけで、絵本は最終の仕上げ段階に入ってきました。絵本が発刊されたら、途中経過もご報告できたらな、と思っています。私自身、もう一度子どもの権利条約に出会い直し、学びを更新したプロセスでした。クラファンが終わる時期に、絵本制作も一区切り。大変な1か月、みなさんのお声に本当に励まされました。たくさんの想いをおくってくださって、本当にありがとうございます。お届けまで今しばらくお時間をいただきますが、どうか楽しみにお待ちください。


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こんにちは!編集とデザインの会議に参加しているmaiです。先日、書店さんにご協力いただいて表紙案の検討会をおこないましたので、今日はそのご報告をお届けいたします。検討会というのは、タイトルの色や字体、帯の色、装飾など、10種類以上の表紙のバリエーションをプリントして、同じ仕様の絵本にぐるっと巻きつけ、絵本コーナーに置いてみるという実験です。「この絵本が置かれるのは、たぶんこのあたりだから……」絵本コーナーの中にも、知育ものや翻訳ものなどさまざまなジャンルがあるので、今回の絵本と分野が似ている絵本の近くに置いてみて、いろんな角度から眺めてみます。パソコンの画面で見るのと実際に置いてみるとでは、印象がガラッと変わっておもしろい!画面ではバランスよくまとまっているなと思っていたけど、実際置いてみるとおとなしすぎたり、ちょっとタイトルが強いかなと思っていたものが、たくさんの中ではひときわ目をひいたり。だけど『きかせて あなたのきもち』と、そっと声をかけたい絵本だからこそ、タイトルだけ目立ちすぎるのも違うかなと思ったり……。表紙はまさに「本の顔」。たくさんの本が並ぶ中から、この1冊に目をとめてもらえるか、お手にとってもらえるか。そのハードルを飛び越えて、はじめて本は読んでもらうことができるのです。書店に並ぶどの本もそれぞれに、いろんな声で「私はここにいるよ!」と主張しています。この絵本らしい声って、どんなトーンなんだろう。どんな大きさなんだろう。そんなことを考える時間でした。どんな表紙に決定するかは、もうしばらくお楽しみに!以上、デザインの現場からのご報告をお読みくださりありがとうございました。


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旧版でデザインを担当しました、mai works のmaiです。新版では編集とデザインの会議に横断的に参加しておりますので、私からは、現在進行形の絵本づくりについてお届けいたします。本日は7月3日の編集編に引き続き、デザイン編です。-----編集編では、新版の絵本が、子どもの対話相手になれること、この本は自分の味方なんだと、子どもに感じてもらうことを目指してつくられていると書きました。そんな理由から、今回はレイアウトもガラリと変わることに。旧版では絵と言葉にそれぞれページがわかれていましたが、新版では、子どもへの問いかけと「子どもの権利」の説明の間、ちょうどページをまたぐ場所にmomoさんの絵を配置しています。子どもがハテナを受け取ってから、きもちが言葉を見つけるまでには時間が必要。問いと出会って、なんだろうな、こうかな?ああかな?と思い巡らす間、momoさんの絵が隣に寄り添ってくれ、言葉を見つけるヒントにしてもらえたら、という仕掛けです。これは、デザイナーの小林未央さんが見つけてくださった新しいかたち。はじめてみた時には、さわやかな風がふわっと吹き抜けたような新鮮さを感じました。それと同時に、まるで最初からこうする予定だったようなしっくり感もあり、チームのみんなが一目でこのデザインを気に入ったのでした。「こうしたら、もっと子どもが楽しんで読めるよね」「こうしたら、もっと子どもが言葉を見つけやすいかも」どの会議でも、いつもこんな言葉が飛び交っています。子どもの最善の利益を考えるーこれは子どもの権利条約を貫く基本原則ですが、子どもを宛先にした絵本をつくることは、まさにその実践。そのことを、絵本づくりの専門家さんたちとの作業を通して、ひしひし実感しています。冒頭の写真は、刷り上がってきたテスト校(仕上がりの色の確認のため、印刷会社さんに出してもらった試し刷り)を、デザインチーム with momo さんで確認しているところです。太陽光の下で原画と見比べながら、「ここは赤が強いのでひく」「もっとにごりをとる」など、印刷会社さんへの指示を赤字で書き込んでいき、まるで印刷会社さん宛のお便りみたい。6/27の活動報告でmomoさんが書いてくださったように、旧版では原画よりもくっきりとした仕上がりでしたが、今回はより原画のやさしい色調に近づいた仕上がりを目指しますので、どうぞどうぞお楽しみに!-----以上、デザインの現場からのご報告を読んでくださり、どうもありがとうございました。引き続き、子どもの権利絵本出版プロジェクトへの応援とご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。


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旧版でデザインを担当しました、mai works のmaiと申します。新版では編集とデザインの会議に横断的に参加しているので、その視点からご報告したいなと思います。本日は編集会議編。どんな絵本になるのか、モクモク想像を膨らませて読んでいただけたら嬉しいです。 --------- 6/30のmomoさんからの活動報告にもあったように、元の本があってもなかなか一筋縄ではいかない!編集会議。難しさの理由でもあり、旧版から一番大きな変更点となるのが、メッセージの宛先の矢印がぐるっと変わった、ということです。  旧版では、コロナ禍において国連から出された声明=【子どもの権利を奪わないため、国や社会や大人は何に気をつけなければいけないのか】を伝えることが目的だったので、どうしても主なメッセージの宛先は大人になっていました。それを子どもも一緒に読むことで、「本当は自分はこんなふうに大切にされる存在なんだ」と知ってもらいたい。そして、コロナ禍のただ中で、感じていること、内側に溜め込んでいるきもちを、言葉にしてもらいたい。そんな想いから、子どもがきもちを書き込むためのスペースを設けた、「大人と子どもがともに手にとって対話を始められる本」を目指しました。  でも、今度の絵本の宛先の矢印は子どもです。ページを開いて真っ先に飛び込んでくるのは、子どもに対する問いかけ。「何をしているときが さいこうの気ぶん?」「本当は言いたいこと ある?」 普段あえて言葉にしないことも、問われることで、きもちが言葉を探しはじめます。問いかけというアイディアは旧版から引き継いでいますが、その内容はコロナ禍に限らず、もっと暮らしに近い表現になりました。そして、子どもが自分のきもちを探るステップを経た後で、 「今、あなたが思い出したこと、言葉にしたきもち、実はこんな“子どもの権利“とつながってるんだよ。あなたにはこんな権利があるんだよ」と知ってもらうという順番。旧版では、隣の大人と対話するきっかけになれる本を目指しましたが、今回は、本が子どもの対話相手になれること、この本は自分の味方なんだと、子どもに感じてもらうことを目指してつくっているのです。 ----- 以上、編集の現場からのご報告を読んでくださり、どうもありがとうございました。冒頭の画像は、最新のページレイアウトです。次回のデザイン編では、こちらのレイアウトについて現場からご報告いたしますので、どうぞお楽しみに。引き続き、子どもの権利絵本出版プロジェクトへの応援とご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。