こんにちは。長瀬です。『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』は、ふんわりと舞い降りた、でも、ものすごいスピード感で出版されました(それはほんとうに私以外のみなさまのお力が大きいです)。でも、多くの本たちというのは、長い時間をかけてつくられます。友人たちとの対話や、長年続いてきた研究会の成果が、この冬に2冊の本となって発刊されます。『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』と一緒に読んでいただくと、よいかも…です!ひとつは、金澤ますみさん、山中徹二さんとともに編者をさせていただいた『学校という場の可能性を追究する11の物語―学校学のことはじめ』です。文字通り、学校をあきらめないための11のエッセンスが詰まったものです。それぞれの人たちの物語から、学校に生じる問題にアプローチする際の概念(スクールロイヤー、スクールソーシャルワーク、修復的対話等)をさまざまに学べる本です。『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』の底本『子どもの権利と新型コロナ』の売り上げの一部は、夕刻を支える場に寄付しています。(第二弾をこれから)その実践のありようもとてもよくわかります。金澤さんの子どもの権利を伝える出前授業の章もとっても興味深い。学校をめぐる問題の閉塞感を打破するヒントをともに考えることができたらと思っています。2月5日には、読書会も予定されています。夕刻を支える場にかかわる人たちのオンライントークイベントです。また、お知らせしますね。関連記事はこちら。子どもの権利条約を子ども自身にどう届けるかhttps://note.com/kodomokenri/n/nfefa103faec4「夕刻を支える場」とはhttps://note.com/kodomokenri/n/ncfeeee63da74?magazine_key=m73776733e789もうひとつは、3年越しの本。『子どもアドボカシーと当事者参画のモヤモヤとこれから ―子どもの「声」を大切にする社会ってどんなこと?』友人の栄留里美さんと永野咲さんとつくりました。帯は荻上チキさん、装画はくまのひでのぶさんです。装画のタイトルは、「ことばを掬いとるたびに零れ落ちる、ひかりよどうか」。子ども庁や子ども基本法など、さまざまな社会の動きがありますが、社会的養護の営みから子どもの「声」を支えるさまざまなあり方を考えようとするものです。子どもの世界を想像するために、「声」を引き出すために、厳しい状況を生き抜いてきた子どもを支える社会的養護の実践から、多くを学ぶことができるのではないかと考えています。ちいさなとびらについてもコラムで紹介しています。関連して来週(!)にオンライントークイベントがあります。コロナ下、安心して情報を受け取れたラジオのパーソナリティ、荻上チキさんをお迎えし、3人で語り合います。ドキドキしますが、楽しみです!noteに、『きかせてあなたのきもち 子どもの権利ってしってる?』に関連する情報を随時掲載しております。ぜひ、フォローお願いします! →noteを見る