【あと5日】心動いた今までを書いてみたいと思います。私の大好きな職業、介護を約10年勤めてきました。人生の先輩と話すことがとても楽しく大変なことですら楽しく思える職場でした。そこへ襲ってきた東日本大震災。生活が一変しました。いろいろなことに絶望し、ただ目の前にあることをこなす…生きているのが奇跡…心動いた瞬間、『絵本カフェ架け橋』との出会い。東日本大震災のボランティアで来ていた人達が作り出した場、集まったのはみんな子連れのママ。一言でいうと不思議!!です。こんなにママと子どもが集まる職場なんてあるのか?でもなんかワクワクする!!!そんな気持ちで仕事を始めました。今までに感じたことのない子どもが居て当たり前に慣れるまで実はかなりかかりました。それだけ自分自身も子どもがいるのにたくさんの子どものいる環境に慣れていなかったんだなと思いました。日が経つにつれ「こどもがいるって大変だけど幸せだな」と思い始めました。それは一緒に働くママ・お客様のママと話せること。子どもの成長のこと、幼稚園のこと、自分の環境のこといっぱい話しました!話す相手がいるってこれ以上にない幸せなんです!!一年が過ぎスタッフも子どもの幼稚園デビューと共に入れ替わり、また新しいママが入って来て新しい風が吹きました。その中でカフェ以外で始めたのがみんなが楽しめるフェスをしよう!と。地域や市内の方を巻き込み300人規模の大きなフェスを成功させました!!その後も気仙沼のママに子育てに関してのアンケートを取りました(N数=137)。その中で大きく目立ったのが「一時預かりがないこと」「周りの目を気にして預けることが出来ない」ということでした。それなら作ろう!!と計画を立て作り上げたのが『子育てシェアスペースomusubi』です。計画する中で一時預かり託児所×ママのリラックススペース×シェアハウスの三つの機能を持たせることを決めました(復興庁新しい東北ビジネスコンテスト2018企業賞受賞)。受賞の表彰式に東京へ娘を連れて出席。スーツの方々の中に1歳半のこども一人…連れてくるべきじゃなかったかなと反省していると「こどもは来ちゃダメなんて書いてないよ、子どもの居場所作るので受賞しているのにこどもダメなんて変でしょ(笑)」確かに!!!気づきが多くすごくこの言葉で見え方が凄く変わりました。そこからお客様の声を常に聴くようになり自分の中で助けたいと思うようになりました。私は震災後たくさんの方々に助けられたんです。自衛隊の方・近所の方々・知り合いの方・そしてCloudJAPANの代表アツさん、当時の共同代表ももちゃん・スタッフの仲間…言い尽くせないくらいの方々に助けられ今があります。そこで高齢者・障害者・産前産後のママはもちろん誰でも家から助けを求められるように『お助けMAP』を作成し、震災公営住宅を主に一万部を配布したり、コロナウイルス感染症が流行し始めた際は布マスクを作り販売…と今の私がしたいと思うこと、お客様の声から助けたいと思うことを実践してママや子ども達を元気にしていくつもりで活動しています。ママや子ども達が元気だとみている周りも笑顔になるんです。そうしたら気仙沼がもっと元気になると思うんです!!「明日が来る奇跡、今日を精一杯生きる」
子連れスタッフ の付いた活動報告
【あと6日】赤裸々に話したいと思います。まずは今回、場を分散したメリットについてお伝えします。今回の絵本カフェ機能の移動としてはゲストハウス架け橋にコロナ禍でも引き続き県外の来訪者が来ることを地元の絵本カフェ利用者が懸念したことによるものです。かねてより、夜間の旅館業との住み分けという点で箱が狭く悩んでいたので、コロナ禍で絵本カフェ休業中に新たに立ち上げました。これに基づく固定費の増加は、大家さんのご協力もあり、約43,600円/月となります。次に法人を分けたメリットについてお伝えします。こちらは非営利ならではの理由になりますが、ひとつの法人であることによってビジョンがぼやける、もう少し具体的な話をすると助成金を申請する際に、方向性や予算を各事業ごとに適正にお伝えできないために分けております。また、ご存知頂いていると思いますが、旅館業・飲食業・一時預かり事業と事故やコロナ感染の比較的リスクが高い事業が並んでおり、分散して各役員が細かくマネジメントを行なっているところです。一方、決算や経理などの事務は同じスタッフが行い、会計やストレージシステムは共有するなど集約によるメリットも残そうとしております。絵本カフェ時代を根拠にしているため少し弱いですが、同規模の営業を行なっていた2019年度の変動費平均は約32万円/月でした。ランチのみ運営の絵本カフェは売り上げ平均21万円/月です。こちらは今年1月の売上額146,280円を見ると、今期はコロナ禍なので減少はしておりますがコロナ後には元の水準に戻ることができると想定しております。加えて、紹介しきれていませんが、出張託児や幼稚園の委託事業、出張イベントなどランチ以外での収益を得ております。今年1月までに売上平均額は、それぞれ以下の通りです。出張託児:平均80,390円/月幼稚園の委託:40,000円/月出張イベント:27,000円/月余剰分で、こども食堂の食材費と人件費をまかなう計画です。クラウドファンディングもあと一息まできました!!引き続き応援・シェア宜しくお願いいたします。
半沢:本日は二人目のスタッフ・愛ちゃんをご紹介します。愛ちゃんは絵本カフェ架け橋からのスタッフです。愛ちゃんは3歳と1歳の姉妹のママで、子連れで出勤しています。愛ちゃん、自己紹介と働こうと思ったきっかけなど教えてください。愛:出身は岩手県一関市。結婚して長女が一歳のころに旦那さんの実家の近くに住むために気仙沼に引っ越してきました。半沢:引っ越してきたときの気仙沼の印象はどうだったかな?愛:いいなと思ったのは親切な人が多いことと、話すと親身になってくれる人が多いこと。困ったのは土地が違うので環境に慣れないことと病院が少ないこと。一関市はとにかく病院が充実していたから。半沢:今はどう変わったかな??愛:土地の環境には慣れ始め、自分からもいろいろな人とお話ししたいと思える余裕が出来てきたかな。 半沢:その中で働こうと思ったのはどうしてかな?愛:一関にいる頃も子どもを出産した後もバリバリ働く気持ちでいました。でも実際に出産してみると、全く思うようにいかないくて、社会から取り残されるんですね。日中子どもと二人きりだとつい悪い事ばかり考えてしまうんです。半沢:分るよ~。特に一人目育児って母親も何もかもが初めてで不安いっぱいだもんね。愛:そんな時に旦那さんの同級生の絵本カフェ架け橋のスタッフママから紹介もらったんです。話を聞いて気仙沼にママ友を作りたかったのと小さいうちはこどもと一緒に居たい気持ちもあり、子連れ出勤という内容に惹かれました。絵本カフェはアットホームで居心地がよく、来るママものんびりしていて今まで見てきたカフェとは違ったんです。半沢:今おりがみになってみてどうかな??愛:おりがみは会社だけれど、いるとホッする場所で子どもと安心して働けるんです。みんなみたいに出来る事少ないけれど、みんなを見ていると、何かやりたいなという気持ちに掻き立てられるんです。半沢:私はみんながやりたいことができる職場にしたいと思っているからどんどんやっていこう!!子育てママがやりたいと思っていることを実現するには周りのサポートが必要になります。おりがみでは私が出張託児や子ども食堂をしたいと思ったことを実現したようにママ達のしたいことを一緒に実現したいと持っています。次のスタッフ紹介はアンちゃんです。
半沢:今回はスタッフの紹介となぜHATAで働いているかを聞いてみました。一人目はあかねちゃん!あかねちゃんは気仙沼生まれ・育ちで現在3歳と2歳の兄妹を子育て中です。震災当時は仙台にいて震災一年後に気仙沼にUターンしてきました。絵本カフェ時代はお客様として来てくれていてHATAのオープンスタッフとして働き始めました。おりがみではコミュニケーション能力を生かしてお客様お話したり、たくさんのアイデアを生み出しています。あかねちゃん、自己紹介とどうしてHATAで働き始めたのかを教えてくれるかな?あかね:はい、気仙沼生まれ育ちのあかねと申します。震災時は仙台に居ましたがUターンして戻ってきました。絵本カフェ架け橋で初めて架け橋の厨房で半沢さんに会ったんですが、一目見た瞬間に、この方はいい人と思ったんです。勝手に、新聞やテレビから情報聞いていて、すごい人だと思っていました。半沢:実際そんなことはないでしょ(笑)どこにでもいる主婦(笑)あかね:働き始めたきっかけは『おりがみ』で募集しているとアンちゃん(のちにご紹介します)に声をかけてもらいました。実際働く前に半沢さんとアンちゃんとお話を聞いて、魅力的な職場でそういった場で働きたいと思いました。半ちゃんは、人に思いを伝えるのが上手でその思いがすごく必要とされているようで嬉しかった。自分も子どもがいて、待機児童で保育園にも入れない、けど家にもいたくないという気持ちがありました。・『おりがみ』は、子ども連れて働きに来てもよい場所・子どもが風邪引くのは当たり前だから休む連絡はLINEでよいからとママ目線。・子育てママが運営しているからお互いがフォローし合えるここが魅力的でした。半沢:もともとアンちゃんとはママ友だったんだよね?あかね:アンちゃんとは知り合いで、色々やりたい事を聞いていて、母国の料理をみんなに食べてもらいたい、英語を子どもたちに教えたいって言ってました。結果、この場所で全部叶っていることがすごい!!子育てしてるママの場所、遊びに来れる場所、こういう場所はまずない。この場所で働けているのが嬉しい!! 半沢:そういってもらえるとこの場所をみんなでリノベして作った甲斐があるね。リノベした大変だったお話、楽しかったお話を後日報告します。次のスタッフ紹介は愛ちゃんです。ご支援・シェア本当にありがとうございます。引き続き頑張っていこうと思いますのでよろしくお願いします。