着こなしを彩るプロダクトを、独自の感性と技術で。
それを形づくるのは 知的障がいのある、MUKUのデザイナーたち。
多くの、普通の人は、彼らをこう言う。
過剰なまでにこだわる。空気を読まない。興味のあることしかしない。
でも、私たちはこう思う。
それは、可能性であり、才能だと。
カラフルな個性をまとう彼らだからこそ、 つくれるものがある。
障がいという絵筆を手に ちがう視界から、ちがう世界を、描き出す。
MUKU
プロジェクトを開始してから、たくさんの応援メッセージをいただきました。スタート前に感じた危機感は、日に日に活力に変化していったように思います。
ほんとうにありがとうございます。
しかしながら、感動に浸るのは早いのでは?と思うのです。
未だ終わった訳ではありません。
そこで、MUKUはネクストゴールを設定し、以下の金額を目標とします。
目標金額【1,269,000円】
2(双子) 69(ムク)
MUKUは双子で推進しているブランドですので、設定した金額は2(双子) 69(ムク)を入れさせていただきました(笑)
日頃から僕らを応援して下さる皆様に最後にひとつお願いがございます。ネクストゴール達成に向けて僕ら双子は残り期間、全力で駆け抜けます。
るんびにい美術館と、小宮商店・GRANESS Tokyoと、宮沢賢治と、高岩遼と、そしてMUKUを支えてくれるみなさまと、共に、奔走します。
松田崇弥、松田文登
「雨ニモマケズ」は、宮沢賢治の没後に発見された遺作のメモである。本プロジェクトの公開にあたり許可をいただいた宮沢和樹さん(宮沢賢治の実弟・清六さんの孫)より、興味深い話を伺いました。
「"雨ニモマケズ"は賢治さんが作品として書いたものではなく、その時の心情や考えを書き留めたものなんです」
それを聞いた時、僭越ながら"一緒"だと感じました。今回のアート作品を提供してくれた花巻市にある「るんびにい美術館」で創作活動を行なうアーティストたちも、彼らの視点で見て、聞いて、感じて、心の中に描いた世界をそのまま表現しているからです。そこには「社会に評価されたい」という私利私欲はなく、描きたいから描いている、という極めて単純な動機のみが存在します。
今回、そんな宮沢賢治「雨ニモマケズ」の朗読を担当したのは、「NEW SAMURAI R&R」を掲げるロックンロール・バンドのザ・スロットル、8人編成ヒップホップチームであるSANABAGUN.、そしてヒップな表現者集団 SWINGERZと、各組織の首謀者でありフロントマンの歌手・高岩遼。宮沢賢治と同郷・同誕生日(8月27日生まれ)であることから、夢のコラボレーションが実現しました。
宮沢賢治の故郷である岩手県から、新しい可能性を、わたしたち「MUKU」は提案します。
◼︎ 特別協力:宮沢和樹(株式会社 林風舎 代表取締役)
◼︎ 監督:風間太樹
◼︎ 写真:小林真梨子
なんだか憂鬱な気分になってしまう雨の日。そんな時こそ、手にするだけでワクワクしてしまうような傘を持って、外に出かけてみませんか。
制作は洋傘一筋87年、日本製の傘を今日も作り続ける小宮商店。昭和5年、創業者・小宮宝将により、洋傘・ショールのメーカーとして東京都中央区浜町でスタートしました。以来、今日まで、日本にはもうごくわずかになった国産の傘を作り続けています。この機械化の時代、ラインに乗せれば傘も全て自動で作られると思われがちですが、いまだに傘はほとんどすべて工程で「人の手」を必要とする製品です。そのため、最終的には作る人の経験と知見が出来栄えを左右する、 大変デリケートで奥の深いものです。日本の伝統的な生地や技法を用い、熟練職人のじっくりとした丁寧な手仕事が感じられる日本製の傘を、ぜひお愉しみください。
◆傘のスペック
親骨の長さ 60cm
重量 約320g
開いた直径 約100cm
全長(手元から石突きまでの長さ) 約90cm
生地の素材 ポリエステル100%
親骨の素材 カーボン
親骨の数 8本骨
中棒の素材 アルミ
手元の素材 国産木材使用の合板材
外袋 なし
生産地 日本
◼︎ 小宮商店 ウェブサイト:www.komiyakasa.jp
純国産・東京発のバッグ&ステーショナリーブランド 「GRANESS Tokyo」
1から100まで全ての工程を日本で行うというこだわりのもと、職人歴50年以上の革職人(マイスター)や、創業50年以上の歴史を重ねる東京の提携工場の中で、行われる丁寧なものづくり。
MADE IN JAPANならではの繊細さ、丁寧さを持つ「GRANESS」との提携により、最高品質の本革製ブックカバーを提供することが可能となりました。GRANESS が使用するのは、表情豊かな本革。天然素材ならではのやさしい手触り、風合い、味わいが、デザインと技術の力で、丁寧に引き出されています。
また、職人の技術が宿る、革の加工やプリント染色技術の積み重ねによって、本革独特の上品な艶、しなやかさ、やわらかな手触りを実現。繊細な技術から生まれる最高品質の「本革製ブックカバー&しおりセット」をお楽しみください。
●サイズ(A6 文庫本サイズ / 手帳カバーにも代用可能)
・ブックカバー:縦16.5×横11.6=文庫本サイズ(本の厚みに応じて調整可能)
・しおり:縦8.8×横3.3=紐も含めると縦13.3(cm)
●素材
・本体:牛革
・しおり:牛革
●仕様
・様々な本の厚みに応じて、調整可能
◼︎ GRANESS Tokyo ウェブサイト:www.graness.co.jp
※本革製レザーボールペンについて
本革製レザーボールペンに非常に多くのご注文をいただいております。今からご支援いただくお客様は納期の関係でお届け予定が11月から12月になる可能性がございます。ご了承くださいませ。
◆ レザーボールペン
◆ 御礼の手紙
*市場販売予定金額:4,000円
*生地の裁断位置により柄の出方は異なります。
るんびにい美術館は岩手県花巻市にあるユニークな美術館です。
1Fは美術館とカフェが併設され、2Fには障がいを持つアーティストの方々が創作活動をする為のアトリエがあります。彼らがアトリエから生み出す作品は、世の中で流行しているスタイルや、美術史にとらわれず、自分自身の奥深くから湧き出してくる表現をそのまま形にしているのが特徴です。
そんな独創性に満ちた、障がいのあるアーティストによる作品を中心に展示していますが、それだけではありません。
るんびにい美術館は、あらゆる表現物をボーダーレスに紹介する『命のミュージアム』を掲げています。ボーダーレスとは、障がい者と健常者、ジェンダー、国、人種などこの世界にあるボーダー(境界)を心から消し去ってそれらをただ一つのものとして見ることができる世界。
今日もるんびにい美術館では、見る人が命を感じるような、あらゆる表現物が展示されています。
◼︎ るんびにい美術館 ウェブサイト:http://kourinkai-swc.or.jp/museum-lumbi/
昨年2016年9月、松田崇弥・文登(一卵性の双子)は「MUKU」を発足しました。その原点となったのは翔太(兄)の存在です。兄は、自閉症という先天性の障がいを持って、この世に生を受けました。兄は笑います、哀しみます、怒ります、そして、涙を流します。わたしたち健常者と同じ感情を抱きながら、一日一日を「普通」に過ごしています。
しかし時折、兄はこう表現されるのです。「かわいそう」。兄は私たちと何ら変わることのない感情を抱いているのにも関わらず、どうして「かわいそう」なのだろう?社会が作り出す「かわいそう」や偏見の定義は、幼い頃から私たち双子を混乱させていました。
そんななか訪れた、るんびにい美術館。そこで僕等は衝撃を受けます。そこには、「知的障がいがあるのにすごい」ではなく、色眼鏡をつけずともカッコイイアート作品に溢れていました。
カラフルな個性を纏う彼等だからこそ、何か創れるモノがあるのではないか?障がいを敢えて個性・クリエイティブ力の高い絵筆と言い切ルコとで、違う視界から、違う世界を、社会に向けてプレゼンテーションできるのではないか?そう考え、信頼する有志の協力のもと、「MUKU」を発足しました。(2016年9月 第一弾プロジェクト:https://camp-fire.jp/projects/view/8802)
アーティストの名前、アーティストの存在は、社会ではほとんど知られていません。しかし、僕等双子は知っています。いつか彼等を有名にしたい。その時、彼等のクリエイティビティは、僕等の目標に変わると信じています。
いまは野に埋もれている未来のヒーロー達の背中を、押したい。MUKUは、「障がい者支援」という福祉的な視点ではなく、知的障がい者が描く「優れたアート」を、世の中に「プロダクト」として提案することで、知的障がいのある「ヒーロー」を生み出すブランドを目指しています。
知的障がい者と社会の橋渡し”をテーマに、強烈なアイデンティティを持った彼らが描くアート作品を商品に落とし込み、世の中に提案していくブランド。知的障がいのある方々が生まれながらに持つクリエイティビティを徹底的にブランディングすることで、社会に新しい価値の提案を目指す。2016年六本木アートナイト、国立新美術館の展示会、伊藤忠青山アートスクエアの企画展、FashionRevolutionへの参加など、精力的な活動を行っている。
最新の活動報告
もっと見る【MUKUの愛するヒーローたち】残り3日
2017/10/26 00:38MUKUの愛するヒーローたちのプロダクトをご紹介です。 ◆工藤みどり ある時はふわふわと、夢見るように周囲の誰かに笑顔で話しかけたり。またある時は、一人自分の内側の世界に深く意識を沈めていたり。工藤のまなざしは、彼女の心だけに映る何かを追いかけてたゆたう。心を満たす幸福なイメージが浮かぶのか。それとも痛みや悲しみを心に映さないようにするためなのか。それとも。工藤の製作は、瞑想から生み出されるような果てしなさがある。自分が今なにかを作り出しているという意識はあるのだろうかーー。彼女が描く時、縫う時、あるいはよくわからない「なにか」をしている時。ふとそんな疑問を感じさせる、不思議な空気が彼女の製作には漂っている。 ◆高橋南 クーピーペンシルやクレヨンを塗り重ねることで作り上げられた作品は、一見すると、素早い鉛筆の動きを要する激しい制作態度を連想させる。しかし実は、彼女の製作は非常にゆっくりと穏やかである。彼女の描きだすひとつひとつの色は、お互いに交じり合うことなく、それぞれにその美しさを主張しながら画面の上に現れ、激しさと静けさが不思議に同居しており、心を惹きつけられずにはいられない。 ◆八重樫道代 ブラシマーカーを用い、躍動に満ちた膨大な形と色彩がひしめく緻密な画面を生み出す。小さな頃から塗り絵が好きだったが、初めて「自分の絵」を描き始めたのは19歳の時。以来、堰を切ったように鮮烈な色彩と精緻な構成からなる作品を次々に生み出していった。その後体調を崩したのをきっかけに、現在は制作をおこなっていない。 ◆佐々木早苗 絵のみならず織り物、切り紙、刺繍など、いずれも緻密で色彩と構成の妙に富む様々な表現をおこなって来た。そして現在彼女が打ち込んでいるのは、通販カタログを1ページずつ、ボールペンの不思議な書き込みでじわじわと埋め尽くしていくこと。彼女は一つの仕事に数か月から数年集中して取り組んだあと、不意にやめて別の仕事に移るのが常。次はいつ、どんな制作が始まるのか。 ◆小林覚 好きな音楽家はビリー・ジョエル、クイーン、井上陽水、スピッツ、THE BOOM...などなど。そして散歩が大好き。小林は養護学校中等部の在学中に、日記も作文もすべての文字を独特の形にアレンジして書くようになった。初め学校の先生も何とか直せないかと苦心したが、やがてこれを魅力的な造形表現ととらえることに切り替える。これを転機に、彼の表現は多くの人に喜びを与えるアートとして羽ばたき始めた。 ◆八重樫季良 一見抽象的な幾何学パターンを描いたように見える絵だが、それが独自のアレンジによって描かれた建築物だと知ったら多くの人が驚くだろう。この表現様式を八重樫は子どもの頃、誰に習うことなく独創によって生み出し、以来半世紀余りにわたってこのただ一つのスタイルで創作し続けて来た。作品数はおそらく数千点に及ぶと思われる。その制作は、彼と色彩の間で永遠に交わされる睦まじい会話のようだ。 もっと見る
【残り4日】決意表明
2017/10/24 09:52クラウドファンディングで商品をご購入していただいたみなさま、目標金額の100万円を達成することができました。この場を借りて、深く感謝申し上げます。 ご支援いただいたみなさまは、他の誰とも違います。生きてきた環境が違えば、見えている世界だって違うかもしれない。当たり前のことです。でも、私たちは同志であると、勝手に、そう思っています。なぜなら数ある商品の中から、MUKUを選んでくれたのだから。私たちのプロジェクト・商品に共感し、私たちの夢を購入してくれたのだから。みなさまから預かったお金は、これからも、みなさまと共に、並んで歩いていきます。 さて、MUKUはネクストゴールを設定しました。 目標金額は、《1,269,000円》です! 2(双子)69(ムク)MUKUは双子で推進しているブランドですので、設定した金額は2(双子)69(ムク)を設定しました。笑い話ではなく、大真面目です! そこで、日頃から私たちの活動を応援してくださっている親愛なるみなさまに、最後にひとつお願いがございます。 ネクストゴール達成に向け、私たちは金曜日まで、全力で駆け抜けます。たくさんのMUKUの情報を発信するかと思います。その投稿に少しでも共感しましたらシェア、拡散をお願いしたいのです。 ◆ MUKU Official Facebookfacebook.com/mukuofficial/ ◆ MUKU Official Twittertwitter.com/muku_official ◆ MUKU Official Instagraminstagram.com/muku_officialpage/ 最後の最後まで、どうぞお付き合いくださいませ。 松田崇弥・文登 もっと見る
『障がい者だって同じ人間なんだ!』【残り5日】
2017/10/23 21:20夜分遅くに失礼します。双子の兄の松田文登(岩手在住)です。私が小学4年生の頃に書いた作文が、岩手県金ヶ崎町のコンクールで入賞したことがありました。 兄へ向けた世間の目の疑問点を小学生ながらの視点で綴っています。 私は名前に「文」という漢字があるのですが、文章を書くのはあまり得意ではありません。そんな私ですが、MUKUを始めて何カ月かしたときにこの作文が母から送られてきました。 最初にみたとき「ハッ」としました。 何故MUKUを始めたのか?何故MUKUは存在するのか? MUKUの根底の部分は私が小学生の頃から変わらないのです。知的障がい者のイメージは少なからず「ネガティブ」なイメージが多いかと思います。そのイメージを「ポジティブ」に転換する。 これは小学生の僕が感じていた核心だと思うのです。私たちが大事にしていること、それは知的障がい者の可能性や才能の伸長をはかり、徹底的にブランディングすることで社会に視点の転換を求めることなのだと再認識した瞬間でした。 そして私たちと関わる全ての人に絶対的な喜びをもたらすことを目標とします。 相手に伝えたい!と思って書く文章にはパワーが込められています。小学生時代に私が『心』で書いた作文を是非ご覧ください。 MUKU松田 文登 もっと見る
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