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「雨ニモマケズ」の世界を洋傘に。色彩豊かなアートを宮沢賢治の故郷岩手から発信

“違う視界から、違う世界を描き出す”をテーマに、知的障がいのあるアーティストが描くアート作品をプロダクトとして提案する「MUKU」が、宮沢賢治の誕生日である8月27日に「雨ニモマケズ」の世界からインスパイアされた洋傘・本革製ブックカバーを発表。メインモデル:高岩遼(宮沢賢治と同誕生日・岩手県出身)

現在の支援総額

1,277,500

127%

目標金額は1,000,000円

支援者数

104

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/08/27に募集を開始し、 104人の支援により 1,277,500円の資金を集め、 2017/10/27に募集を終了しました

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現在の支援総額

1,277,500

127%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数104

このプロジェクトは、2017/08/27に募集を開始し、 104人の支援により 1,277,500円の資金を集め、 2017/10/27に募集を終了しました

“違う視界から、違う世界を描き出す”をテーマに、知的障がいのあるアーティストが描くアート作品をプロダクトとして提案する「MUKU」が、宮沢賢治の誕生日である8月27日に「雨ニモマケズ」の世界からインスパイアされた洋傘・本革製ブックカバーを発表。メインモデル:高岩遼(宮沢賢治と同誕生日・岩手県出身)

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るんびにい美術館(岩手県花巻市) 文・板垣崇志(るんびにい美術館 / アートディレクター) 世の中で流行しているスタイルや、美術史にとらわれず、「いま・ここ」の自分自身の奥深くから湧き出してくる表現。周りのことも、自分のこともすっかり忘れて、ただ一点を深く深く見つめることから生まれた表現。 それはもしかしたら、美術でも、アートでもないかも知れない。でもそんなこと、どうでもいい。 その存在のあるがままが、まっすぐ現れたような。その命の鼓動がそのまま伝わってくるような。そんな表現を、たくさんの方にお伝えしたいと思っています。 型破りだったり、やり過ぎだったり。美しかったり、全てが謎だったり。誰かのあるがままは、驚きや、時に戸惑いにあふれているかも知れません。でも同時にそれは、あなたの「あるがまま」をも思い出させてくれる。本当のあなたは、どんなあなたですか? くっきり立ち現れた誰かの命の輪郭は、あなたの命の輪郭をも浮かび上がらせる。誰かの命の音に気付くとき、あなたは自分自身の命の音を聞いている。それはきっと、幸せな出逢いです。 そんな出逢いになるかもしれない、あらゆる表現を。表現としてあらわれた存在を。縦横無尽にボーダーレスに、あなたへご紹介したい。そんな、るんびにい美術館のボーダレス・ギャラリーです。 存在するとは、表現すること。表現するとは、存在すること。あらゆる存在は表現しています。 《るんびにい美術館》 http://kourinkai-swc.or.jp/museum-lumbi/index.html 【Necktie+bowtie+bookcover+ball pen】 八重樫道代 ブラシマーカーを用い、躍動に満ちた膨大な形と色彩がひしめく緻密な画面を生み出す。小さな頃から塗り絵が好きだったが、初めて「自分の絵」を描き始めたのは19歳の時。以来、堰を切ったように鮮烈な色彩と精緻な構成からなる作品を次々に生み出していった。その後体調を崩したのをきっかけに、現在は制作をおこなっていない。   佐々木早苗 絵のみならず織り物、切り紙、刺繍など、いずれも緻密で色彩と構成の妙に富む様々な表現をおこなって来た。そして現在彼女が打ち込んでいるのは、通販カタログを1ページずつ、ボールペンの不思議な書き込みでじわじわと埋め尽くしていくこと。 彼女は一つの仕事に数か月から数年集中して取り組んだあと、不意にやめて別の仕事に移るのが常。次はいつ、どんな制作が始まるのか。   八重樫季良 一見抽象的な幾何学パターンを描いたように見える絵だが、それが独自のアレンジによって描かれた建築物だと知ったら多くの人が驚くだろう。この表現様式を八重樫は子どもの頃、誰に習うことなく独創によって生み出し、以来半世紀余りにわたってこのただ一つのスタイルで創作し続けて来た。その作品数はおそらく数千点に及ぶと思われる。 その制作は、彼と色彩の間で永遠に交わされる睦まじい会話のようだ。    【Necktie+bowtie】 小林覚 好きな音楽家はビリー・ジョエル、クイーン、井上陽水、スピッツ、THE BOOM。そして散歩が大好き。小林は養護学校中等部の在学中に、日記も作文もすべての文字を独特の形にアレンジして書くようになった。初め学校の先生も何とか直せないかと苦心したが、やがてこれを魅力的な造形表現ととらえることに切り替える。これを転機に、彼の表現は多くの人に喜びを与えるアートとして羽ばたき始めた。   【umbrella】 工藤みどり ある時はふわふわと、夢見るように周囲の誰かに笑顔で話しかけていたり。またある時は、一人自分の内側の世界に深く意識を沈めていたり。工藤のまなざしは、彼女の心だけに映る何かを追いかけてたゆたう。心を満たす幸福なイメージが浮かぶのか。それとも痛みや悲しみを心に映さないようにするためなのか。それとも。 工藤の制作は、瞑想から生み出されるような果てしなさがある。自分が今なにかを作り出しているという意識はあるのだろうか――。彼女が描く時、縫う時、あるいはよくわからない「なにか」をしている時。ふとそんな疑問を感じさせる、不思議な空気が彼女の制作には漂っている。   高橋南 クーピーペンシルやクレヨンを塗り重ねることで作り上げられた作品は、一見すると、素早い鉛筆の動きを要する激しい制作態度を連想させる。 しかし実は、彼女の制作は非常にゆっくりと穏やかである。彼女の描き出すひとつひとつの色は、お互いに交じり合うことなく、それぞれにその美しさを主張しながら画面の上に現れ、激しさと静けさが不思議に同居しており、心を惹きつけられずにはいられない。


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崇弥は広告代理店に勤務。 文登は建設会社に勤務。 ふたりとも、本職がある。   でも、我慢できずに発足した「MUKU」。   まずはじめたことは、夢を口に出すこと。 夢を口にすることで、誓うことで、志をともにする仲間がこの一年で生まれました。   僕ら双子は、いつか福祉の世界にイノベーションを生み出すために、独立するでしょう。   モノづくりでは、終わらない。 一生を棒にふるような仕事がしたい、福祉の世界で。   ちょうど本日が折り返し地点。 さきほど、60万円を突破いたしました。   比較はよくない。と、思いつつも。 昨年度のcampfireでの支援者数を、後半戦を待たずして突破しました。 「MUKU」というプロジェクトの共犯者のみなさまと共に、 さらに成長していければと。誠にありがとうございます。     松田崇弥・文登


《岩手日日電子新聞 / 「MUKU」ロングインタビュー告知映像》   みなさま(特に岩手県の)にたいへん嬉しいご報告です。   MUKU 代表 松田崇弥のロングインタビューが、9月30日(土)〜10月2日(日)にて全3回、岩手日日電子新聞「momotto」にて掲載されます。   岩手県民として、金ケ崎町民として、そして、るんびにい美術館、宮沢賢治、高岩遼とコラボレーションできているこのタイミングで、「MUKU」について熱く語ることができることは、たいへんありがたいことです。   父、母、だけでなく、友人や団地の知り合い、担任の先生、部活の顧問・・ぼくという人間を形成する上でお世話になったみなさまへ、おもいが届くとうれしいです。   パソコンやスマートフォン、タブレットで、ぜひご覧くださいませ。 ■ 岩手日日新聞社https://www.iwanichi.co.jp


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2020年のオリパラを控え、 福祉という言葉を目にする機会は増えています。   「福祉」というある意味重たくも感じる言葉の クリエイティブをリアルに触れる場として、 代官山蔦屋書店にて「デザインと福祉」 というフェアが開催されます。 福祉のために生まれたデザイン、 福祉施設から生まれるデザイン、 書店とデザイナーの二つの目線で 商品を集める本フェアに、 光栄なことに「MUKU」も お声がけいただいたのです。 クラウドファンディング実施中の 洋傘・ブックカバー・ボールペンも、 正規価格で限定販売されます。 ぜひこの機会に直接、 お手にとってご覧ください! 「MUKU」一同、 みなさまのお越しをお待ちしております!   ■フェア名デザインと福祉 ■販売場所代官山蔦屋書店 建築・デザイン書籍売場 ■販売期間2017.10.1 Sun - 10.31 Tue ■アクセス東急東横線「代官山駅」より徒歩5分


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■自閉症の兄の自由帳に抱いた強い興味   私、MUKUの代表をしております松田崇弥と申します。 今回は、私が知的障害のあるアーティストが描くアート作品に興味を持った理由、そして、MUKUを発足するまでについてまとめようと思います。 大学時代、東北芸術工科大学という芸術系の大学で勉学に励んでいた私は、卒業制作で創作する作品の題材を探すため、さまざまな事柄を興味深く観察していました。 そんなとき、自閉症の兄が小学校時代に記した自由帳が目に止まったのです。そこには、数字や平仮名を組み合わせた走り書きや、アルファベットの羅列、謎のキャラクターなど、唸るほどにおもしろい感性の作品に溢れていました。この感性を、おもしろい形で発信できないかと強く心に残ったことを覚えています。 しかし、結局なんのアクションもすることなく、大学生活が終わり、東京に上京し、都内の広告代理店に就職することになりました。 ■るんびにい美術館との出逢い 就職して3年目、岩手の実家に帰省していた私に、母親が言いました。 「るんびにい美術館っていう、知的障害のあるアーティストが描いたアート作品を展示する、すごい美術館があるんだよ」 私の地元にそんな美術館があったのか、それは確かに観て見たい・・・私は母親と共に、はじめて「るんびにい美術館」を訪れました。 大学時代に兄の自由帳を見ていた私の心は、深く揺さぶられました。 この心のざわざわする感覚は、きっと「作者が知的障害者だから」、という慈悲がそう感じさせるものではなく、単純に優れた作品に触れたためだと自分自身で納得したことを覚えています。 この色彩・・・カラフルな個性が表現されたキャンパスを見て、「彼らにしか描けない世界」があるのだと理解したと同時に、社会に向けてプレゼンテーションしたいという思いがふつふつと沸き起こったのです。 ■芸術大学時代の仲間に支えられMUKUが発足 そこからの私はものすごいスピードで「MUKU」を発足する準備をしました。 まずは、いつか知的障害に関わる仕事をしたいね、とちいさい頃から話し合っていた双子の兄・文登に声をかけました。 そのあとは、大学時代からの友人であるデザイナー、WEBディレクター、映像監督等々に、「こんなプロジェクトを発足しようと思っている」と、熱い思いをぶつけました。 推進するメンバーが固まると、早速思いの丈を企画書に纏め、「るんびにい美術館」を訪れ、プレゼンテーションをしたのです。 何の実績もないだけでなく、実力も実現性も不透明な私たちに対し「るんびにい美術館」のアートディレクター板垣さんは、「心を打たれました、ぜひご一緒しましょう」と、その場で握手をしてくれたのです。 あのプレゼンテーションから1年8ヶ月の月日が流れました。私はこうしていまも、「るんびにい美術館」さんと共に、「MUKU」の代表という立場で、第二弾プロジェクトを推進することができています。 ■発足から1年、そしてこれから 発足から1年、国立新美術館での展示、NHK「おはよう日本」での全国ニュース、岩手県の達増知事にネクタイを締めていただく等々・・信じられないほどに幸せなご縁が沢山ありました。 そしてなによりもうれしいのは、商品をご購入いただいたお客様からいただくメッセージです。 私たち双子が発信してきた”思い"が伝わっている、届いている、そしてなによりも、人のアクションを誘発している。このことは何事にも代えがたい喜びであり、さらに「MUKU」を推進していきたいという思いが強くなる大きな要因です。 私たちはモノづくりにおいて、一つ、大きな信念があります。それは、 「アート作品を超えるプロダクトを創ること」 知的障害を持つ彼等を『アーティスト』とカテゴライズし、生み出される創作物を『アート』として発表する。それは健常者である私達の利己的な思いや考えでしかないからです。 彼等にとって全く興味のないことだからこそ、私達は表現方法を日々模索し、最大限のアウトプットを提案する責任があります。 「MUKU」は、プロジェクト自体に興味を持っていただいているみなさま、友人、家族、兄、親戚、たくさんのみなさまに支えられているプロジェクトです。 これからも、最良のプロダクトを、社会に向けてプレゼンテーションできますように。 そして、まずはプロジェクト第二弾が、なんとか達成できますように。 ぜひ、応援していただけますと幸いです。   MUKU 松田崇弥・文登