2022/11/19 12:14

サンガ新社連続オンラインセミナー
『死と看取りセミナー2死とは何か~私たちの死生観を掘り下げるために~』
2022年11月30日(水)~2023年1月25日(水)全4回

https://peatix.com/event/3402216/view


サンガ新社の収益の柱の一つはオンラインセミナーです。

サンガの復活にお力添えを頂いた皆さん、いつもありがとうございます。お世話になっております。サンガ新社の川島です。私たちの経営の柱のまず第一は、クラウドファンディングでのご支援が大きなちからとなっている書籍の出版です。それに加えて、オンラインセミナーが経営を支える第二の柱となっています。

今夏に開催した連続セミナー「死と看取りセミナー」は、170名を超える方(通し券参加を含む。延べにして400名超)の方にご参加頂き、会社の継続の点からはもちろん、会社の新しい方向への展望を開くものとなりました。今回、第2弾を開催することになりましたので、皆様にご案内させていただきます。


「死と看取りセミナー」のコンセプト

団塊世代の多死時代を迎えるこれから、看取る家族はどのように家族の死と向きあったらよいのでしょうか。また、逝く人は自らの最期をどのように受け止め、迎えていくのでしょうか。

看取りの環境はこの約10年で大きく変化しつつあります。日本の病床数は減少し、病院での死から自宅での死に移行しつつあります。看取りの場は、主体的に、意識的に働き掛けないと作れません。状況に流されず、逝く人との最後の時間を持つためには何をすればよいか、現在の医療のシステムもふくめ、知っておくべきことは何か。戦後、在宅での看取りの文化が途切れた私たちには、それらは未知のことばかりです。

サンガ新社では「私たち一人ひとりの死と看取り」をテーマとした連続オンラインセミナー「死と看取りセミナー~逝く人へ 看取る人へ 豊かな最期を迎えるために~」(https://peatix.com/event/3269312/view)を今夏、開催しました。「逝く人との最後の時間」「死に逝くときの意識」に焦点を当て、実践的でプラグマティックな講座を展開し、ご好評に頂きました。


第2弾のテーマは死生観、生命観、輪廻転生

今回の第2弾では、死をめぐる価値観、自分自身の、あるいは大切な人の死を前にした時に問われてくる「死生観」、あるいは大きく「生命観」について、医療、宗教、スピリチュアリティ(霊的・実存的領域)の、3つの視点を中心に考えていきたいと思います。

まだ、最後の日々のQOL(クオリティ・オブ・ライフ)、そして最期の時のQOD(クオリティ・オブ・デス)の問題には、正面から焦点の当たっていないのではないでしょうか。

終末期医療の進展により、死と向き合う時間を得た私たちは、「死を受け入れるために」「安らかに死ぬために」、そして「心置きなく送るために」「喪失を受け入れるために」、何をし、どう考えたらよいか、その問いに直面せざるを得なくなっています。「私にとって」の死と看取りとは、「目前の大切な人において」の死と看取りとは、という視点を大切にして、死と看取りを考えていきたいと思います。


 【参加方法】

https://peatix.com/event/3402216/view

◆各回ごとにご参加いただけます。
◆全4回を通し券でお申込みいただくと、割引価格でご参加いただけます。
◆全4回通し券を会期中にお求め頂いた方は、既開催セミナーの見逃し配信をご覧いただけます。
◆各回zoomで開催します。(見逃し配信もあります)
◆見逃し配信のみ(全4回セット)のチケットもご用意しています。


【チケット種別】

各回:3,500円(当日参加+見逃し配信)
割引全4回通し券:12,000円(当日参加+見逃し配信)
見逃し配信全4回券:10,000円(見逃し配信のみ)
※全4回通し券は、第1回から第4回まで全4回の見逃し配信付き参加券です。(販売は11月30日まで)
※見逃し配信全4回券は、第1回から第4回まで全4回の見逃し配信のみご視聴いただけるチケットです。
※見逃し配信のみチケットは2023年1月31日(火)20:00までご購入いただけます。
※全ての回の見逃し配信は2023年2月1日(水)までを予定しております。

★お得な全4回参加通し券の販売は11月30日までです! 


【各回内容】

■第1回
2022年11月30日(水)20:00~21:30
「地域医療と看取り 人生モデルに寄り添う息づかいとは」

香山リカ先生(むかわ町国民健康保険穂別診療所副所長。50代になってからかねてからの夢だった総合診療医としての勉強を始める)

井上ウィマラ先生(元高野山大学教授、スピリチュアルケアの基礎理論と援助法を開拓。現在マインドフルライフ研究所オフィス・らくだ主宰)

現代のQOL(クオリティ・オブ・ライフ生活の質)、そしてQOD(クオリティ・オブ・デス死の質)のあり方、また急速に高齢化が進む地域医療の現在とこれからをテーマに、死に逝く人の心に向き合う看取りとはどのように実現できるのか、人生の最終局面において人はどう変わっていくのか、心の変容と看取りにおける癒しの可能性などを、現場の知見を交えてお話しいただきます。


■第2回
2022年12月12日(月)20:00~21:30
「宗教心と最後の時間 逝く人、看取る人にとっての宗教の意味」

佐々涼子先生(ノンフィクション作家。本屋大賞 2020年ノンフィクション本大賞を受賞した『エンド・オブ・ライフ』で様々な在宅看取りの姿を描く)

藤田一照先生(禅僧、曹洞宗国際センター第二代所長。東京大学教育学部教育心理学科を経て、大学院で発達心理学を専攻。著書『現代坐禅講義』など)

佐々先生は『エンド・オブ・ライフ』の中で「日本人は打つ手がなくなったときに、帰っていく場所を持っていないし、死の準備教育もされていない」と語ります。いざそのとき、私たちは自らを支える体系を持っているのか、宗教心や宗教的な生命観とそれに対する違和感、現代人の理性的な思考は死と看取りに際して、安らぎを見出すことができるのか。「帰る場所と死の準備」について、お話を頂きます。


■第3回
2023年1月18日(水)20:00~21:30
「輪廻転生」

竹倉史人先生(人類学者、『土偶を読む』で第43回サントリー学芸賞、デビュー作『輪廻転生』で「生まれ変わり」という視点から人間の生と死をめぐる問題を哲学的に探究)

アルボムッレ・スマナサーラ長老(テーラワーダ仏教(上座仏教)長老。1980年にスリランカより来日、NHKテレビ「こころの時代」などに出演。著書に『怒らないこと』など多数)

『土偶を読む』において縄文土偶の新解釈を発表し、大きな話題を呼んだ注目の宗教人類学者の竹倉史人先生と、30年以上にわたり日本でブッダの教えを伝えている初期仏教のアルボムッレ・スマナサーラ長老に、現代のスピリチュアリティと生命観、そして生命観の一つの可能性としての「輪廻転生」について、人類学と仏教のそれぞれの領域で深い知見と洞察をお持ちのお二人に学びたいと思います。


■第4回
2023年1月25日(水)20:00~21:30
「私たちの死生観」

島薗進先生(東京大学名誉教授、NPO法人東京自由大学学長、上智大学グリーフケア研究所・客員所員、大正大学・客員教授。専門は近代日本宗教史、宗教理論、死生学、生命倫理)

無宗教と言われる戦後の日本人の死生観とはどのようなものか。私たちは、どのように死と向き合っているのか。ご著書『日本人の死生観を読む』の中で、「死生観という問題は、どうも自らを傍観者にしておいて問うことが難しい主題」と書いておられる島薗進先生に、「死と看取り」を自分事として考えるときに、自身の内奥と向き合うためのヒントお話いただきます。


ご興味いただけましたら、ぜひご参加ください!

サンガ新社連続オンラインセミナー
『死と看取りセミナー2死とは何か~私たちの死生観を掘り下げるために~』
2022年11月30日(水)~2023年1月25日(水)全4回

https://peatix.com/event/3402216/view