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さて、「ほんとうにおいしいコーヒー」を知っていただく第5回目。
(バックナンバーはCAMPFIREの活動報告をご覧くださいませ)
前回の第4回目では、濃い目に抽出できるドリップ方法と、その淹れ方で飲むコーヒーは身体に良いと言う研究結果が出ているお話をしました。
使うコーヒーの粉の量にもよりますが、私の場合は40g使って100mlのコーヒー抽出液を作るので、それを2〜4倍に割るとなると結構な量になるので、やはりどうしても淹れたてをひとりで一気に飲むことは出来ません。
そんな時はドリップした濃い抽出液を常時冷蔵庫に保存しておくのですが、これがとっても便利なのです。
クラウドファンディングのご説明の際にも触れた通り、我が家にはこどもが5人います。
家事をしたりこどものことをしたりのドタバタな毎日の中で、ふいに出来たスキマ時間。
自分のためだけにその都度コーヒーをドリップして飲む、と言うのはちょっと難しかったりします。
なので、
今すぐ飲みたい!
と言うタイミングで、5秒で美味しいコーヒーが飲めるのはこれ以上ない束の間のリラックスタイムになります。
以前はパウチに入ったコールドブリューコーヒーをストックして飲んでいましたが、味がねぇ。
なんか薄いんですよねぇ…。
3年前の夏にロサンゼルスに行った時に、スーパーの冷蔵庫一面にズラーーーーーーーーっと並んだコールドブリューコーヒーの数々にそれはそれは驚き、種類の多さに感動。
その普及率と支持の高さを垣間見たわけですが、コールドブリュー(水出し)コーヒーの良さは、
・熱を入れないので旨味などの良さも出づらい反面、タンニン成分など雑味やエグ味につながる成分も出づらい
・焙煎が今ひとつだったとしても欠点が出にくい抽出方法なため、無難な味でそつのないコーヒーが簡単にできる
つまりは、水ではコーヒーの良いものも悪いものもなかなか引き出されにくいため、可もなく不可もなく変に突出した味にはならない、と言うイメージでしょうか。
企業にとってもお手軽に作れてラインナップが豊富に出来、味もそこそこ。
消費者も、手軽においしい、が色々選べるWIN-WINの関係によるマーケットの拡がりだったよう。
多くの人が香りや旨味のメリットを後回しにしても雑味の少ないコーヒーを好み始めている傾向はありますが、とは言え、コーヒーのあのなににも代え難いアロマはやはり皆がコーヒーを好む最大の理由になっていると思います。
コーヒーには香りの前駆体が約1000種類もあるそうで、熱を入れる事でどんどん香りとして花開いていくそうです。
なので浅煎りよりは深めに煎るほうがよりたくさんの香りの種類が花開くのだそうで、例えば同じように焙煎するタンポポコーヒーやチコリコーヒー、大豆コーヒーや麦茶などコーヒー以外をいくら深く煎ったところで、
「コーヒー様の茶色い焦がし味の飲み物」
にはなれど、コーヒーのような香りが出ないのは、内包する香りの前駆体の数がまるで違うからだそうです。
好みや体調の良し悪しなどもありますが、一般的にコーヒーの香りは
「う〜ん、いい香り」
と感じる人が多いです。
杏林大学医学部の教授の実験によると、
・挽きたてのコーヒー豆
・レモンオイル
・蒸留水
を嗅いでもらってα波を測定したところ、コーヒーの香りを嗅いだときのα波の出現が飛び抜けて強かったそうです。
また、静かな環境とざわついた環境での知的作業をやってもらったところ、どちらの環境もコーヒーの香りがあるだけで成績が良くなったそう。
コーヒーの香りはリラックスしたり、作業効率を高める以外にも、嗅ぐだけで糖尿病を防ぐ薬と同じ作用もあるとか!
コーヒーは毎日飲むと病気を予防すると言われていて、アルコール漬けになって壊れる肝細胞を保護してくれたりもするそうです。
それにはカフェインが大きく関わっているそうで、カフェインについてを書くとまた長くなってしまうので、ここら辺はまた別の機会にでも。
一日一杯、コーヒーを飲んで、
「う〜ん、いい香り」
と日々の英気を養ってみてくださいませ。