夢がひとつ叶った瞬間だったと思います。8年前特別支援学校の非常勤教諭勤めさせて頂き、クラブの勇気ある決断により夢であったJリーガーという職業に就きJリーグという舞台でサッカーをさせて頂いてます。所属するY.S.C.C.横浜はJ3加盟初年度から3年連続最下位。それに加え現在も大半の選手は仕事をしながらプレーを続けており、例に漏れず自分もサッカースクールのコーチとして活動しています。自分自身10年このクラブに所属しているので外からみたこのクラブのイメージ、印象は分かりません。『アマチュア』『金ない』『弱い』結構色んな事も目にし耳にしてきました。ただこのクラブにいる人間として誰もが現状に甘んじる事なくステップアップを目指したり、このクラブで活躍したいと思い日々のトレーニングに励んでいます。実際上のカテゴリー移籍した選手はここ数年とても多くなりました。そんなクラブで10年、ここ数年でいえば自分自身ベンチに座る回数が増えました。良い意味でも悪い意味でもこのクラブにいるといわゆる『セカンドキャリア』と言われるものと隣り合わせの様な気がします。現在は『デュアルキャリア』と言われる両立して競技を続けるという選択肢も当たり前の様になってきました。働いてないからプロ、働いてるからアマチュアとかそういった考えは一旦置いておいて、自分自身教員を離れてからも彼・彼女らと過ごした楽しさが頭の片隅にどこか残っていました。そんな彼らと関わりを持つにはどうしたら良いかと考える様になりました。そんな”考える”という思考を持つことに拍車を掛けたのがいま前段で長々と述べさせて頂いた身を置いている環境なのかなと自分は思います。だから例えばカテゴリーが上のサッカーだけで生計を立てている選手がピッチ内での活躍はもちろん、ピッチ外での活躍を見ると単純に凄いなと。自分は考えていても中々に行動に移せない人間です。“どうにかなる””周りが動かないとー”どうにかはなるけど自分が動かない事には周りだって付いてきてくれないと今回クラウドファンディングで活動する事になってようやく気付かされました。障がいを持った子のシートである『SHUNTA #25 SEAT』今回改めて自分の思い描いてきた構想が実現出来て本当に嬉しかったです。ここに至るまで色んな方の協力があって実現出来たし、当日は天気が悪い中1番大切な招待させて頂いた子どもや保護者様達の協力なくして開催する事は出来ませんでした。直接お話しする機会もあってやっぱり楽しいなと。現役中も引退後も彼・彼女らのために自分の力を発揮出来ないかなと強く感じました。当たり前ですがプレーヤーとして毎日のトレーニングや週末のリーグ戦のために努力を怠る事は絶対にしません。ただ現実身を置いてる環境を考えれば呑気にサッカーだけやっていれば良いという事ではないです。残り招待シート実施予定は2試合です。この2試合での目標は無事問題なく快適に観戦して頂くことですが目的は散々書いていますが子ども達やご家族含めて何かを始めるきっかけづくりだと思います。初めて招待シートを開催し、子ども達の笑顔やいまの学校や普段の様子など聞けてこの活動は間違っていないんだなと確信しました。引き続きこのシートを活用して色んな方がサッカーを通して何かを考えたり、始めたりするきっかけ作りになればなと思います。
“絶対にやらない!!!”クラウドファンディングを始める前の気持ちでした。自分の目標に対してお金を頂く過程を見られてしまうこの手法が自分にとってはどこか恥ずかしい、嫌だなと思う原因でした。それが冒頭の言葉につながりました。クラウドファンディングのページでも書きましたが、特別支援学校の教員経験がある自分にとって、障がいを持っている子どもとどう関わりが持てるかと日々模索していました。YSCC10年目のシーズン、ここ数年昨年まで在籍していた安彦選手の影響もあり”サッカー選手は本当にサッカーだけしていれば良いのか?”と自問する様になりました。この問題に関しては様々な意見があると思いますが、逆に教員経験があるサッカー選手は絶対に稀な存在で、J3の毎年下位に沈むチームの一選手ではありますが、自分のやりたい事を発信する事で多少なりとも色んな方に目を向けて頂けるチャンスでもあるなと考える様になりました。そういった障がいを持っている子ども達のために自分が出来ること、やれることを考えた時に『ホームゲームに招待シートを作る』『ボールやマーカー等の備品を購入し学校や施設で一緒にサッカーをする』という考えに至りました。究極サッカーというツールでなくても良いとは思いますが自分がこういった立場でサッカーと関われている以上サッカーを通じてなにか恩返ししたいという気持ちになりました。さぁこれを実現したいと思った時に恥ずかしながら自分にはこれをスタートするだけの貯金はありませんでした。初めは知り合いの方を頼って、頼って、頼って、支援を頂いて招待シートを作ろうと思いましたし、車椅子シートで観戦をしようと考えた時に、特別感+ノベルティ等のシートにしてお金を払って頂いて始めようとも思いました。ただ、前者は支援が尽きた時に活動自体終わるなと思ったのと支援することによるその方達(パートナー様)のメリットを生み出せる自信が無かったです。次に後者はYSのホームゲームの、とある冠マッチデイの試合でちょうど車椅子シートに観戦してる子どもが親御さんと一緒にたしか2組〜3組がいらっしゃっていたと思います。自分の中でこの活動の構想があった段階だったのでその姿を見て本当に実現したいと思った事を覚えています。ベンチスタートでしたが、アップ終了後やハーフタイム後に少し会話をしに行きました。初めはあんまり来るな!笑 という感じで接してもらっていましたが、試合後改めて伺うと満面の笑みで楽しそうに試合を楽しんでくれたんだと思いました。最後にはハイタッチまで出来ました。その姿をみて、試合を観戦する事でなにか楽しいとかやってみたいという色んなきっかけ作りを家族巻き込んで出来るなという変な確信を持ちました。しかもこれをお金を払ってではなく、まずは裾野を広げるためにハードルを低く設定し様々な方に対してのきっかけ作りを自分が出来たらなという想いになりました。その手段としてクラウドファンディングという方法が案として出てきました。“目標が達成出来なかったら恥ずかしい”“楽してお金もらってるって思われないだろうか”クラウドファンディングという手段に対してこういったネガティブな発想が出てました。ただ自分がクラウドファンディングに踏み切れた1番の理由は“自分の想いや過程をさらけ出して見てもらえる”という事でした。サッカーでも過程を大事にしてきたつもりです。結果が出なくても、下手くそでもコツコツ継続する過程を疎かにしなければなんとか7月で32歳になる今でもJリーグという舞台でサッカーが出来ています。活躍が継続しない選手をたくさん見てきました。ここでは言えないけど自分の中で答えはハッキリしています。自分に照らし合わせた時にクラウドファンディングという方法で自分の想いをや過程見てもらい、その想いに賛同して下さった方々の支援を受けて是非この活動をしたいと。ただ絶対にこの活動をするにあたり、自分の中で大事にしたのは”関わり”です。これもクラウドファンディングのページに書きましたが1万円を1人に支援してもらうのと、1,000円を10人に支援して頂いて1万円にする意味合いが自分にとって大きいと思いました。そういった思考の中、目標金額も達成する事は当然大事ですが1人でも多くの方がこの活動に対して考える、振り向いてくれたかを大事にしたいと。大きい事を言ってしまえば障がいを持っている方達との共生をもっと真剣に考えられるのではないかと。特に障がいを持っている方に詳しいわけでもないし、たかだか1年教員をやらせてもらっただけでこんな偉そうな気持ちで語っていますが、熱意だけは持っています。そして結果123人の方がクラウドファンディングのページから支援して下さいました。何人かの方は直接支援を頂いたり感謝の気持ちでいっぱいです。チームメイトが支援してくれたり、YSから移籍した選手、その移籍先のサポーターの方とSNSを通じて交流出来たり、それこそこの活動を目にしてご連絡をして下さったり、この活動をやらなければ出会いないであろう方々と交流出来たことは本当に嬉しかったですし、毎日クラウドファンディングのコメントから文章を拝見するのがどれだけ嬉しかったか。そういった方々の支援を絶対に形として提供出来る様に頑張りたいと強く思いました。ただやっとスタートラインに立てただけです。サッカー選手で言えば入団してまだ練習にも参加してない様な感覚です。これから試行錯誤を繰り返して、起こるであろう失敗をも乗り越えて、目標を達成するための準備をたくさんしていきたいと思います。2021シーズン個人成績で言えば最悪なシーズンを過ごしています。日程を半分消化し、スタメンは2試合。途中出場も短い時間でメンバー外だった試合も例年よりあると思います。ちゃんとサッカーに打ち込めよと思っている方々も中にはいると思いますが、サッカー選手としても大事ですが、人として社会人としてこういったピッチ外の活動にも目を向けられているいま、とても充実しています。こういった活動や考えがサッカー選手としてより成長させてくれてる様に思えます。ホームゲームの招待シートに子ども達が満足そうに観戦後帰宅する姿や、交流にいった子ども達がサッカーをやりたいなと思ってくれるのかなという事を想像するだけでワクワクします。長くなりましたが引き続き見守って頂けると嬉しいなと思います。これからも宜しくお願い致します。
ある記事を見てからもっと学んで、寄り添って考えなければならないと思うようになりました。自分が今回、クラウドファンディングを通して招待シートの支援を頂く事にあたり最大の目標達成は支援額を達成する事ではありません。ここは絶対に通過点としてブレてはいけないと思って活動していました。読んだ記事とは、2019年7月27日に等々力陸上競技場で開催された川崎フロンターレ-大分トリニータの一戦また、2021年6月21日に豊田スタジアムで行われたサッカーU24の日本代表-ジャマイカ代表に関する記事でした。どちらの記事にも”センサリールーム”という自分の聞き慣れない文字がありました。共通しているのは聴覚過敏や知的障がい、自閉症、感覚過敏などの発達障がいをお持ちのお子さんのために安心して観戦が出来るという部屋の事を指しています。この記事をみてもっと深く現場で活躍している方々にお話を聞きたいと思ったし、目標であるサッカー観戦をする事での何かのキッカケ作りを提供したいと思う願いとは裏腹にサッカー観戦や改めて外での活動がトラウマやストレスになる事が少しでも、ゼロに近い状態で提供出来る努力をしなければならないと思いました。そこで今回小学生時代、藤沢市のトレセンで一緒だった住田先生とコンタクトをとらせて頂き、招待シートを開催する上での想定される子どものストレスやその対処法、またネクストゴールで新たに設定した学校や施設に訪問したいというサッカー交流の所でのお話をさせて頂きました。また甘粕先生も小学生時代の同級生で住田先生と共に活躍されていて訪問してから驚きました!笑感じたのはサッカー交流という事でもちろん子どもによってですが、勝敗にこだわってアクティブに身体を動かせる子がいる一方、そもそもサッカーとはという観点から噛み砕いてゴールという1番サッカーで盛り上がる、勝敗を分ける要素に対しての解説などそういった観点からも考えさせて頂けるキッカケを頂きました。まず分からない人にはゴールを決めてなにが嬉しいんだ。という方もいらっしゃると思うので笑そして招待シートに関しても子どもの飽きや、音に対しての不快感など考えられる問題点を話し合わせて頂き、センサリールームが厳しいとしてもどこか安心して過ごせる場所がやっぱりマストだと。その中でもパズルやブロック、絵本など手持ち無沙汰を解消出来るアイテムも必要なのかなと。当たり前の事なのかもしれませんが、改めて現場で活躍してる先生のアドバイスには何度も感心させられました。ただフロンターレさんや、日本代表のこういった取り組みはまず個人レベルのチカラで開催してないということ。いち選手がどこまでクラブと掛け合い課題を解決し、そもそもホームスタジアムに空いてる部屋が存在しないかもしれないし、ましてこのシートをアテンドしてくださるスタッフの人数がいるのかなど、不安な事も多々あります。工夫してやれる事は精一杯やりたいと思います。たくさんのアドバイスを頂ける様、引き続き繋がりのある先生の元に出向いてたくさんの情報収集が出来るように日々動いて頑張りたいと思います!!!
『絶対ここにお願いしてみよう!!!』ネクストゴールを設定した時にこういった気持ちになりました。おかげさまでクラウドファンディング開始2日で招待シートの目標金額を達成する事が出来ました。しかしながら同時に、招待シートに関しては必ず資金が底を尽いた時に行き詰まるなと、支援を頂き達成した嬉しい気持ちと同時に不安や悩みが生まれました。そこで障がいを持った方々と関われる機会を自分で作りたい、また自分と関わる事で何かを始めるきっかけや考えるきっかけ作りを本人や家族を巻き込んで考えられるものにしたいと思い、自分の目指すべきゴールはそのままに方法を変え、新たにネクストゴールを設定しました。いくつか自分のサッカー人生に関しては大きいものから小さいものから様々な経験を経て今に至ります。そんな中4年前ある経験をしました。“スパイクのメーカーを変える”トップ選手になればメーカーと契約し、スパイクをはじめ様々な広告塔としてそのメーカーの顔になったり、新しいスパイクを提供されプレーしている選手が多くいます。ただ自分は幸か不幸かそういったしがらみのない環境に身を置いていたのでメーカーを変えること自体は難しいものではありません。ただ”こだわり”というのものが自分にもあって・派手だから・他の選手があまり履いてないからという理由で現在履いているメーカーのものとは違うものを履いていました。そんな中あるスパイクの企画でY.S.C.C.の選手が1番良いスパイクはなんだ!という企画に選ばれ、埼玉にあるフタバスポーツさんにお邪魔し足型診断を受けました。すると何人かいる選手の中で自分だけが当時履いていたスパイクだけが足に合っていないと。笑そこでスパイク博士である高橋さんのご指導の元、勧められたのが『アンブロ』です。サッカー界では有名なブランドですが自分の中では地味な存在でした(申し訳ございません)。なので派手、あまり履いてないという理由でスパイクを選んでいた自分にとっては少し抵抗があるものでしたが商売道具であるスパイクが足に合ってないというのも本末転倒なので勇気を出してブランドを変え着用することになりました。そこから4年が経ちました。その4年間1回も怪我することなく、このアンブロと共に自分は嬉しいことや辛いこと、節目であるJリーグ100試合を達成出来たこと、決勝ゴールを決めたこと。様々な経験をこのスパイクと共に経験しました。結果論にはなりますがあの時勇気を持ってメーカーを変えていなければどうなっていたか分かりません。間違いなく自分のサッカー人生を変えてくれたメーカーです。そんなメーカーの商品、ネクストゴールで設定した備品をアンブロのもので是非揃えたいと思いました。ボールやマーカー、ビブスなど、、、少しでもそういったものと一緒にサッカーする機会を作らせて頂く事で自分と同じように子ども達にもきっかけ作りを与えられたらと思っています。そんな中TwitterのDMでアンブロジャパンさんに自分のこのプロジェクトの想いを綴らせて頂いたら快く賛同してくださり協力して頂けることになりました。先日アンブロさんがあるデサントさんに訪問させていただきました。改めて直接想いを話しました。こういった自分の大好きなメーカーさんが協力してくださることは非常に心強いし嬉しいものです。またボールサック(ボール入れ)を提供してくださり学校や施設に伺えた時はプレゼントしようと思っています。そういった想いやこのプロジェクトに賛同して支援してくださった方々に感謝の気持ちを持ち、必ず達成出来る様に残り日数も頑張りたいと思います。