平成9年に、浦河に移住して、まずやったのは、アスパラとラベンダーを植えることでした。100坪あり、(こちらでは猫の額)住宅と車置き場の他に50坪ほどの空間がありました。ラベンダーは2年ほどで消えましたが、アスパラは20年楽しませてもらいました。そして、同時に犬を飼ったのです。車の窓から顔を出している光景をよく見かけ、私も飼いたいと思っていたのです。よく行く牧場で、子犬が生まれ、その中の元気そうな女の子(写真1)を「かなえ」と名付けました。やはり牧場生まれなので、馬も怖がらず、どこにでも付いてきてくれました。しかし、私が東京に撮影に行っている時、車の前に飛び出してしまい、6ヵ月の短い付き合いでした。すぐ、似ている姉妹犬の(写真2)「のぞみ」をもらい受け10年、本当に楽しい時間を過ごさせてもらいました。のぞみのお陰で、近所の方とも仲良くさせていただき、田舎生活を満喫できたのです。子馬は怖がらないのですが、やはりオグリキャップにはビビってしまい、写真集「白の時間」に載っていますが、この表情、猫のキンギョのようにはいきませんでした。もともと病気がちの子でしたが、亡くなると、もう一匹の姉妹犬の「たまえ」を迎えました。姉妹犬3匹が私を支えてくれたのです。そして、沢山の写真のモデルをしてくれました。本当に有難う!