私にとっての写真展は、作品を発表するだけでなく、ファンの方達との交流の場でもあります。なかなか、2・3点でのグループ展までは伺えませんが、10点以上の場合は、必ず伺うようにしています。そして皆様の感想を伺い、馬の素晴らしさを語らうのです。皆、それぞれ、馬を好きになったきっかけは違います。それでも馬を語るその表情には、私と共通の表情があります。はじめ、馬を被写体として見始めた頃、ある方に「馬が好きなの?それとも写真」と聞かれたことがあります。若駒の動き、迫力は圧倒的な存在感があり、見ているだけでもワクワクします。でも・・・、それだけではない、何かが私を突き動かしているのだと思います。写真を撮らなくても傍にいるだけでも感じる安心感、そっと抱きしめたくなる欲求、いえいえ、そんなことをしたら危険ですよ。又、億円もの馬もいるのですから。私が馬を撮り始めた頃は、サラブレッド=ギャンブルで、もちろん、電車の中で新聞を広げている人などおらず、ダービー&有馬記念の話題が職場や家庭で語られることなど皆無でした。なんで、こんなに素晴らしい生き物を認めてもらえないのだろうと思ったものです。写真集はなかなか作れませんでしたが、写真展を行い、サラブレッドの魅力を伝えたいと思い行動しました。写真1 阪神百貨店で行われた「白の時間」オグリキャップ写真展の一コマ、この写真は、今も新冠にあるオグリキャップメモリアルに飾っています。写真2 初めての写真集「愛しのサラブレッド」のおかげで、フランスロンシャン競馬場で、凱旋門賞ウィークに行われた写真展、本場ヨーロッパでの馬主の世界を少し覗かせていただきました。写真3 いつも夏に避暑にいらしていた佐藤愛子先生には感想などいただきました。この浦河図書館で2001年より開催しています写真展、今年は、7/29〜8/31までです。是非見にいらしてくださいと言えないのが残念ですが、私はできる限り伺っています。(図書館にお問い合わせを)なお月曜日はお休みです。今では、馬が大好きだから馬の魅力を伝えたいと言えます。これからも頑張ります。どうぞ応援よろしくお願いいたします。