2021/06/24 06:00

こんにちは! 生きる力を地域が育てる「岡垣スタイル」の眞山です! 「岡垣スタイル」サマーフェスへのご関心、ありがとうございます! 

サマーフェスにご協力いただいている事業者さんのご紹介 第2弾は、岡垣町若手農業家「ALL SEASON」さんです! このページは、岡垣町の子ども達が生産者さんを取材して作った原稿・写真を元に編集しています。


岡垣町若手農業家「ALL SEASON」さんは、それぞれ本業を持ちながら週末を中心に、米、季節の野菜(夏は、ミニトマト、ナス、ピーマン、ししとうなど)を育て、飲食店、ご家庭、農協などに出荷されています。


米の品種は、もちもちした食感と甘みが特徴の福岡県のブランド米「元気つくし」。黒山周辺に1町8反、およそ5,000坪の水田で育てています。


1年前から地域ごとに田植えの日程が決まっていて、その日に合わせて松ケ台にあるため池から水が流され、水田に満たされます。そのため、田植えの20日前から種もみを育て、青々と柔らかい苗を準備します。


朝から総出で準備し、その日1日ですべての田んぼへの田植えを終えます。お忙しい中にもかかわらず、田植え機に乗せていただき、田植えを体験させていただきました。



田植え機にはサイドからポールと車輪が伸びていて、その車輪が田植え機と並行して土の表面に線をつけてゆきます。その線が次に走るための目印となります。


できるだけ農薬を使わずに育てているので、稲の根、くき、葉を食べてしまうタニシが発生すると、米ぬかやスイカの皮を田んぼに入れてタニシを集め、駆除しています。


また中国から飛んでくるトビイロウンカという虫の被害にあうこともあります。虫にやられて出荷できなくなってしまっても来年のために収穫しなければなりません。


夏の暑さや天候に左右されながらの作業は大変ですが、稲の状態を毎日見ながら調整をしています。



田植えから1カ月ほどたったら、田んぼの水を抜く中干しをします。土がひび割れるくらいに乾かすことで、稲が元気になり、タニシが駆除されます。そして稲の状態を見ながら、再び水を入れる時期を決めます。


その後田植えから4カ月ほどで収穫です。収穫した稲は、脱穀して水分量15%になるまで乾燥させ、籾摺り(もみすり)をして玄米にし、精米し、白米として出荷します。そのすべての工程を手掛けられています。


美味しいごはんの炊き方は、いい炊飯器^^で岡垣町の美味しいお水で炊くこと。ご飯のお供は明太子や自家製の漬物。今年はキムチを作ってやっぱぁ~岡垣さんでも販売しました。



「失敗することもたくさんあるけど、地産地消、食のありがたさ、命の大切さを伝えていきたい」 「ALL SEASON」さんの働く姿を見て、子ども達は大切な何かを受け取ったことと思います。


「岡垣スタイル」サマーフェスでは、子ども達との野菜の収穫・販売体験を、秋には稲刈りを準備しています。とっても楽しみですね^^


岡垣町若手農業家「ALL SEASON