2021/08/01 13:52

『但馬牛が何故旨いか』
 全国のブランド牛を含め黒毛和牛の母親牛73万頭のうち99.9%は但馬牛『田尻号』のDNAが入っています。美味しくするためには、但馬牛の血を入れなければならなかったのです。
 その理由は4つあると思います。
①但馬には雪が降る。-大きな体を持つ牛はたくさんの草を食べる。しかしながら冬は食べるものが少ない。越冬するために体中に脂をためこんだ。それがサシです。(脂は甘味・エネルギーに変わります)
②但馬は雨が多く、豊富な種類の草が多く栄養バランスのとれた牛になります。
③農繁期の忙しい時、山の上の牧場に放すため、登り下り毎日の行き来でしっかりした健康な身体が出来る。
④但馬牛は人の家の玄関の横に住み、家族同然に愛情たっぷりに過ごすため、性格も大人しく穏やかにストレスのない牛になると言うことです。
 この4つの条件は但馬しか当てはまらなく、
農耕用に飼ってきた但馬牛が食べてみるとそれはとても美味しかった。(明治初め 開港とともに)
 それは偶然ではなく、共通な事は、『健康でストレスがない』と言うことです。

 但馬の田んぼは小さく、そのため牛も小さいものを好み、その小さい方が美味しいのです。ですから、牡牛より雌牛の方が味わい深いです。
 人も一緒です。『ストレスのない健康な身体』が大事です。そのためには食べるものも『ストレスのない健康』を食べるべきです。

 但馬の大自然に育まれた食材を料理にしてキッチンカーでお届けしたい。一番の素材は但馬牛『但馬玄』だと思っています。美味しいだけでなく健康な体を作る食が大事だと思います。(