2021/08/03 16:47

『但馬玄』について

 上田畜産(上田伸也氏)の但馬牛(だじまぎゅう)のブランド名を『但馬玄(たじまぐろ)』と言います。


(※生きてる牛はたじまうし、肉になるとだじまぎゅう。)


 『但馬玄』は何が違うのかと言うと、それは『餌』食べ物です。普通、牛の餌は穀類主体です。しかし、上田さんの餌は、牛用の粟、ひえ、蕎麦がら、ゴマの絞りかす等、人で言えば今流行りの健康食品で構成されています。


 普通、病気になると薬で治します。薬を使って治して、いい牛にならない事があります。薬治療は体に負担もかかります。いい牛を作る兵庫県の中でもトップクラスの上田さんは、疑問に思い薬を出来るだけ使わない、病気にならない牛を目指しました。

 餌を変える事により、結果病気になりにくい牛が出来ました。それだけでなく別の利点が生まれました。人の体に優しい脂を持つ牛に変化したのです。

 肉の脂が融ける温度を融点と言いますが、一般的な黒毛和牛の融点は25℃位ですが、上田さんの但馬玄はなんと13℃位で融けます。

 ですから胸焼けはしません。ヘルシーで、あっさりした肉でありながら、しかも旨味成分が高い牛肉なのです。

 牛を学ぶと人に置き換えた時、目から鱗です。食べ物がいかに大事かわかります。人が食べ物の皮をいかに捨てているか。健康のために食品とどうむ向きあうべきか。答えは分かりますね。

 僕は人が生きる上で、ストレスのない健康な身体を持つ事がとても大事なことと思います。食べるものもストレスのない健康な食品を食べるべきではないのでしょうか。それを求めていきたいと思っています。

 そのためのキッチンカーなのです。