Check our Terms and Privacy Policy.

簗(やな)漁!伝統あるアユ捕りの仕掛けを後世に繋げたい!

中国地方随一の暴れ川、江の川の流れる美郷町には伝統的な簗漁(木や竹ですのこ状の台を作った梁(やな)という構造物を設置し、上流から泳いできた魚がかかるのを待つ漁法)が伝わっています。この土地の文化と心の象徴としてこの簗漁を継続するためにご支援をお願いします!

現在の支援総額

742,000

37%

目標金額は2,000,000円

支援者数

48

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/09/01に募集を開始し、 48人の支援により 742,000円の資金を集め、 2021/09/30に募集を終了しました

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

簗(やな)漁!伝統あるアユ捕りの仕掛けを後世に繋げたい!

現在の支援総額

742,000

37%達成

終了

目標金額2,000,000

支援者数48

このプロジェクトは、2021/09/01に募集を開始し、 48人の支援により 742,000円の資金を集め、 2021/09/30に募集を終了しました

中国地方随一の暴れ川、江の川の流れる美郷町には伝統的な簗漁(木や竹ですのこ状の台を作った梁(やな)という構造物を設置し、上流から泳いできた魚がかかるのを待つ漁法)が伝わっています。この土地の文化と心の象徴としてこの簗漁を継続するためにご支援をお願いします!

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています


■落ち鮎を捕るための伝統的な「簗(やな)」漁を次世代へ!

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////

簗とは?

「簗(やな) 」というのは川の瀬に杭を打ち並べて水をせきとめ、一か所だけをあけて簀(す)を張り、川を上り下りする魚をそこに受けて取る仕掛けのことです。その歴史は古く、日本書紀にもその漁法の記載があります。ここ美郷町の大和地域では昭和20~30年代の原風景として伝わっておりましたが、2018年の江の川水害によって「簗(やな)」の土台は埋もれてしまいました。自然と調和するこの文化と伝統を次世代に繋げるために、平均年齢70歳の「大和伝統漁業簗保存組合」がクラウドファウンディングに挑戦させて頂きます。

////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////////



皆さんこんにちは!このプロジェクトに興味を持って頂いてありがとうございます。

島根県の中山間部、広島との県境にあります美郷町で『大和伝統漁業簗保存組合』 の副組合長をしています栗原進と申します。今年で72歳、インターネットには疎いですが若者の手を借りながら今回のプロジェクトを進めていきたいと思っています。そもそもこの組合は組合長の中原さんは83歳で他12人のメンバーも60代70代がほとんどの高齢チーム。過疎のすすむ山間部では致し方ないところではありますが、それでもこの伝統ある簗漁を次世代に繋げたい!とチーム全員熱い思いで挑んでおります。  ”簗”という伝統的な漁法、そしてそれを守ろうとする簗プロジェクトを通じて知ってもらい、応援してもらえたら嬉しいです。どうぞお時間があるときに最後までご一読ください。



自然との共生に向けての簗

前述の通り「簗」というのは川の瀬に杭を打ち並べて水をせきとめ、一か所だけをあけて簀(す)を張り、川を上り下りする魚をそこに受けて取る仕掛け のことです。私の幼少期には数百kgにもなる鮎が捕れるのを目の当たりにしてきました。あれから50年以上が経った現在は下流にダムが出来たり、川周辺の生活環境が変わったりということもあってそれほどの漁獲量は期待できませんが、ダムを境に海への産卵に向かえない子持ちのアユを捕獲し、海に近い下流へと放流することで自然のサイクルを保全することも大きな目的の一つになっておりました。


江の川の氾濫

しかし2018年に西日本を襲った大豪雨によって江の川が氾濫、昭和初期から続いていた簗の土台は土砂の中に埋もれてしまったのです。そもそも過疎化と高齢化によって存続の危ぶまれていた当時の簗組合はこの時に存続不可として活動休止となってしまいます。そこで「このままでは伝統が廃れてしまう」と現組合長である中原さん(83)の声掛けのもと「大和伝統漁業簗保存組合」が立ち上がりました。






新たに簗を学びなおす

美郷町を貫くように流れる江の川、そのほとりで暮らしてきた私たちにとって川との暮らしは身近なものです。鮎一つとっても”ちゃぐり、友釣り、濁りかき”など様々な方法で漁をしてきました。しかし「簗」となると知らないことも多いうえに規模も大きく、まず私たちは全国的にも有名な簗である栃木県の那珂川へ視察に向かうことにしました。

そこで私たちが見たのはこれまでのやり方に止まらない新しい簗の取り組みでした。純粋に漁のみではなく、子供が川に飛び込み、簗に上って鮎を掴み、傍らではそれを塩焼きにして食べれる屋台が並ぶ。大人も子供も無邪気に関われる自然との共生がそこにはありました。そしてそれは同時に私たちの子供の時の簗との関りそのものでもあったのです。”簗の存続のための『観光やな』の確立”これこそが私たちの目指すものだと確信した瞬間でありました。





そうして2020年。おりしもコロナで全国的に活動制限のかかる中、私たちは初めての簗を設置しました。結論から言えば資金不足、人手不足によって諸々の観光の環境整備はできず、外からの誘客は実行できなかったのですが私たちは小さな一歩を踏み出すことができたのです。


現在、島根のみならず山陰地方において簗漁が許されている地域はわずか、観光ヤナとして運営されている所は皆無です。私たちは中国地方唯一の観光ヤナとして次世代にこの文化と遺産を引き継いで行きたいと願っています。コロナによって未曽有宇の事態を迎えている世界。しかし自然と人の営みは何万年もかけて積み重ねた先人の叡智です。その存続のため、そしてたくさんの人の笑顔の溢れる観光ヤナに発展させるために!どうか皆さんのお力を貸してください。



--【2021 8月18日 追記】--

このクラウドファンディングの準備中、2021年の8月に日本中を大豪雨が襲いました。そして8月15日の漁解禁日にむけて準備していた簗の土台は連日の増水に流され、今も復旧作業中です。苦しい状況ではありますが引き続き簗の存続に向けて組合員一同、頑張っていきたいと思います。


↑土台の設置済みだった簗

土台の一部が流され、現在復旧作業中




私たちの地域のご紹介

島根県美郷町 面積:282.9 km² 人口:4550人(2020)

島根県中山間地域である邑智郡にある広島県との県境にある街です。広島県から日本海へ向けて流れ込む”江の川”が町の中央を貫く、その雄大な景色が特徴で、近郊には世界遺産となった石見銀山や自然豊かな三瓶山があります。1990年初頭からカヌー博物館に展示されているバリ式カヌー製作を依頼した縁でバリ島マス村と姉妹都市提携を結んでいたり、獣害対策に積極的に取り組むイノシシ肉ブランド”山くじら”や今年からは麻布大学との官学連携で「麻布大学フィールドワークセンター」が開設されるなどするなど、未来に向けた力強い動きのある街です。

島根県美郷町

https://www.town.shimane-misato.lg.jp/



資金の使い道・実施スケジュール

〇次年度簗設置費用

〇今後の観光簗確立のためのとしてのイベント費用、鮎焼きブース(小屋)設置費用

〇8月半ばよりヤナを設置し、10月半ばまで運用。


リターンのご紹介

美郷町の魅力と新たなチャレンジを堪能できる返礼品を10点ご用意しました!

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

①江の川の天然鮎 1kg (冷凍)50組 

20000円

江の川で採れた天然の鮎を冷凍パックにしてお届けします!塩焼きにするもよし、炭火で焼いて醬油をちょっと垂らして食べるのもお勧めです!

※漁獲量の至らなかった場合は養殖鮎となります。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

②江の川の友釣り天然鮎 1kg(冷凍)5組

 ※栗原さんが友釣りで獲ったもの 30000円

実は鮎を捕るなら友釣りが一番!傷も少なく、鮮度も高く、イキのいい鮎を捕ることができるんです。当然一度にたくさんのアユが捕れるわけではないので数は少なくなるのですが今回は栗原さんが実際に友釣りで採った鮎を冷凍にしてお届けします!限定5組さま。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

③中原組合長の手作り黒炭(源美窯)5kg

10,000円

美郷町はかつて石見銀山の影響もあって炭焼きの盛んな地域でした。今ではその数も減りましたが、簗組合の組合長である中原さんの源美窯では今も昔ながらの手法で上質な炭作りを続けています。そんな手作り炭を5kgでお届け致します!キャンプブームのさなか、一味違った本格炭をバーベキューに鮎焼きにぜひ!

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

④三國屋宿泊券 ペア 鮎料理コース付

65000円

昭和三年(築約90年)に建てられた古民家をリノベーションした古き良き雰囲気の民泊です。美郷町の誇るおおち山くじらやイワナ、ヤマメなどの川魚を使った料理体験も楽しむことができ、リピーターの大変多い人気施設です。こちらの宿泊券を鮎料理コースの食べられるペアチケットでご用意しました!

※3人以上のお泊りの場合はご相談ください。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

⑤体験農場 ファームDaiwa 1組 宿泊券

100,000円

農家民泊三國屋オーナーが運営するもう一つの民泊施設「ファームDaiwa」の宿泊券。ここは貸切できる1軒宿で合宿・研修をはじめグループ宿泊(基本自炊・キッチン完備)におすすめの施設です。もともと建設会社の事務所だった建物を改装し、こだわりの暖炉や家具、そしてフリーWIFIにプロジェクターもあり、音響設備も抜群。夜にはみんなで音楽鑑賞や映画鑑賞して楽しむのもお勧めです!かわいいヤギとも戯れることもできますよ。11人まで宿泊可能です。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

⑥ファームDaiwa  キャンプサイト使用券

15,000円

 農家民泊三國屋オーナーが新たに取り組んだのがこちらのキャンプサイト。ファームDaiwaの農場内で自然満喫のファームキャンプが楽しめます。清潔なシャワー、炊事場、ファイヤートーチ、バーベキューグリル、フリーWIFIと電源がご利用いただけます。一日一組限定なのでプライベート感も満載。山と川に挟まれた自然の空気を堪能でき、そばにはオーナー所有のヤギもいるのでエサやり体験も可能です!


-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

⑦濁酒邑川 2本セット

15,000円

農家民泊三國屋オーナーが運営する自家栽培米を使用した昔ながらの濁酒2本セット。甘みの少ない青ラベルと少し甘みがある白ラベルの2本セットとなります。濁酒は米に麹を使い発酵させて作るお酒なので健康にも美容にも効果大。 濁酒特区である美郷町だからできるこだわり、手作りの味をお楽しみいただけます。

※リターンに酒類が含まれるため、20歳未満の方はこのリターンを選択できません。

■醸造酒製造免許(どぶろく特区)
島根県浜田税務署
平成31年1月30日
邑智郡美郷町都賀本郷98番 田邊裕彦

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

⑧またたびコーラ 6本セット

10,000円

またたび、と聞くと皆さん猫のことを思われる方がほとんどではないでしょうか?しかし、またたびは「また、旅をする」という語源(諸説あり)があるほど人にとっても有益なものなんです。漢方では木天蓼と呼ばれ滋養強壮に効能があるというこのまたたびが美郷町にはたくさん自生しており、数十年前より秘伝のシロップにしてるのですが、これをさらに発展させて新たなクラフトコーラが誕生!まだ市販される前のレアな和製コーラを6本セットでお送りいたします。

※現在炭酸ビン入りの商品を開発中ですが、難航した場合瓶入りコーラシロップとしてのお届けになります。

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

⑨心の御柱バームクーヘン

10000円

簗組合のある大和地域には松尾山八幡宮という社があります。実はここは出雲大社と縁が深く、今現在の出雲大社本殿を支えている心の御柱はなんと1742年にここから切り出されたものなんです。当時の様子は文献にも残されており、御柱の着岸した稲佐の浜には大勢の見物客であふれたといいます。そんな物語から御柱をモチーフにした縁を支えるバウムクーヘンが出来上がりました。地域の名産であるどぶろく“邑川”(美郷町は濁酒特区)をつかった”麹香るもちもちバウム”をこちらも市販を先行してお届けします!

-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

⑩大和伝統漁業簗保存組合 オリジナルステッカー

3000円

応援の気持ちに感謝をこめまして御礼状とともに簗組合オリジナルステッカーを送らせて頂きます。


サイズ:10cm×10cm(仮)


※写真はイメージです。実物とは異なる場合がございます。
完成次第、活動報告にて画像を掲載します

-------------------------------------------------------------------------------------------------------






<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


-------------------------------------------------------------------------------------------------------

■ 特定商取引法に関する記載
 ●販売事業者名:大和伝統漁業簗保存組合
 ● 事業者の住所/所在地・電話番号
   請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
 ●送料:送料込み ※北海道・沖縄・離島在住の方は、追加送料として1,000円いただきます。
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。

-------------------------------------------------------------------------------------------------------


最新の活動報告

もっと見る
  • このたびは、当組合の活動にご理解・ご賛同をいただき、ご寄付という形で格別のご厚志をいただきましたこと、組合員一同深く感謝を申し上げます。ご報告が遅れてしまいましたが9月30日でクラウドファンディングが終了し、最終支援額742,000円が集まりましたことをここに報告させて頂きます。支援者の皆様、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!サイト上でもご報告したとおり、簗の設置以降2度の洪水により甚大な被害を受け、意気消沈しかけたところでしたが、皆様の励ましのお言葉や有志の方のご協力により何とか復旧をすることができ、イベント事業の方も子どもたちのふるさと学習も兼ねた簗漁体験イベントを開催することができました。また近隣の学校にも私たちの簗の取り組みに興味をもって頂けたことも今年の大きな収穫でした。簗漁での収獲の方は、天候と水位等に左右されるため思うような収獲とはなりませんでしたが、来年にむけての課題も見えてきましたし、新たなアイデアも出てきているところです。まだまだこれから観光ヤナの実現のためには長い道のりではありますが、大切な一歩を踏み出すことができたのではないかと思います。10月1日には島根のNHKで当組合の簗の取り組みが紹介されました。9月26日に行った地元の子供たちを対象とした簗体験の映像です。水に触れ、魚に触れ、それを食べる。生きることの基本を肌で感じてもらうと、子供たちの顔は笑みで溢れます。自分たちの子供時代がそうであったように体でしか理解できないことがあるように思うのです。”簗”という伝統を通してそんな体験ができる機会を、そして島根県唯一の簗を後世に残すための「江の川観光簗」の実現を目指して、組合員一同力を合わせて頑張ってまいりますので、今後とも応援いただきますようお願い申し上げ、このたびのご寄付に対するお礼とさせていただきます。温かいご支援をありがとうございました。令和3年10月吉日大和伝統漁業簗保存組合                    組合長 中 原 美 明                      ほか 組合員一同 もっと見る

  • 昨日は隣町、邑南町の口羽小学校の3,4年生が簗の学習に来られました。私の拙い説明ではありましたが鮎の生態から簗の歴史まで、一生懸命に耳を傾けてくれました。そのあとは実際に簗に向かい、長くつをはいて水に足を浸したり鮎を疑似的につかまえるなどして遊んでもらいました。水に触れたり鮎に触れたりするたびに子供たちの顔がキラキラと輝くようで、なんとも嬉しい光景です。クラウドファンディングもいよいよ残すところあと2日となりました。ここまで46名!702,000 円 のご支援を頂いております。ご支援くださったみなさま、本当にありがとうございます。後2日とわずかな期間を残すのみですが、引き続き応援よろしくお願い致します。(大和伝統漁法簗保存組合 栗原) もっと見る

  • 大和伝統漁業簗保存組合では、コロナ禍の中ではありますが町内での感染者が現在いないこともあって、春からの計画どおり小中学生とそのご家族を対象にふるさと教育もかねて、昨日9月26日に簗漁体験イベントを行いました。受付で手指消毒、体温計測を行い、マスク着用で体験スタート。まずは学習から。と言うことで、栗原副組合長から、簗のことや鮎のことを学びました。それから、3~4人ずつ生け簀に入って、鮎のつかみ取り。次に2班に分かれて、簗漁の疑似体験を行いました。最後は、おまちかねの食事。鮎の塩焼きと鮎飯をおいしくいただきました。 この様子は本日の山陰中央新報に掲載される予定で、10月1日(金)には、16:10からのNHKのしまねっとNEWS610の中で放映される予定です。クラウドファンディングの期間は終わってしまいますが、ぜひ皆様に見て頂ければと願っています。簗漁継続のためのクラウドファンディング、いよいよ残り3日となりました。はじめての挑戦で手探りの多いことではありますが、目の前で喜んでくれる子供たち、大人たちの姿が私たちのモチベーションです。”簗”を中心とした関りが今後も広がっていきますよう、応援よろしくお願い致します。(大和伝統漁法簗保存組合:高橋) もっと見る

コメント

もっと見る

投稿するには ログイン が必要です。

プロジェクトオーナーの承認後に掲載されます。承認された内容を削除することはできません。


    同じカテゴリーの人気プロジェクト

    あなたにおすすめのプロジェクト