2021/10/17 14:50
「天長地久の式」(てんちょうちきゅうのしき)とは、騎射の前に行われる「天下泰平、五穀豊穣、万民息災」を祈念する流鏑馬を象徴する儀式です。
作法は、まず馬を中央に進め「五行の乗法」を行います。左回りに3回、右回りに2回、馬を乗り回し、中央で馬を止め神前に目礼します。
次に、鏑矢を弓に番え、天に向かって満月のように弓を引き絞り、続いて、地に向かって満月のように弓を引き絞り、「天下泰平、五穀豊穣、万民息災」 を祈念します。
左回りは宇宙の陽の力、右回りは宇宙の陰の力を、そして、天長地久の式全体で万物の陰陽和合を表すとされています。
流鏑馬の見どころは騎射だけではありません。ご覧になる際には、 天長地久の式にもご注目ください。
目標金額350万円【2021年12月15日(水)まで】
伝統の技、流鏑馬の馬場に散水用設備、更衣室と日除けを!安心して稽古を続けるために