鎌倉教場の「今」をお伝えします。
今回は「公益社団法人としての活動」についてです。
令和3年10月5日から開始したこのクラウドファンディングも、残すところあと2日となりました。
本日、皆様からたくさんの御支援のおかけで、目標額を達成できました。
まことにありがとうございます。
大日本弓馬会の流鏑馬に対する、皆様からの引き続きの応援をよろしくお願いいたします。
さて、今回は、大日本弓馬会の「公益社団法人としての活動」についてです。
大日本弓馬会は、江戸期に細川家で保護されてきた流鏑馬を広く一般に公開し、鎌倉時代からの正式な弓馬礼法故実を保存、伝承、啓蒙することを目的として、昭和14年1月25日に設立され、同年4月1日付で厚生大臣の認可により社団法人となりました。
初代会長は金子堅太郎伯爵です。
(国立国会図書館 https://www.ndl.go.jp/portrait/datas/57.html )
以来、大日本弓馬会は、鎌倉時代由来の日本弓馬術の保存、普及及び古式馬術の実践、指導により我が国伝統文化の発展などに努め、流鏑馬の流派である武田流を主に支援してまいりました。
その後、平成24年3月21日に内閣総理大臣より公益社団法人として認定され、同年4月1日に登記が完了し、内閣府管轄の公益社団法人となりました。
公益社団法人となった後も、設立の経緯から、引き続き武田流を支援し続けておりますが、公益社団法人として、流鏑馬や日本弓馬術の普及発展等に努めている団体を支援するために広く門戸を開いています。
例えば、平成 28 年7月には長野県上田市に伝わる流鏑馬文化を復興するため、第1回上田城流鏑馬の催行を支援しました(平成29年度以降は他団体により流鏑馬が実施されています)。
また、現在は熊本県八代市に伝わる流鏑馬の復興のため現地の保存会と交流を重ねているところです。
このほか、公益社団法人として、外国からの招待に応じて海外公演を行うことで流鏑馬の普及発展に努めるとともに、平成28年度の内閣官房オリパラ事務局による試行プロジェクトや、令和2年度、令和3年度の文化庁・日本芸術文化振興会による日本博など、我が国の事業に参画して業務を請け負うことでも流鏑馬の普及発展に努めています。
鎌倉教場は、この公益社団法人たる大日本弓馬会の流鏑馬専用馬場です。
公益社団法人として、広い視野に立って様々な活動をし、情報発信をしていく拠点として、今後も大いに貢献してくれる施設です。
この鎌倉教場で稽古を重ねて腕を磨き、行事で多くの方に流鏑馬の魅力をお伝えするとともに、いつでも本番さながらの馬場がある鎌倉教場だからこそ可能な情報発信を行うことで、引き続き、鎌倉に伝わる伝統文化である流鏑馬の維持継承に努めてまいります。
皆様の温かい御支援をお願いいたします。
大日本弓馬会の歴史と実績の詳細については、こちらを御覧ください。
http://yabusame.or.jp/kyubakai/history-and-achievements/
なお、大日本弓馬会は2019年4月に法人設立80周年を迎えました。
これを記念して、2020年1月に「大日本弓馬会八十年史」(全204頁・非売品)を刊行しました。
詳しくはこちらを御覧ください。
http://yabusame.or.jp/kyubakai/80_years_history/
2021年12月15日(水)まで
伝統の技、流鏑馬の馬場に散水用設備、更衣室と日除けを!安心して稽古を続けるために