今回のプロジェクトに共演してくださる皆様のご紹介、その3回目です。
第三回目は、10月2日の第11回リサイタルで共演してくださる新進声楽家、
テノールの本多伸吾君とバスの奥秋大樹君です。
本田君との出会いは、やはりTwitterで、ある日突然問い合わせがあり、
実際にレッスンでお会いして、国立音楽大学の後輩に当たる事が判明しました。
それから熱心にメソッドに取り組んでくれて、難点だった高音域も、
力強くコンスタントに出せる様になっています。
今回は、一声のみの出演ですが、そのうちにあちこちで、
彼の名前を見かける事になると思います。
奥秋君との出会いは、2017年の山梨県民ミュージカルでした。
昨日ご紹介した三輪えり花さんが演出を務められ、
私はミュージカル・スーパーバイザーとして参加しました。
その時に、国王役を演じていたのが奥秋君でした。
そして、えり花さんの仲介によって、レッスンに来てくれる様になったのですが、
その天性の素質はみるみるうちに伸び、何と第48回イタリア声楽コンソルソ金賞の他、
第3回ロシア声楽コンクール優勝、第88回日本音楽コンクール 声楽部門入選、
等、輝かしい業績を積んでおります。
日本におけるバス歌手の認知度が少なく、また指導者も少ないためか、
私も若い頃には「バリトンだ」と言われたりして苦労しましたが、
彼も一時期、同じ苦労をした様です。
私が自分の声に対して、はっきりとバス歌手としての自信を得たのは、
やはりヨーロッパ留学でした。
彼も現在、イタリアの名Répétiteurのレッスンも受けており、
自分の声に自信を持ちつつある様で、とても嬉しいです。
彼らと共演する曲目は、ヴェルディ『ドン・カルロ』の
フィリッポ2世と宗教裁判長とのシーンです。
本多君は、冒頭のレルマ伯爵を歌ってくれるのですが、
私と奥秋君がどちらを歌うかは、ステージ上でジャンケンで決めるつもりです(笑)。
どうか若い彼らとの共演をお楽しみに!
クラウドファンディングもあと3日。
満額とはいきませんでしたが、沢山の方に周知していただけた事、感謝しております。
そして、ご支援くださった方に、心より感謝申し上げます。
有難うございます。