小菅村では昨日の深夜から本日昼頃までに断続的に強い雨がふりました。降り始めからの累計雨量は99mmで、久しぶりの大雨となりました。小菅川も少し濁っております。この一週間長雨の影響で、農場の手入れができていませんが明日からは雨も小休止する予報ですので、農場の確認と手入れを進めていきます。

中部から九州地方を中心に大雨となっておりました。山梨県内でも多いところは累計雨量300mmを超えたところもありましたが、小菅村は数十mmの降雨で目立った被害はなく一安心しております。大雨の後のマコモタケの田んぼも畔が壊れることもなく、マコモタケもすくすく生長しております。写真ではわかりづらいですが、高さも150cmほどになっております。収穫まであと1か月程度なりました。さらに大きく生長するよう手入れを行っていきます。

昨日は午前中を中心に強い雨が降り、一時は川が濁るなど土砂災害などが心配されました。本日朝に農場の見回りを行いましたが、特に作物や施設に被害はなく一安心しております。今回は見回りの最中に見つけた、ブラックベリーの実を紹介します。過去に活動報告でお知らせしたとおり、源流農場のラズベリーやブラックベリーは植えた初年度ということで、茎(つる)の生長を優先し、ほとんど実がつかないよう剪定をしています。それでも少しだけ実をつけていました。まだ、完熟していませんがあと数日すれば完熟し食べられる実になります。今年は1株に数個程度しか実がないため、販売等はできませんが、来年はたくさんの実をつけてもらえるよう手入れを続けていきます。

今回は数年間手入れがされていなかった源流農場を復活するのに活躍した機械を紹介します。本文でも触れましたが、源流農場の一部は数年間手入れがされておらず、人の背丈を超える草が生い茂っていました。その草を除去するのに大活躍したのが、写真の除草のアタッチメントをつけた重機です。これは当NPO法人の会員である、小菅村内の土木建設業を営む方が所有する重機に除草アタッチメントをつけて、ボランティアで除草していただいた時の写真です。機械のオペレーターもその方がやっていただけましたので、人力で手持ちの刈払い機で行っていれば、15人日はかかったと思われる除草作業を、1.5人日程度で終わらせることができました。大きい面積を行う場合に重機の力の偉大さを痛感しました。このあとにも、クズが伸びてきたたため、会員でクズの除去等を行い、なんとか2021年3月ごろには作物を植えられる状態まで農地は復活しています。一度農地を荒らしてしまうと復活までに大変な労力がかかりますので、源流農場では農業が継続できるよう頑張っていきます。そのためにも皆様のご支援をよろしくお願いいたします。

今回は源流農場で育てているブラックベリーを紹介します。ブラックベリーはバラ科キイチゴ属のつる性の植物です。7月から８月ごろに実をつけます。源流農場のブラックベリーは、今年の春に植栽したものですので、今年はつるを伸ばすための選定を行ったため、ほとんど実はつけていません。その分、大きく生長してきており、来年以降はたくさんの実をつけてくれそうです。