インタビューで社長、幹部、関係する社員の方々の感情や意見が出てきたらこれらをエクセルシートにまとめます。ポジティブなもの、ネガティブなものがありますが、それらを一枚のシートにして、みんなの会議の中心に置きます。一番キツイのは社長です。自分の今まのでのやり方を否定される場合があるからです。更にもっと良い案がある場合がほとんどです。成功する社長の可能性は「みんな何でも言ってくれ」「できることは全てやる」「間違えは正していく」という社長の姿勢にあります。また、新しい事をやる場合、その時間を作らなければなりません。何をやって何を止めるのかを議論します。これまでずっとやってきたけど意味がないものはどんどん止めるべきです。会議もただの報告会であるなら止めるべきです。やめて失うものがあれば補う事をすれば良いのです。報告だけならメールシステムにするとか。答えをを持っているのは皆様、特に最前線の方々です。コンサルタントは皆様から出てきた感情や意見を実際の経営に生かされるようにファシリテーションするに過ぎないのです。この段階は自分たちの将来を夢見て議論するのでとても盛り上がります。ホテルの開業も、開業するまでは夢があり、希望があり、理想があり、それに向かって準備するので大変想像的な仕事ですが、開業日からはお客様という現実に振り回されることになります。2年3年かけて落ちつかせて行きます。コンサルティングも、計画段階から実行段階に入ると、理想と現実のギャップに悩みます。これは時間をかけないと仕方がないのです。