ジョイグル、こんにちは。
「バウルの響き」実行委員会の佐藤友美です。
ストレッチゴールの達成、そしてクラウドファンディング期間の終了後はすっかり音沙汰が無くなってしまい、申し訳ありませんでした。
私は11月半ばから、インドの師匠の許に来ています。
昼夜の寒暖差が激しい日々が続いていましたが、そろそろ昼間にも寒さが忍び寄ってきました。
現在は、朝はヨガや呼吸法、歌の練習。
日中は、師匠が建設中のグルクルのお手伝いで、煉瓦や砂や抜いた雑草を運んだり、地面を平らにするために牛糞を水と砂に混ぜて塗りこんだり(まさに手ずから、素手です)しています。
『グルクル』とは、伝統的には師匠の家に弟子が住み込んで学ぶ学び舎を指しますが、ここでは「バウルの伝統を保持・発展させるためのセンター」です。
そう、師匠のグルクルは今まさに建設作業の真っ最中。
周辺の村人を中心に構成されている労働者の皆様と、協力したり、彼らに作業のやり方を教わったり、あるいは全体の進行に発破をかけたり(これは主に師匠や、彼女のマネージャーの仕事ですが…)しながら、弟子の私たちも、1月に予定されているリトリートとお祭りのために働いています。
現在世界中で引っ張りだこのパルバティ・バウルですが、実はその目的は「バウルの守り伝えてきた叡智を世界に伝えること」と共に、「バウルの伝統を守り伝えるセンターを作るための基金を募ること」があります。コンサート等の収入の大部分はこの建設資金に当てられています。
(いずれ、このグルクルについて紹介するページもホームページ内に作るつもりです)
そして日が暮れてからは、「Song of the Great Soul」日本語版や、Charya Geeti仏教歌のCD、そして来年のパルバティ・バウル来日公演制作の関係の作業をしています。
本の方は校正の方に入っていただいたことで、かなり読みやすくなってきていると思います。とはいえまだまだ、改善するために取り組んでいるところ。
更に、パルバティ・バウルの了承も得まして、日本語版にはもう一つ、修行者のあり方について書いた短いエッセイも収録させていただくことになりました。こちらも翻訳作業中です。
あとは、本に収録されている絵のデータ収集、CDの歌の選択、詩の翻訳等…着々と進んでおります。
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ところで、クラウドファンディングに関連して、「小さな声を届ける」ウェブマガジン、BAMPでインタビューを受けました。
特に「修行」がテーマでのインタビューで、取材から実際にどのようにまとめられていくかまで、とても興味深かったです。
私のとっちらかった、まだるっこしい話をよくまとめてくださったと思います。
https://bamp.is/interview/negishi06.html
「修行で私は自由になる」インドで見つけたバウルという生き方
よろしければぜひご覧下さい。
それでは、また!
「バウルの響き」制作実行委員会
佐藤友美