2021/11/28 19:00

皆様、こんにちは。プロジェクトオーナーの小林駿です。

残り2日。もう終わりも近いです。最後までよろしくお願いいたします。

今日はジャパンC。今年は欧州から3頭もの外国馬がやってきてくれて、例年以上の盛り上がりを見せてくれました。

さて、欧州では昔から現代まで続く「馬との生活」があると言います。

日本では江戸時代、武士と馬という関係があったようにその関係性は深いものでしたが、現代では私たちほとんどの人は日常で馬と共に生きる事はありません。

よく海外産の映画などで「馬車に乗る貴族」等々を見かける機会はあると思います。

では、日本でそのような馬車馬として、街中を走らせることはできるのか…

これに関しては、2年生の時に私も思いました。そんな道があれば、彼らの利活用に役立つのではないかと。

ところが現実、そううまくは行きませんでした。

市内の他大学の方と共に「函館山を馬車で往復するプラン」を訴えてみたのですが、却下。

その大きな理由は、「衛生面」の問題が出てしまっていたことにあります。

馬が好きな我々からすれば彼らの存在は何にも変え難いものでありますが、そうでない方にとっては、馬糞の匂いなどで不快になる方もいるかもしれません。そして、馬である彼らが街中で馬糞を出さないとは言い切れないため、そのあたりの環境問題にも繋がってしまいます。

また、もしかしたらその場に居合わせた人によって、彼らが心ない扱いを受けてしまう可能性も否定できないのに加え、我々人間がずっとそばについていてあげられるわけでもありません。

そのような理由で、馬を街中に走らせると言う企画は断念したと言う過去があります。

実現すれば、彼らの利活用に大きな一歩を踏み出すことができるのは確かですが…そのような問題から、なかなか厳しい状況なのは変えることができません。

だからこそ、まずは引退馬の理解、馬房、受け入れ先を増やすこと。

そして同時に、彼らの生きる道を探してあげること。

現段階では、それが1番大事なのかな、と思います。

それでは皆様、また明日!