高山都さんのランニングフォトエッセイを撮影しました!
宇野です。一昨日から新雑誌『モノノメ』創刊のクラウドファンディングをはじめた……のですけれど、なんと昨日のお昼休み、開始から17時間ほどで「達成」してしまいました。その後もどんどん伸び続けて、いま166%(250万円強)にまで来ています。自分で言うのもなんだけれど、このような地味な雑誌がここまで注目を集めるとは思っていなかったので、とても驚いています。そして、もうこんなにたくさんの人の行為をもらったら決定的な一冊を作り上げるしかないし、そして何よりいい編集部を編成して、雑誌を試行錯誤しながら出し続けられる環境をじっくり仕上げないといけないな……と覚悟を決めています。と、意識が高いことを書いてしまいましたけど、素直に嬉しいです。クラウドファンディングの終了はあと1ヶ月先なので、気になる人はじっくりリターンを選んで支援をよろしくお願いします(事実上の特典付き先行販売でもあるので……!)。
さて、クラウドファンディングがはじまった一昨日は、朝から創刊号に掲載の高山都さんのランニングエッセイのための撮影でした。これはランナーが走っているとき見ている世界を文と写真で読者と共有したいと考えてはじめた企画です。走るとき、それもなにかのために走るのではなく走るために走るとき、いつも暮らしている近所の風景もがらっと違って見えます。目に入らないものが目に入り、聞こえないものが聞こえ、気にならないものが気になる。そんな体験を、一度言葉と写真に、二次元に落とし込むことで整理して、抽象化してみたい。そうするとまた違った側面が現れてきて、意外なところに届くのではないか。そんなことを考えてつくっています。
高山さんは彼女の本を読むとそれがよく出ているのだけれど、一見サバサバしているようで実はきめ細やかに、こだわりを持って細部に関心を持っているひとだと僕は思っていて、そして人間のそういった部分は確実にランに出るので、それを活かした誌面にするつもりです。
これは僕がこれまで出していた雑誌『PLANETS』の前号に続いて、ランニング雑誌『走るひと』とのコラボレーションの第2弾でもあります。編集を担当してくれるのは同誌編集長の上田唯人さん。彼と、カメラマンの久富健太郎さん、そして僕と高山さんの4人で、月曜日の朝から汗だくになりながら、でも楽しく撮影していました。
この「楽しい」というのも大事で、何か、僕たちがものをつくることを楽しんでいて、その興奮を読者と共有することも雑誌のような、そして定期刊行の者は特に大事なのだ……というか大事にしたいと思ってこのような活動報告を書いています。
それでは、ちょくちょくここで進捗や、目次の内容を紹介したりしていこうと思います。発売まで、いや発売後も末永くよろしくお願いします!
クラウドファンディングは8月20日(金)まで実施中です。詳しくはこちら。