滋賀県版 SDGsボードゲーム「サスティナブル・ワールド・ボードゲーム」を終えて
このゲームの魅力は、ゲームをとおして、滋賀県の企業が取り組むSDGsに関する事例を分かりやすく楽しみながら学び、SDGsについての理解を深め、「自分ごと」として考え主体的に取り組むことができるところです。
さらに、企業等と協働することでより多くの課題を解決することができることに気づき、チームワークとコミュニケーションの大切さを学べるところです。
大津商業高校 教諭 松木 洋之
生徒感想
A:SDGsに関する取り組み事例が詳しく書かれていたためSDGsの内容をよく理解できて良かったと思う。自分の企業だけでは成功できなかったミッションも様々な企業と協力することで達成できたので良かった。
私達のグループは、SDGsのターゲット目標を達成できないものがあったので現実でも同じことがおきているのだと実感することができた。
B:研修をとおして滋賀県だけでも多くの企業がいろいろな活動をしていることを知ることができた。また、SDGsの課題には「給食」や「母子家庭」のことなど思ったより身近な問題から世界規模の問題まで多くの課題に取り組む必要があることが分かりました。
C:ゲームを終えて、具体的な内容、解決策が書かれていて理解しやすかった。様々な問題があることと同時にそれぞれが独立した問題ではなく、つながりがあることも分かった。
17のターゲットのどれか1つではなく全体的に達成していかなければならないことも身近に感じグループで協力しながら進めることができた。ゲームになっていることで気軽に分かりやすくできた。
D:SDGsの目標を達成するためにはコストが多くかかることや1つの目標を達成するために何かをするとその目標達成に近づけても他の目標達成から遠のいてしまう可能性があるということがわかりました。
ミッションカードには、課題と解決策だけでなく、どのような企業がその解決策に取り組んでいるのか書かれていて身近なところにもSDGsを意識した企業があるということに気づけました。
また、自分の企業をレベルアップすることで資金が増え、できることの幅は広がりましたがレベルアップするためには、自己投資をすることでその年は解決にあてる資金が減ってしまった。
SDGsの課題を解決するためには、自分だけでなく他の人と「協業」することがとても大切になると思いました。自己利益の追求や特定の目標を達成することも必要ですがそうすることでどのような影響が出るのかを考えなければならないと思いました。
そして、今私達にもできることがあるなら(節電、節水、モノを大切にするなど)どんな些細なことでも取り組むべきだし取り組もう思いました。