みなさん、こんにちは!クラウドファンディングのスタートから37日が経過し、現在、37名の方から総額516,000円のご支援を頂戴しています。たくさんの温かいメッセージとご支援を頂き、本当にありがとうございます!さて、今回はこれまでのカフェ事業でのエピソードをお伝えします。新型コロナウイルスの影響によるロックダウンで、経営危機に直面したシングルマザー達のカフェ。地域で食糧支援を行った際にはカフェでドーナツをつくり、配布しました。その際の様子をご紹介します。カフェが支えてきた家族の希望 PLASのカフェ事業は、HIV陽性のシングルマザーたちがカフェビジネスをスタートできるよう、初期投資や研修、カフェを開店した後のフォローアップを届けています。まったくの未経験でカフェ事業に参加し、手探りながらも周辺の環境やお客さんの要望に併せてオリジナルのメニューを考えたり、ジュースを売ったり、カフェを切り盛りしているシングルマザーたち。(写真)クッキング研修ではみんな真剣!計算が苦手だったり、帳簿をつけることを忘れてしまうこともありますが、朝早くから夜遅くまで一生懸命に働き、カフェで得た収入で子ども達を学校に通わせ、お肉や魚が買えるようになり、どんどん前向きになっていく姿に、日本の私達の方が勇気を貰ってきました。 ロックダウンで経営危機に…(写真)赤ちゃんを抱きながら働くママもたくさんしかし、新型コロナウイルスの影響でロックダウン・・・シングルマザー達のカフェは経営危機に直面していました。収入源を絶たれ、毎日を不安と共に過ごす日々。少しずつ緩和はされていっているものの3月末からカフェを閉めてきたシングルマザー達には、カフェを再開する食材を買うお金がありません。彼女たちの「働くことが楽しい!」という気持ちを、そして子ども達の未来への希望を失って欲しくない!という思いから、カフェ事業のシングルマザー達にPLASが緊急支援としてドーナッツを発注することに。買い取ったドーナツをHIVとともに生きる人たちへの食糧支援の一部として、保存性のあるお米や豆と組み合わせ、配布することにしました!大量発注に歓声が上がる!がんばって大量のドーナツをつくってくれたカフェのママたち。久々の仕事に大喜び。ママ達の「イエェェェーーーーイ!!!」という元気な声を聴いて、思わずPLASスタッフもジーンと来ました。ドーナツの配布は密にならないように屋外で行われました!配布前には除菌スプレーでの消毒も徹底して行われています。 自分の仕事が誰かを支えている久しぶりに働くシングルマザー達の顔は輝いていました。自分たちの仕事が、誰かのためになる。「ありがとう」という気持ちが収入として戻ってくる。これって本当に素敵な循環だと改めて感じました。 今回のように「私にだって出来る!子ども達を学校に通わせる!」そんな決意と共に自立していったお母さんたちと一緒に仕事ができることは、PLASにとっての喜びもあります。そしてこうして仕事を発注することが、彼女たちの生活や命を支えることになっています。ドーナツ作りで得た収入は、子どもたちの食糧やカフェビジネスを回すための材料費にするそうです。久々に働けるというのも、長く家に引きこもっていたママたちに「再び働こう!」というモチベーションを高める素敵な機会になりました。支援を必要とする人々へ、さらに届けていくためにこのクラウドファンディングのカフェプロジェクトに参加するママさんたちにも、最初から自立まで、一緒に歩みを進めていくことを大切にして支援を届けます。是非、このプロジェクトを応援・ご支援いただけたら嬉しいです。☆プロジェクトページ・ご支援はこちらから☆
国際協力 の付いた活動報告
〜ウガンダでHIVと共に生きるママたちのために、いま日本からできることがある!〜8月24日(火)に、PLASがウガンダのシングルマザーたちに届けている『カフェビジネスによる生計向上事業』について初めてお伝えするオンラインイベントを開催いたします!新型コロナウィルスの感染拡大によって、暮らしに大きな影響を受けるママたちのために、いま日本からできることを最前線からお届けします!PLASは、「取り残された子どもたちが前向きに生きられる社会をめざす」というビジョンのもと、HIVと共に生きるシングルマザーとその子どもたちを中心に支援を行なっています。HIV治療薬の普及によってエイズで命を落とす人は少しずつ減少しています。けれども、HIVと共に生きる苦しさを抱えながら暮らす人たちがいまだに多くいます。特に、夫をHIVでなくし、自身もHIV陽性で子どもを育てるシングルマザーが取り残されています。安定しない体調、周囲からの偏見、自分に自信を持つことができない・・・さまざまな困難を抱えて孤立するママたち。雇用の機会が限られ、自身でビジネスを立ち上げる手立てもないシングルマザー家庭では、子どもたちは学校を中退せざるを得ない状況です。そんなママたちのために、PLASがはじめた『カフェビジネスによる生計向上事業』。このプロジェクトでは、ママたちがビジネススキルを得て、カフェのオーナーとして自立し、自分たちの力でより良い暮らしをつくれるよう応援します。しかし、ウガンダでは新型コロナウィルスの感染拡大が止まらず、カフェも満足に営業できない状態に。そこで、わたしたちは、ママたちを応援し、事業の横展開をめざすクラウドファンディングを立ち上げました。「アフリカのために何かしたいけど、何をしたらいいか分からない…」「ママたちが置かれている状況についてもっと知りたい!」そんなあなたに向けて、カフェビジネスとクラウドファンディングの今、そしてPLASのこれからの展望についてお伝えします。いま、日本からできる支援があります。私たちと一緒に、アフリカのママと子どもたちのより良い未来をつくっていきませんか? ★お申込み・チケットについて ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄▼チケットお申し込みはこちらから・【料金】無料 (寄付チケット:500円(税込み))・各回の開催当日の正午までにpeatixページにてチケットを購入いただいた方に、視聴するためのURLをお送りします。※寄付チケットはPLAS の「生計向上支援事業」と「ライフプランニング支援事業」をはじめとする取り残された子どもたちのための活動に大切に使わせて頂きます。※限定イベントのためURLは外部に漏らさないようにお願いします。※チケットをご購入いただいた方は、配信時間が過ぎても限定URLで視聴ができます(閲覧できる期間が2ヶ月以内となる配信回もございます。ご了承ください。)____________________◆1.開催概要 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄************************************8月24日(火) 21:00-22:00【ライブ配信】PLAS 事務局長理事 小島美緒「カフェ開業で貧困から脱却!アフリカのシングルマザーたちにいま日本からできる支援」************************************【小島 美緒(こじま みお)/エイズ孤児支援NGO・PLAS 事務局長理事】2006年 国際基督教大学卒業後、PLASのボランティアとしてウガンダで3ヵ月活動した後、JPモルガン証券株式会社にて勤務。社内での社会貢献活動に関わりながら、社外活動としてPLASのボランティア運営スタッフなどに携わる。2010年、第一子出産とともにPLASに入職。米国フィッシュファミリー財団が日本社会に変える原動力となる日本人女性を選抜するプログラム「Japanese Women’s Leadership Initiative」2016年フェロー。プライベートでは2人の男の子の母【藤田 茜(ふじた あかね)/インターン・イベント企画運営】アフリカにて農業分野での人々の生計向上、およびそれによる保健衛生・教育問題の解決への協力を志す大学院生です。当日は、当会の事業やウガンダのシングルマザーたちが置かれている状況について多くの方により深く知っていただけるよう、サポートに努めます!☆プロジェクトページ・ご支援はこちらからhttps://camp-fire.jp/projects/view/457822
みなさま、こんにちは!クラウドファンディングのスタートから15日が経過し、現在、26人の方から総額420,500円のご支援を頂戴しています。たくさんの温かいメッセージやご支援を頂き、本当にありがとうございます!さて、今回はHIV陽性シングルマザーたちのカフェ事業について、これまでどのような活動を行ってきたのか、その一部をご紹介します!本日は、今年5月14日-15日にはじめて実施した、カフェ事業の新しい取り組み、カフェビジットについてです。カフェビジットの目的カフェビジットは、カフェ事業に参加してくれる受益者候補のお母さんたちに、研修に参加する前に先輩のカフェママの店舗を訪問することで、ビジネスを具体的にイメージし、大変なことなどを知ってもらうために実施する新しい取り組みです。以下の3点を目的にしています。・カフェ運営についての具体的なイメージを持ってもらう・ロールモデルとなる先輩カフェママに出会い、モチベーションを高める・カフェビジネスの苦労や難しい点なども知ってもらう (そのうえで参加する意思が持てない候補者は辞退することができる) 研修に参加する前のお母さんたちは、「カフェビジネスをやれば儲かってお金が入る」という誤解をしがちですが、そんなに簡単なものではないということ、またビジネスのリアルを含めて知ってもらったうえで事業に参加してもらいたい、という意図もあって実施しました。先輩カフェママのお店を訪問5月14日-15日に実施した初回のカフェビジットで訪問したのは、2つのサイトです。一つは、アイシャというメンバーがリーダーシップをとって運営していて、カフェ2期の中でも売り上げも良い、優等生的な存在のブスラのサイト。(写真)ブスラのカフェの様子 もう一つは、ジローブエというカフェ3期の参加者のサイトで、少しビジネスに苦戦しているサイトです。ジローブエは、3人グループで開始したものの、2人がドロップアウトしてしまい、現在1人で運営しています。また、競合もあって売り上げが上がらず苦戦している状況です。 (写真)ジローブエのカフェの様子 (写真)ジローブエのカフェママのナチャ成功している事例だけでなく、苦労しているサイトも訪問することで、カフェビジネスの様々な側面を見てもらいたいと考え、この2つのサイトを訪問することになりました。先輩カフェママにインタビュー当日は、「何時にカフェにきて何時から準備しているの?」「昨日の売り上げはどのくらいだった?」「売り上げをあげるために工夫していることはありますか?」「ビジネスで大変なことは?」「グループでビジネスをやるために心がけていることは何?」「やめようと思ったことはある?」など、ビジネスの話から日々の生活のことまでたくさんの質問を準備して臨み、カフェ4期のママが先輩ママに質問する形で実施しました。(写真)ブスラのメンバー。赤ちゃんを抱っこしているのがアイシャ ブスラのアイシャは、ホスピタリティあふれる人柄で、たくさんの質問にひとつひとつ丁寧に答えてくれたそう。また、アイシャからは「(チームのメンバーは)姉妹のような関係性で、オープンに率直に話し合うことが大切よ」と、事業成功の要になるチームワークの大切さを、参加したお母さんたちに伝えてくれました。 「私もアイシャみたいになりたい!」先輩ママを目指して参加したカフェ4期候補者のママたちからは「ビジネスのことなど色々教えてくれたアイシャみたいになりたい!」「ジローブエのカフェが、大変なこともたくさんあるけど頑張ってビジネスを続けている様子を見て、カフェビジネスを様々な側面から見ることができて良かった」などの前向きな感想が多く聞かれたようです。アイシャのようなロールモデルを実施前に見ることができたのは、彼らの今後の研修にも良い影響を与えると感じています。また、コーディネーターのエバリンも「とても良い機会だった!」と手応えを感じている様子でした。今後も、カフェビジットの企画は継続して実施していきたいと考えています。いかがだったでしょうか?今回ご紹介したように、カフェ事業では、研修に参加する前のママさんたちにも、カフェ事業についてのイメージを持ってもらう機会を設けています。このクラウドファンディングのカフェプロジェクトに参加するママさんたちにも、最初から自立まで、一緒に歩みを進めていくことを大切にして支援を届けます。是非、このプロジェクトを応援・ご支援いただけたら嬉しいです。☆プロジェクトページ・ご支援はこちらからhttps://camp-fire.jp/projects/view/457822