こんにちは!ぽんこたん店長の田辺です。
みなさんのおかげで、なんと最終日の前夜である9月29日にご支援いただいた金額が目標額100万円に達しました!
本当にたくさんのご支援、ありがとうございます!!
何度も繰り返してしまいますが、釧路にLGBTの当事者がリラックスして集える場所が欲しい、と思って仲間とオープンを決心したLGBTフレンドリースナック「ぽんこたん」。
果たしてお店を開いたところで、お客さんは来てくれるのかな、街の方々からどういう反応があるかな、と、不安がいっぱいながら準備をしてきましたが、そこへきてオープンを前に、まさかの緊急事態宣言発令によりきちんとオープン出来ぬまま休業することに。
そんなわけで、1ヶ月前はぼくたち3人、どんよりした気持ちに包まれてしまっていました。そんな中で藁にもすがる思いではじめたクラウドファンディング。はじめてみるとたくさんの方からご支援とともに温かいコメントもいただき、こんなにたくさんの方が応援してくれるなんて!と、みんなで驚き、喜び、感謝の気持ちが沸き起る。そんな1ヶ月間でした。
オープン前にたくさんのご支援をいただけたことで、なによりも勇気をいただきました。本当にありがとうございます。
冒頭に書いたとおり、僕らは儲けたいと思ってお店を始めたわけではなく、これまでなかった場所を自分たちで作りたいと思って始めました。目標額としていた100万円は初期費用や休業期間中の店舗維持のコストとしてかかる金額です。なので僕たちにとっては、目標額に達したことで、もうご支援としては十分だと思っております。
クラウドファンディングの残り日数があと1日となったところで、もし目標額以上のご支援をいただいたらどうしようか、さきほど3人で緊急会議!?をしました。そして次のように使わせていただこうと決めました。
目標額以上のご支援分については、LGBT当事者の学生がお店に来たときの「ゴチ資金(ごちそうする資金)」にさせていただきます!
僕自身が自分のゲイというセクシュアリティを受け入れたのは、大学1年生のときでした。物心ついたときから、「なんで自分はゲイに生まれたんだろう。どうやって隠していこう」と、いつも悩んでいました。ですが、大学に入って「性には多様性がある」という考え方に触れ、おそるおそる大学のLGBTサークルに顔を出すようになり、次第に「自分は悪いことをしているわけじゃない、だからなるべく隠さずに生きていこう」と思うようになりました。そう思えるようになったのはLGBT当事者としての自分をオープンにできる場所があり、そこでLGBT当事者の友人ができたからなんです。
釧路にはたくさんの学生がいます。大学は2つあり、高専、専門学校などもあります。ということはLGBT当事者の学生もきっとたくさんいるはずです。もし、LGBT当事者であることを普段はカミングアウトしておらずひとりで悩んでいたり、LGBT当事者の知り合いが欲しいなと思っていたりする学生さんが、気軽に「ぽんこたん」に来てくれたら、そんな場所になれたらいいな、と思います。
しかし、学生は、なにせお金がない!笑
ならば、ご支援いただいた資金からおごってもらえる仕組みにしたら、学生さんも気軽にお店にこれるんじゃないか、と考えました。「ペイフォワード」という考え方です。釧路でも大人が学生のために食事代を払っておいてあげる仕組みを導入している飲食店があります。それと同じことを、ぽんこたんでもやりたいと思っています。
もし「お店の応援しようと思ったけれど、もう目標額達成したならいいかな〜」と思った方がいらっしゃったら、この取り組みにご賛同いただき、ご支援をいただけたら嬉しいです。
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ちょっと長くなってしまいましたが、あらためて、たくさんのご支援のおかげで目標額を達成することができました。本当にありがとうございます。そしてあと1日、最後までご支援のほど、どうぞよろしくおねがいいたします!
ぽんこたん店長 田辺貴久