こんにちは。「elabo(エラボ)」のyouth編集長・眞鍋ヨセフです。
「elabo」のクラウドファンディングをご支援いただき、本当にありがとうございます。
本日はリターンでご用意させていただいたトークイベントの詳細が決定しましたので、その報告とゲストの方の紹介をさせていただきます。オンライン(アーカイヴ有り)でも対面でも参加可能です。
私たちelaboは「考える」「議論する」「選ぶ」ために存在するWebサイトです。だからこそ、初めてのトークイベントには、現在最も鋭い問題提起を行っている人のなかでも選りすぐりに勇敢なお二人を、敬意を持ってお招きしました。
ラッパーのMomentさんは、今の日本にあって「リアル」な言葉を紡ぎ出す詩人です。差別する側も差別される側も無数の概念やイズムを生み出す現代にあって、孤独な個人であり続け、真に暴力を告発する表現をどのように探しだていけば良いのか、お話を伺い、議論したいと思います。
経済学者の成田悠輔さんは、人々のルサンチマンの吐口になった現行の民主主義は無用だと語ります。また現在の日本では経済的格差の解決よりも、更なる格差を実現してでもダイナミックな創造性を取り戻すことこそ必要なのではないかと問題提起をなさっています。今回のトークでは、今なお民主主義に可能性を探ろうとする若き政治家志望の小林タカトモさん(東京大学文学部4年、政治家志望のZ世代)を筆頭に、機能不全の日本しか知らないZ世代からの質問を受けつつ、日本社会にどのような突破口があるのか共に考えていただきます。
【トークテーマ】
何が日本を破壊しているの?──インターネット、ポピュリズム、新自由主義、それとも?
■日時:11/28(日)15:00〜19:30
■会場:千鳥文化 1階ホールスペース(大阪府大阪市住之江区北加賀屋5-2-28)
http://www.chidoribunka.jp/
【タイムテーブル】
15:00 開場
15:30〜17:00 〈アイデンティティ/カルチャー〉
「マイナー性を語る詩/感情にかたちを与える」
Moment Joon氏 ファシリテーター:真鍋ヨセフ
17:00〜17:30 参加者交流
17:30〜19:00 〈ポリティクス/カルチャー〉
「格差を超えて社会を動かすほどの創造性は、日本で可能なのか」
成田悠輔氏+小林タカトモ & Z世代 ファシリテーター:柳澤田実
19:00〜19:30 参加者交流
【ゲスト】
Moment Joon(モーメント・ジューン)
移民者ラッパーとして、唯一無二の目線を音楽で表現する。2019年に「Immigration EP」を発売。2020年にアルバム「Passport & Garcon」をHUNGER、JUSTHISの客演を迎えリリースしジャンルを越え大きな反響を呼ぶ。 2021年には「Passport & Garcon」のDXをYoung Coco、蔡忠浩(bonobos)、KIANO JONES、あっこゴリラ、鎮座DOPENESS、Gotch(ASIAN KUNG-FU GENERATION)等の客演を迎え大きな話題を呼ぶ。その他NIKE、i-D Japanによる「フューチャーチェイサーズ」、Red Bull RASEN等のさまざまな媒体にも出演。
執筆業では、『文藝』(河出書房新社)秋季号で4万字にわたる自伝的ロングエッセイ「三代 兵役、逃亡、夢」を執筆後、岩波書店のWeb連載「日本移民日記」が書籍化され、2021年11月26日発売。
多方面での活動のなかで、今の日本に必要なこと、今の日本に届いて欲しい言葉を、彼にしか見えない、彼にしか書けない目線で届け続けている注目の存在。
@MOMENT_JOON
©︎三橋優美
成田悠輔(なりた・ゆうすけ)
研究者・事業者・執筆者。 東京大学大学院修士課程修了後、マサチューセッツ工科大学で博士号取得。昼は日本で半熟仮想株式会社代表、夜はアメリカでイェール大学助教授。 専門は、データ・アルゴリズム・数学・ポエムを使ったビジネスと公共政策(特に教育)の想像とデザイン。サイバーエージェント、ZOZO、学研、独立行政法人経済産業研究所、ニューヨーク市、シカゴ市などと共同研究や事業を行う。連載=「未来の超克」(『文學界』文藝春秋)、「データで社会をデザインする──機械学習・因果推論・経済学の融合」(矢田紘平氏と共著、『経済セミナー』日本評論社)など。「報道ステーション」(テレビ朝日)コメンテーター、ひろゆき氏と「Re:Hack」(テレビ東京&日経新聞)企画出演。その他各所、各紙誌でコラム執筆を行う。
@narita_yusuke
既にイベントチケットと雑誌のコースは売り切れとなりましたので、イベントチケットのみのリターンコースを限定15組、ご用意致しました。皆様のご参加を心からお待ちしています。