【蔵リノベーション日記】
本日は主に一階床板撤去と、厨房出入口用壁撤去が行われました。
一階の床下を剥がしてみると、ふわっふわの土がでできました。
大工さんが足を踏み入れた時、とっても驚くほど、とにかくふわっふわの土です。
その驚くべき理由が、お米のもみ殻が土の上に撒かれていたためでした。
もみ殻の存在が湿気を吸収し、土をいつまでも乾燥させることができたため、床板の木材も腐らず100年も持ちこたえていたのですね。
先人の知恵は、自然の恩恵を上手く利用しており、驚かされます・・・
また、店内と厨房をつなぐ出入口を作るために、土壁の一部を壊しました。
本来、土壁は、竹で編まれた竹駒井という下地に泥を押し込めているのですが、
深澤家の蔵の土壁は、一風変わっていました。
というのも、竹駒井が使われておりませんでした。
そのため、土壁を支える外板には、ある細工がなされていました。
なんと、トゲトゲとした竹が何本も刺さっていました。
このトゲトゲで土壁をしっかり支えていたのですね・・・
すごいです・・・そして、本当に開けてみないとわからないことばかりで、毎日大工さんと新しい発見をして驚きあっています。
そして土壁の厚さ!!6㎝は余裕であります。泥に藁が練り込まれ、強度も抜群な土壁。
白い部分は漆喰なのですが、以外と漆喰って薄いんですね!
明日と明後日はリノベーション作業はお休みです。
次の施工は17日!また17日に蔵リノベーション日記を更新します。
次回もどうぞお楽しみにお待ちくださいませ!