2017/11/18 19:35
焼き直しで気をつけなければならないことの一つに「温度差」というものがあります。
窯の内部は最高温度で1300℃を超えます。一時間以上そんな高温にさらされる陶器にとって窯の外の30℃の外気温は辛い世界です。いきなり1250℃以上の温度差の世界にさらすのは可哀想ですよね。
その対策として、熱のこもった窯の下にまずは避難させます。写真の陶器はまだ高温によって光っているのが分かると思いますが、このまま一時間も冷やせば持つことも可能になります。
特に焼き直しの場合はこの「温度差」に一番気を使います。
自然との戦いでもある移動可能な陶芸窯。
うまく焼けた時の感動は一生忘れられない経験になります。
KURA COCOLONOオーナー
竹鼻良文