2017/10/30 18:57
東海の酒旅。

はじめに
地元には名水と言われる場場所が多くあります。
ここ東海地区は、濃尾平野を流れる木曽川、長良川、揖斐川の3つの川、木曽三川があります。
また、飛騨川は、木曽川水系の支流で、岐阜県北部から南部にかけて流れています。
昔から、この銘水を使用した蔵元が多く、お酒造りには本当に適した町でもあります。
なぜ?この地区に蔵元が多く存在するか?
この地区は、天下統一を目指した武将の生まれた土地。
織田信長、明智光秀、豊臣秀頼、徳川家康…。
その絢爛たる安土桃山時代は、また文化の面で日本のルネッサンスともいわれます。
今日の澄んだ日本酒、即ち清酒がはじめてあらわれたのも、この桃山文化のさなか、
武将たちによる華麗な醍醐の花見に、諸大名からの献上酒の中に含まれるようになりました。
このような歴史の元で育った日本酒こそ、銘水があったからこそです。

 


さて、私は、この銘水を求めて約35の蔵元を廻りました。
最初は、蔵元さんに声をかけずに。。。。。
二度目は、直接連絡をして進めたい企画をプレゼンしてまいりました。
「デザイン」で日本酒を企画したい!!!!
そんな想いと、蔵元の人柄から7蔵元に絞り、約3年かけて「kuramoto」がスタートしました。

 

まず最初に伺ったのが、

蔵元やまだ
実は、実家から車で30分以内の蔵元。
明治の建物を改装した店舗は八百津の街にあって、蔵元の外観はかなりシックな建物です。
小窓より確認できるグッズが酒屋の存在を強調しています。
入口の引き戸から目に入る店内の奥に広がる中庭がなんとなくほっとした空間を作っている酒蔵です。「蔵元やまだ」のある所は旧名で「玉井」といわれ、これは 「玉の井戸」からつけられた地名です。堀井戸から汲まれた水は、仕込み水にもなっています。 明治元年創業以来この地で、「喉ごしが良く、飲み飽きのしない酒、甘い辛い、端麗濃醇ということに関係なく、とにかく長く付き合える酒」を理想として酒を醸し続けているそうです。

 

 

つづく。。。。。