本日は、ギャローデット大学院 ソーシャルワーク研究科で准教授をされている高山亨太先生より応援メッセージ動画を頂きました。
高山先生は、日本のろう者の福祉の発展のために長年貢献され、現在、アメリカのギャローデット大学で教えています。
デフアートを交えた大変興味深いお話をしてくださっています。
◆高山亨太先生からのコメント◆
ろう者の先輩達や私たちが追求してきた情報保障や障害に関係なく、大学で学問を学ぶという当たり前の権利を、コロナ禍によるマスク社会によって後退させてはなりません。
ろう難聴学生が生き生きと学問を修めることができる社会は、結果的に私たちにも大きな恩恵をもたらしてくれます。
私もろう者の先達者から応援してもらったように、私も次の世代のろう難聴学生を応援します!
◆高山亨太先生からのメッセージ動画◆
◆依頼者・石川さとからのコメント◆
協賛団体NPO法人インフォメーションギャップバスター(IGB)コミュニケーションディレクターの石川です。
私は、大学で福祉を学んできたろう者です。高校の時に進路に迷っていたときに、高山先生がろう・難聴者のために福祉の世界で活躍されているのを知り、「当事者だからこそできることがある」と励まされました。そして、福祉の道を歩み、ろう教育の現場で働いています。
高山先生は、私の人生に一筋の光を与えてくれたロールモデルです。
実際にお世話になったのは大学の英語の講義のみですが、とても心が広く、おおらかな人柄も尊敬しております。
そんな高山先生もまた石川やあやかさんと同じように聴の世界で育ち、大学に入ってから手話やろう文化を知りました。かつては情報保障がない時代、ノートテイクも自ら探さなければならず苦戦されたようです。
それでも木村晴美先生や森壮也先生をはじめとするロールモデルがいたから、ひとりのろうソーシャルワーカーとしてここまで活動できたというお話を伺いました。
先生からこのようなお話を伺い、先生が多くのロールモデルと出会い、私たち若い世代を励ましてくださるように、私たちも次の世代を応援していきたいと強く思いました。
このプロジェクトも早瀬憲太郎さんが監督した映画『ゆずり葉』のように、多くのロールモデルを生み出し、次の世代へと受け継いでいけることを願っています。
高山先生、お忙しいところありがとうございました。