今回のHitoe L-zip Lは3代目です。これまでのHitoe L-zip Lの軌跡をご紹介します。
Ver.1(2018)
SYRINXの財布は、この初代L-zip Lからはじまりました。
SYRINXをプロデュースする佐藤は、当時、他の長財布を使用していましたが、その厚さが気になり、もっと薄い長財布がないか探していました。しかし、どれも造りが薄いだけで、収納すると分厚くなるものばかり。硬貨も含め、たっぷり収納しても薄い長財布は皆無でした。
「だったら自分で理想の財布を作ろう!」
そして、デザインしたのが初代のHitoe L-zip Lでした。
硬貨とカードが重ならず、鍵なども入るマルチポケットを備え、Makuakeで発表するといきなり700個を超える予約を頂きました。その後、開催した未来ショッピングでは1500個を超え、当時の財布のクラウドファンディング国内歴代1位の金額を達成しました。
Ver.2(2020)
二代目L-zip Lは、その前に発表した短財布L-zip Sが切っ掛けです。
ダブルファスナーを採用したL-zip Sの浅いコインポケットは、事前の心配を他所に、ネガティブな声は寄せられず、「使いやすい」というポジティブな評価しかありませんでした。
そこで閃きます。
長財布のコインポイケットを同様に浅く、マルチポケットをカードポケット変えれば、カード収納力が倍になると。
そうして誕生した二代目L-zip Lは、Makuakeでのクラウドファンディングで、前作を超えるご予約を頂きました。
Ver.3(2021)
三代目の前に、実はVer.2.1が存在します。
お客様から寄せられた声を活かし、スライダーが下辺に2つ並ぶようにマイナーチェンジしたモデルです。スライダーが下に2個並べば、一つのファスナーですべてのポケットを使うこともできます。しかし、紙幣噛みを防ぐためにサイズは少し大きくならざるを得ませんでした。
「機能を付加するために肥大化すること、それはSYRINXの方向性と違う・・・」
そう悩んでいたとき、1点「思ったよりサイズが大きい」という理由で返品がありました。
Ver.2.1も通常の長財布より一回り小さいのですが、それでも十分でないことを、この時、お客様から教わり、迷いは確信へと変わります。
そして、180度発想を転換します。
「スライダーを下に回り込ませるのでなく、逆に横で留めれば・・・」
そうして、L型ファスナー長財布として国内最小サイズ、紙幣も噛みにくく、カードが20枚収納可能な三代目L-zip Lへと進化しました。