【12/7 更新 応援コメントをいただきました】
Equal, PATHオーナーパティシエ 後藤 裕一さんから素敵な応援メッセージをいただきました!
「バターのいとこ」をはじめ今回ホエイを使ったお菓子の開発に力を貸してくださっています。
こちらからぜひご覧ください!!!
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【11/22 更新 ストレッチゴールを設定いたしました】
〈目標達成〉
みなさまからのたくさんのご支援により、募集期間のちょうど半分が
経過した11月19日にクラウドファンディングの目標金額150万円を
達成いたしました!!
あたたかいご支援をありがとうございます!
みなさまからの応援メッセージには、私個人を応援してくださる方、
より魅力的なチーズを待ってくださる方、チーズづくりが続く世界を
応援してくださる方と様々で、那須の森のスタッフ一同大変勇気づけられました。
本当にたくさんの方が、ホエイの課題に目を向けてくださり
嬉しい気持ちでいっぱいです。それだけたくさんの方々に乳業界、
チーズ業界は支えられているのだと感じました。
クラウドファンディングは12/13まで続きます。
そこで、さらなるホエイ活用に向け、ネクストゴールに挑戦します!!
〈ネクストゴール〉
ネクストゴールは、+100万円の目標金額250万円です。
追加募集の金額は、保冷車の購入金額に当てさせていただきます。
<保冷車の必要性>
ホエイには、生きた乳酸菌が入っています。そのため冷蔵温度(5℃以下)
でないと乳酸発酵が進んでしまい、ホエイが酸っぱくなってしまいます。
これがホエイの活用を広げる際の大きな課題の一つです。
那須の森では、今回のクラウドファンディングで導入する冷却タンクで
ホエイを急いで冷やして保存します。
そうして調整したホエイを乳酸菌が動き出さないようしっかり冷却した
状態で運搬します。そのためには保冷車が必要になります。
まずは那須の森でのホエイ廃棄ゼロを目指します。
そして、ゆくゆくは近隣のチーズ工房のホエイの運搬にも活用できるよう
一歩一歩進んでいきます!
引き続き、応援・ご支援をよろしくお願いいたします!!!
〈リターンの追加〉
ネクストゴールに向け、3つのリターンを追加しました!
詳細はリターン欄をご覧ください!
工房でチーズを美味しく楽しく学ぶ会
美味しいチーズを食べながら、チーズのことを学べる体験型!
お帰りの際は好きなチーズを2種お土産にお持ち帰りいただきます。
那須の森の看板商品と組み合わせた2種類のチーズが1/4セットに!
○那須の森熟成チーズ1/4ホール 2種セット(那須ブラウンVer.)
○那須の森熟成チーズ1/4ホール 2種セット(ブリー・ド・那須Ver.)
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初めまして!チーズ職人の安田翔吾と申します。
栃木県那須塩原市にある「チーズ工房那須の森(以下那須の森)」で
工房長として日々チーズづくりをしています。
チーズを作る過程で副産物として大量に出るホエイを、小さな工房では
活用できず「もったいない」と思いながら廃棄しています。
このホエイ問題は、全国の工房でも同じように悩んでおり、
業界全体の課題となっています。
そんな現状を解決するために、那須の森では他の企業とタッグを組み
大量のホエイを活用するプロジェクトをスタートしました!
ホエイが活用できれば、その恩恵が多くのチーズづくりにつながり、
個性豊かなチーズが日本にもっと広がるようになります。
みなさんにはそんなホエイ活用の仕組みづくりを知っていただき、
ぜひ応援していただけたらと思っています!
今回は、ホエイを活用するために必要な機材や開発費用をご支援いただきたく
クラウドファンディングを立ち上げました。
改めまして、安田翔吾と申します。
|きっかけはテレビの放牧風景
非農家の育ちではありますが、中学生の頃たまたまテレビで見た放牧景色を
見て『なんて綺麗なんだ!』と衝撃を受けました。
自分で選択した自由を手にしたいと思っていた僕にとって、放牧酪農はまさに
自由の象徴に見えたのです。そこから興味を持ち、放牧酪農を学ぶためには
まず北海道だ!と思い立ちました。
その後北海道大学 農学部へ進学し、在学中は、放牧酪農の研究しながら
酪農家さんの元で研修を受ける日々を送ります。
|チーズをめぐる修行旅
そうしているうちに、小規模な放牧酪農をしながら自分で乳製品も作りたいと
思うようになります。いろんな乳製品の加工を経験する中で
一番興味深かったのがチーズ作りでした。
チーズをつくる人は職人と言われるだけあって、手作業・感覚の部分が多く、
理想のチーズをつくるのに試行錯誤します。ミルクを使ってチーズを表現する、
それがとても面白く、奥深く、ハマってしまったのです。
大学3年生の時に、チーズの修行をするために1年休学をし、日本全国や
海外で酪農研修の旅に。中でもイタリアでの美しい放牧景色のもとでの
チーズづくりが今でも忘れられません。
|「景色」と「幸せな時間」を届けたい
将来、私は自分の工房を持ち、憧れていた放牧景色の元でチーズ作りをしたいと
思っています。目指せ4年後です!
酪農とチーズを通じて「美しい景観」と「美味しいから生まれる幸せな時間」を
つくり、みんなと楽しめる場所をつくること、それが私の夢です。
|酪農が盛んな那須にある小さな工房
那須の森は、本州で1番の生乳生産量という酪農が盛んな地域である那須にあります。
2008年に創業し、3人体制でスタートしました。
そして、2019年に新しい工房へ移り、現在スタッフ8名で、
メイン6種類のチーズを製造しています。
那須の森のチーズは比較的クセが少なく食べやすいのが特徴です。
「チーズ工房那須の森」は1人の職人がチーズを作るのではなく、
スタッフみんながチーズを作り、活躍する工房です。
スタッフの8割が女性で、みんな違った経歴を持ちながらも次第にチーズに
興味を持ち、今のチームができました。
そんなユニークなチームで作ったチーズが、国内のチーズコンテストで
何度も受賞し、チーズの世界大会ワールドチーズアワード(WCA)では
工房の看板商品である「森のチーズ」がTOP10に入賞しました。
今日もみんなで楽しく真剣に、より美味しいチーズ作りに励んでいます。
|チーズはミルクを未来に届けるもの
酪農は元々、米や野菜の育たない地で始まりました。作物は育たないが草はある。
そんな人間が利用できない草を牛は栄養豊富なミルクに変え私たちに与えて
くれていました。これが乳牛のすごいところであり、酪農の魅力の一つです。
ところが、せっかく草からできた栄養豊富なミルクも期限は1週間程と短いものです。
そこで我々職人がミルクをチーズにすることで、その栄養を
3ヶ月、6ヶ月、1年と保存することができます。
「牛が草を価値ある乳に変え、職人はその価値をチーズとして未来へ届ける。」
熟成の力でさらに美味しく、より栄養価値の高い食べ物へ変化させます。
私は、そんな職人としての仕事に誇りをもっています。
|チーズになるのは生乳の10%
しかし、職人の力を持ってしても生乳のうちチーズとなるのは10%ほどです。
残りの90%はホエイとなり、そのほとんどが廃棄されています。
ホエイは化粧品やプロテイン用にパウダー加工されることが多いですが、
それには大規模な設備投資が必要になります。
那須の森のような小さなチーズ工房ではホエイをパウダーにすることは残念ながら
現実的ではありません。多くのチーズ工房ではホエイを活用できず、
「もったいない」と思いながら廃棄しています。
そして、有機物をたくさん含むホエイを廃棄するのには経済的な負担や環境的負荷が
かかっているのが現状です。
|ミルクの価値を活かし、ホエイ活用の文化をつくる
ホエイを活用することは、ミルクの価値を活かしきることにつながります。
私はチーズ職人として、牛が草から与えてくれたミルクの価値を余すことなく
使い、未来へつなげていきたいと思っています。
職人がこの先の未来もチーズをつくり続け、日本のチーズがより広がり、
根付いていくためにはホエイの活用は大きなテーマなのです。
|スタートしたホエイ活用
これまで那須の森では、パン屋KANEL BREADでホエイブレッドとして
ホエイを原料に使っていただいたり、アジア学院の豚に与えてホエイ豚に
したり、Don Bravoでピザ生地の原料にしていただいたりとホエイを
使い切る仕組みづくりを少しずつ始めています。
|那須発のブラウンチーズを
そして今回は、バターの副産物であるスキムミルクの活用を行なった
「バターのいとこ」とコラボし、ブラウンチーズをつくっていきます。
ブラウンチーズは、ノルウェー発祥のホエイを煮詰めて作るチーズです。
キャラメルより少ししょっぱく、砂糖不使用なのに不思議なくらい甘い、
味わったことがありそうでない独特な味、それがとても美味しいんです。
|ブラウンチーズがつくる新たな価値
ブラウンチーズは、ペースト状から擦りおろしができるほどの硬さまで、
幅広い形状にできる特徴があります。
ホエイを一度ブラウンチーズに変えれば、保存が効くようになったり、形状を
変えることができるようになるのでホエイの活用の幅が広がります。
ブラウンチーズをお菓子の原料とすることで、より食べやすく馴染み深いものに
していきます。ホエイを加工することで新たな価値をのせ、利用の可能性を
広げていきます!
|ホエイを活用しきる!
今回のプロジェクトの目的は「ホエイを活用すること」です。
「ブラウンチーズをつくること」はそのための手段のひとつです。
ホエイから特定の商品を作ることがゴールではなく、
・どうすればホエイの廃棄をなくすことができるか
・どうすればチーズ業界全体の課題を解決できるか
この課題解決こそが大きな目的です。
大量のホエイの廃棄を無くすには、従来のホエイの活用だけでなく、ホエイに
新たな可能性を見出し、新たな価値を生み出す必要があります。
それは一つの工房だけではなかなか達成できません。
|欠かすことのできない仕組みづくり
全国には那須の森のようなチーズ工房が約350件あります。
まずはこのプロジェクトの過程を通して、チーズを食べるお客様、チーズを扱う
会社、レストランの方々、お土産業界、お菓子業界の方々にホエイの課題を
知っていただきたいのです。
|共創し、より大きな流れを
そしてこのプロジェクトを、ホエイの活用って面白いな!やってみたいな!と
思っていただけるようなものに。さらに、ここでは何かできないか?あそこで
は何かできないか?とホエイの課題について考え、一緒に取り組んでいく流れを
つくっていきたいと思っています。
|未来のアイデアの可能性
そこからブラウンチーズだけでなく新たな商品が生まれたり、画期的なアイデアに
よってホエイが活用されるようになればいいなと想像しワクワクしています。
それをまたさらにみんなで共有し、使えるようになればさらにホエイの活用は広がります。
みなさんにはそんなホエイを活用していく仕組みづくりの第一歩を応援して
いただきたいのです。そのためにクラウドファンディングといった手法を
とらせていただきました。
1.チーズ職人が活躍できる世界がつくれる
ホエイが活用されると、チーズ工房にとっては新たな収入源となったり、
チーズを作る上でのコストを下げることにつながります。
それによってよりチーズづくりをしやすい環境が出来上がります。
各地域にいろんなチーズ工房ができたり、今あるチーズ工房がより新しい
チーズに挑戦できるようになることで「職人が活躍できる世界」がつくれます。
2.より届けやすく、より楽しめるチーズが生まれる
個性豊かな職人が増えれば、個性豊かで想いの詰まったチーズが生まれます。
そしてその最高なチーズが、「より届きやすく、より楽しめる」形で、
応援してくださるみなさんに還元できるようになります!
3.環境負荷を下げ、持続可能で豊かなチーズ文化が生まれる
ホエイを活用しきる=ミルクの価値の最大化=持続可能で豊かなチーズ文化を
つくることができます。
そんな酪農全体の明るい未来も想像し、創造していきます!
支援金はホエイを冷却するためのタンク費用と、開発費用に当てさせていただきます。
・ホエイ保存用冷却タンク購入設置費・・・120万円
・ブラウンチーズ試作開発費・・・30万円
サンクスレター
工房から感謝の気持ちを込めてお手紙を送らせていただきます!
ご来店時に使える「お礼チケット」と3種のチーズセットを合わせて
3パターンご用意しました!
○お礼チケット、那須の森3種のチーズセット(森のチーズVer.)
○お礼チケット、那須の森3種のチーズセット(那須ブラウンVer.)
○お礼チケット、那須の森3種のチーズセット(ブリー・ド・那須Ver.)
工房ご招待チケット&那須の森チーズ全部セット
チーズ工房那須の森へご招待させていただき、工房をスタッフが
ご案内させていただきます!(日程は改めてご相談)
森のチーズ 長熟 1/2ホール
世界最高峰のチーズコンテスト:ワールドチーズアワード(WCA)で
最高の賞であるスーパーゴールドメダルを獲得したチーズをお送りします!
長期熟成による旨味、芳醇な香りをワインなどと一緒にお楽しみください。
森のチーズ 長熟 1ホール
那須の森の看板商品を夢の1ホールで!!!
丁寧に磨かれたチーズはまさに芸術的な一品です。
誕生日や記念日など、特別な日に合わせてお送りさせていただきます。
多種多様なチーズが日本に、そして地域に長く根付くためには、ホエイの活用が
欠かせません。
ホエイが地域にあった形で活用されるようになれば、ミルクや
チーズの利用の幅もより広がってくるはずです。
自然の恵みであるミルクを余すことなく使い切り、
チーズをつくる人・チーズを食べる人、そしてチーズに関わる全ての人が笑顔に
なれるようご支援よろしくお願いします!
<プロジェクトオーナーについて(特商法上の表記)>
■特定商取引法に関する記載
●販売事業者名:株式会社チーズ工房那須の森
●運営責任者:山川 将弘
●事業者の住所:〒325-0114 栃木県那須塩原市戸田738-4
●事業者の電話番号:0287-73-5420
●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、
共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。
●乳製品製造業 栃木県指令北保40010456号
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、
計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る最後のご報告とご挨拶
2023/03/27 19:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
ついに保冷車が!!!!
2023/03/02 18:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
ブラウンチーズが完成しました
2023/02/28 19:00みなさん、こんばんは。今日は完成したブラウンチーズの紹介をさせていただきます。(ブラウンチーズができるまでをまとめた記事はこちらから)ホエイの活用として、一足先に馴染みやすいお菓子としてGOODNEWSから発売された「BROWN CHEESE BROTHER(ブラウンチーズブラザー)」。(紹介した記事はこちらから)お菓子ではなく、そのままでも楽しんでいただけるよう準備を進め、昨年の「JAPAN Cheese Award 2022」で最優秀部門賞をいただいたブラウンチーズ。レシピを教わり、ホエイの調整試験、ブラウンチーズの試作試験、原料として量産化、クラウドファンディングの応援で購入したタンクの導入。ひとつひとつ沢山の方の力を借りながら完成に至った商品です。今まではあまり見出されていなかったホエイの価値が掘り出された「森の玉手箱」のようなパッケージになればとデザイナーさんが作ってくださいました。何回かに分けて食べる方が多いと思うので、冷蔵庫を開けるたびにせっせとホエイを煮る小人が目に入り、嬉しくなるような仕上がりです。キャラメルのようでほんのり甘酸っぱい美味しさは薄くスライスしてパンと一緒に食べたり。アイスクリームにトッピングしたり。お菓子や料理の材料としてもお楽しみいただけます。まだまだ数に限りがあるので、現在はチーズ工房那須の森かSOFTCREAMSTANDでの店頭販売のみですがお近くにお立ち寄りの際はぜひお試しいただけたら嬉しいです。沢山の方に手に届けられるよう頑張っていきます! もっと見る
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