「1番近いイタリア2021秋号(vol.8)」刊行
なんと、早2周年。
イタリア好きが高じて年に4回発刊する雑誌「1番近いイタリア」も、愛読してくださる皆様の応援のおかげで、積み重なるもので、今号でついに8号となりました。
2021年秋号、今回のテーマはピエモンテ州です!
巻頭エッセイは「ランゲの丘」、2019年に走ったバルバレスコマラソンを舞台に、
生産者取材インタビューでは、長野県小布施町の工藤陽輔さんのストーリーを、
マンマ直伝レシピ集は、小布施のカブを使って、9品のイタリア料理のレシピを、
書評は須賀敦子さん『霧の向こうに住みたい』から、
そして編集後記は、「バッターボックスに立ち続けて」と題し、今までのイタリア滞在を経て感じたことを綴りました。
〜編集後記より抜粋〜
なぜこうなのか。もっと上手くやれる方法はないのだろうか。ところが、振り返っても良い方法が思い当たらないのだ。ルールと常識のもとで計算をして生きるには、不合理、不便、不確実に溢れすぎているからだ。
それならば、バッティングのシュミレーションを沢山するよりも、バッターボックスに立ち続けるのが勝ち筋だ。アウトの残り数が減るのではなく、ファールの数だけ得点に近づくゲームだからだ。
そんなメチャクチャなゲームに1つだけ鍵があるとすれば、それは、この社会の根底にある「人を信じる心」だと思う。優しいランナーコーチがいて、何層もバックネットがあるから、何度もバッターボックスに立つことが出来るのだ。
(略)
さて、今号で「一番近いイタリア」もちょうど2周年。皆様の温かい声援に支えられて、ようやく8回、空振り出来た。
無論、しぶとく来年もバッターボックスに立ち続ける。いよいよ来年は、イタリアからのお届けだ。お楽しみに!
〜〜〜
「1番近いイタリア」がクラファン限定リターンに
【雑誌「1番近いイタリア」年間購読+バックナンバー1冊 5000円】
春夏秋冬で年に4回、自費刊行する季刊誌「1番近いイタリア」の年間購読。
テーマの州×食材を題材に、旅のエッセイ、料理レシピ、農家のインタビュー取材、論考などが詰まった雑誌です。
このリターンでは、クラファン限定で、年間購読(4冊)に加え、バックナンバー1冊が送られます。
「1番近いイタリア」とは
https://piuvicinoaitalia.stores.jp/
日本の食材でイタリア家庭料理を楽しむ通信。
遠い地の高級食材を使うのではない。
地元の恵みをたっぷりと頂く。
美味しい部分だけ食べるのではない。
皮も茎も全部美味しく食べる知恵がある。
お金をかけるのではない。
手間をかけ、愛情を込める。
そんな自然体なマンマの料理の美味しいこと、美味しいこと。
何を食べてもしっかりとした味があって、温かくて、これを’豊かさ’というのだと、ハッとしました。
そんな愛するイタリアの、各地のマンマに教わった知恵と文化を、日本の皆様に日本の食材でお送りします!
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残り1か月を切りました!
想いを形に。このクラファンも、残り1か月を切りました。
一人でも多くの皆様と、イタリア全20州を訪ねる旅を、一緒に楽しみたい。
まだ見ぬイタリアの等身大の景色、チャーミングな人々のエピソードとハプニング、そして美味しくて豊かな食。
一緒に共有しながら3000里、まわれたら嬉しいです。
どんな形でも応援が力になります。
皆様、応援どうぞ宜しくお願い致します!