最後の活動報告です。クラファンも残すところあと14時間ほどです。
先日、撮影した山奥の珍しい映像をご紹介します。
北タイの山奥で暮らすカレン族の人々は現金収入を得るために、代々受け継いだ象を連れて自分自身も象の飼育調教師として、観光地で出稼ぎ労働を続けてきました。しかしコロナ禍で村に戻ったことを契機に、自分たちの地域や暮らしを大切にしたいという思いをもつ人々が現れ始め、象とともに村に残る選択をする人々も出てきました。
この動きを支援する海外の団体も増え始めています。
こうした動きはコロナ以前にはなかったことで、画期的な出来事です。しかし、ことは簡単ではありません。娯楽的な象観光で利益を享受していた人たちからの反発もあります。これからどんなことが起こっていくのか...。私たちは撮影と映画づくりを通して、しっかりとその動きの目撃者になろうと思っています。
今回のクラウドファンディングは2023年の映画完成の目標への序章であり、撮影と制作はまだまだ続きます。実はこの2週間ほどで、ここ現地でもさまざまな出会いと動きがありました。
そうした中で私たちは映画制作だけでなく、アジア象と象を守る人々、そしてその背景となる自然を守る活動を今後、日本人として支援していくことにしました。この新しい支援活動も準備が整い次第、ご報告させていただきますので、皆さんにもぜひ参加していただき、世界の人々とともに持続可能な未来に向けて小さな変化を起こしていければ嬉しいです。
今回のクラウドファンディングの終了まで残りわずかですが、ぜひご支援、応援をお願いしたく思っております。どうぞよろしくお願いします! 奥野安彦