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日本最古の浦嶋伝説が残る「浦嶋神社」が危機に直面

浦嶋太郎のモデルとなった浦嶋子祀った京都伊根町にある神社です。当地域における浦嶋伝説は人口減少著しい伊根町にとっても貴重な観光資源でもあります。どうか皆さんのお力で由緒ある文化的かつ歴史的価値の高い当神社の再建を機に、過疎が進行する当地域とコロナ禍により疲弊した町への観光へ活力を与えて下さい。

現在の支援総額

1,663,066

4%

目標金額は40,000,000円

支援者数

106

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2021/10/29に募集を開始し、 106人の支援により 1,663,066円の資金を集め、 2022/01/15に募集を終了しました

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日本最古の浦嶋伝説が残る「浦嶋神社」が危機に直面

現在の支援総額

1,663,066

4%達成

終了

目標金額40,000,000

支援者数106

このプロジェクトは、2021/10/29に募集を開始し、 106人の支援により 1,663,066円の資金を集め、 2022/01/15に募集を終了しました

浦嶋太郎のモデルとなった浦嶋子祀った京都伊根町にある神社です。当地域における浦嶋伝説は人口減少著しい伊根町にとっても貴重な観光資源でもあります。どうか皆さんのお力で由緒ある文化的かつ歴史的価値の高い当神社の再建を機に、過疎が進行する当地域とコロナ禍により疲弊した町への観光へ活力を与えて下さい。

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それでは宮司による講演 『 浦嶋の歴史と物語 』主催 伊根町文化協会 後半編スタートです。

後半編は浦嶋子伝記に描かれた絵巻の部分にスポットを当て、そこを拡大したスライドを見ながら、当時の文化や風習を検証していきます。


先ずは浦嶋子が住んでいた風景にスポットを当てたスライド。


松が生える海岸の向こうには、嶋子が漁をする海が見えます。

そして今も現存する雲龍山・布引の滝が既に描かれています。


物語は既に始まっています。


浦嶋子は漁に出るため浜に出ました。


嶋子の姿を拡大して見てみます。


宮司の解説によると色の付いた服を着て履物を履いている事から高貴な人物であったと予測される、と。

そして船に乗り込み釣りに出かけます。

細かい所まで描写してあります。

特に波なんか細かく描かれていると。

当時と今の地形はかなり変わっているでしょうが、日本海ですからそんなに波は当時から穏やかでは無かったかな?


そんな事が理由かどうかわかりませんが、描かれた波を見る限り、今も昔も伊根湾のように穏やかな海では無かったと予測されます。


しばらくして浦嶋子は五色の亀を釣り上げます。


釣り上げた珍しい亀を見ている内に浦嶋子は眠ってしまい、目を覚ますと。


亀の姿はなく、そこには一人の女性がいます。


彼女は名を乙姫(亀姫)と言い、以前からお慕いしていました。

私と一緒に、私の国で一緒に暮らしましょうと浦嶋子を誘います。

そして船で乙姫の住む常世の国へと向かいます。

行く途中に当時の海岸での風景が描かれています。

岩場に居る釣り人と飛び交う鵜。

宮司の説明では、鵜は神の使いと信じられていた。

また、黄泉の国に誘う鳥とも言われていた等、諸説あるようです。

こちらは海で洗濯している漁師の夫婦でしょうか?

講演内容の記憶が段々と曖昧になってきてすいません。

そうしている内に乙姫の住む国に着きます。

浜に船が描かれている意味は、船でないと行けない国を強調しているのかもしれないとのこと。

そして砂浜の向こうを常世の国として描いているのでは?との事です。

常世の浜に船を着けた状況が描かれ、そしてここでも飛んでいる鵜が描かれています。

そしていよいよ乙姫の屋敷に案内されます。

家の者に連れて来たことを伝えて来ますのでこちらでお待ち下さいと言われて待つ浦嶋子。

そしていよいよ屋敷の中へ案内されていきます。

屋敷の描写から見てもかなり位の高い高貴な人物が住む屋敷と思われます。

そして両親に紹介され2人は結婚することに。

結婚する時の正装が描かれています。

2人がいる場所はタカミヤグラ(高見櫓?)と言われている場所だそうです。

そして不老不死の様々な薬を飲みながら修行もしている描写だそうです。

中には葡萄酒もその中の一つにあったそうです。

不老不死の薬と言えば、同じ町内の新井崎神社は不老不死を求めて渡来して来た徐福を祀る新井崎神社があります。

また、屋敷の中での暮らしは優雅で時には楽団による演奏(雅楽や能)もあったのではと。

確かに現在も使われる楽器が細かく描かれています。

そうこうしている内に浦嶋子は両親をはじめ家の者に何も伝える事なく、長らくここに居たので一度帰りたいと申し出ます。

引き留められましたが、浦嶋子の固い決心に根負けした乙姫(亀姫)は、私を忘れないようにこの玉手箱を持っていってと渡します。

でも向こうでは絶対に開けないでくださいと言います。

この辺りの話は現代の浦嶋太郎の話とよく似ていますね。

そうして玉手箱を持って浦嶋子は故郷に帰ります。

景色の変わりように戸惑いながら浦嶋子は川で洗濯している老婆に尋ねます。

この辺りに浦嶋子という者の家があったと思うのだがと。

聞かれた老婆は、確か300年程前の言い伝えで、浦嶋子という方が海に出たまま帰ってこなかった話を聞いたことがあると伝える。

そして屋敷があったと言われている場所に向かうとそこには一本の杉が生えていました。

まさかあれから300年の月日が流れていたとは信じられない。

途方に暮れた浦嶋子は生家を失った悲しみと乙姫を想う寂しさから、こちらで開けてはならないと言われた玉手箱を開けてしまいます。

すると中から白煙が立ち登り、乙姫のいる常世の国に誘うかのように白煙が流れていく。

それを追って行く浦嶋子はみるみる内に白髪の老人となり、遂には生家のあった一本杉の元で亡くなった。

話を聞いた住民達はそこに浦嶋子を祀る事にします。

拡大して見ると横には酒甕が置いてありますね。

こうして布引の滝の麓にあった一本杉の所に浦嶋神社が出来、創祀されるようになったと聞きます。

当然、そこが浦嶋子の生家であったと言い伝えられています。

以下の描写は神社で行われた祭りの様子が随所に描かれています。

以上はお祭りをしている人達の描写です。

お祭りを見ている人も絵巻の中に描かれています。

お祭りを見に来た人達も描かれています。


神社では当時の力士が呼ばれたり、中では実際に相撲を取ったりしています。

現在80代後半の方々が小学生の時もよく神社内にあった土俵でよく相撲をした思い出があるとおっしゃっていました。

また、流鏑馬等も行われていたようです。

実際に現在の神社の近くには馬場先等の大字名が多くある事から、当時はかなり大きく有名な神社だった事がうかがえます。

絵巻には祭りを見に来る高貴な来客の様子も描かれていますね。

↑ 丹後国、浦嶋大明神みたいな事が書かれていますね。

かなり高貴な方が見に来ていたと推測されます。


後半は長くなるのと、記憶が曖昧になって来たのでかなり端折った説明になりました。

宮司の絵巻き解説も、実際に神社に来社された折に生でお聴き頂ければ、当時の世界にタイムスリップした気分になれるかと思います。

その際には、これを見て少し予備知識を入れておけば、更に奥深い絵解きが体験できるかな?と思います。

絵解きの醍醐味は宮司への質問や、歴史談話のやりとりもかなり奥深い楽しみ方となります。(かなり上級編となりますが。)

以上、長くなりましたが後半編の活動報告に代えさせて頂きます。

最後までお付き合いくださりありがとうございました。

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